脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

10月の右脳訓練ー上州温泉巡り(水上と四万)

2022年10月31日 | 私の右脳ライフ
(今日の投稿は全くの私的備忘録です。申し訳ありません)
夫が初めて旅行の計画を立てて、宿を予約しました!
稀代の方向音痴ということが関係あるのかないのか、夫は行先は決めるものの、その後はすべて私の担当ということで夫婦の歴史は積み重ねられてきました。
一方で、宿や食事については好みというか一家言あって、評価が厳しい。
今回、旅のオファーがあった時に「行先も宿もお任せ。絶対文句は言わないから」ということで、すべてお任せにしたのです。
やればできるものですね。
候補に四万温泉の名前が挙がって期待が膨らみます。一度も行ったことがないうえに、四万温泉の積善館は『千と千尋の神隠し』の湯宿のモデルの一つですから「行きた~い」
さらに北の水上温泉と、南の伊香保温泉合わせて3泊の上州温泉巡りということになりました。ちなみに私は水上温泉(谷川岳)と伊香保温泉(榛名湖)は訪れたことがあります。同じ目的地でも時も季節も違えば楽しみもまた違うはずです。
出発の朝、ちょっと検索してみると赤城山の紅葉が見ごろという情報が見つかり、そのページを見せて立ち寄ることを誘ってみました。その時は「いいね」といったのですが、いよいよ関越道に入り群馬県が近づいてきたら、紅葉の赤城山は関心外。理由はありました。「明日は谷川岳に行くのだから、今日は直接水上まで行く」
私は、承服できませんが運転は夫ですから…案の定、水上温泉ホテルジュラクには早すぎてチェックインができない時間に到着してしまいました。
屋上庭園から谷川岳を望む。部屋の眼下には利根川が。
「このホテルは、いろいろな予約サイトで評判がいいから選んだ」という夫の言葉通り、スタッフのキビキビした対応や細かいところにも心配りが感じられました。帰宅後の情報ですが、予約サイトのジャランでグランプリを獲得したそうです。
お部屋のコーヒーは豆を引いてドリップする方法で、私はホテルでは初めて経験しました。広いフリースペースではイラスト展開催中。ゆっくり読書もできるようになっていました。
夜はエレキギターのコンサート。ちゃんと高齢者向けでしたよ。

食事も屋上のお庭も楽しみ、翌朝さあ、谷川岳。
ロープウエイ土合駅までの車中でまたひと悶着。ロープウエイで上がった後、そのままリフトに乗るものと思っていたら「さらに上がれば、寒い。風も強いだろうし」とリフト拒否派が出現。「風が強かったらリフトは動かないから動けば大丈夫」というリフト容認派と意見が折り合わず「まあ上がったところで考えよう」ということになりました。
結末は、案ずるより産むがやすしで、ロープウエイで頂上駅に到着した人たちはみんなそのままリフト乗り場に進んでいきますから、その流れに乗ればリフトに乗れることになっていました。いずれにしても頂上駅からはみんなリフトに乗り換えていて、風もなく寒くもなかったので、特別の協議は不要でした。
昨日の赤城山を補えそうな(多分。何しろ行ってないので正確には言えません)、青空と紅葉を堪能。どこから見ても山の稜線と青空がくっきりと見えるのです。案内板と目に見える山をひとつひとつ確かめられるほどの天気のよさです。360度の眺望に息をのんでいると、なんと富士山が見えたのです!内心は大声を出したい気持ちでしたが、あんまり大きな声を出さずに「富士山が見えますよ」と周りの方たちに知らせました。そうしたら。10回くらい谷川岳に登った人が、「一度も見たことがない」というくらいラッキーなことらしいです。何かうれしくて興奮してしまいました。やったぁ~。
そうそう、この時も夫との感覚の違いに驚かされました。「そりゃあ、富士山は静岡から見るほうがきれい。ここからだとまあ形が富士山というだけで」

二泊目の宿は四万温泉。初めて聞いたとき「島温泉」かと思って、海なし県の群馬になぜ「島?」。その答えは四万の病に効能ありというほどの泉質の良さを意味していると教えてもらって以来一度は行きたいと思っていた温泉です。
道中の月夜野にリンゴ街道があって「11代彌平次リンゴ園」という看板にひかれてリンゴを買いました。その折多分12代目を継ぐ青年と楽しくお話をしました。目的を決めたら一筋という夫に対して、私は何でも見てやろう、できればやってみよう精神なので、考えたら一緒に旅をするにはちょっと超えられないほどの溝がありますが、この青年との出会いは二人とも満たされた時間でした。

それから八ッ場ダム。近所にあることがわかってから、寄りたい病発症。
「八ッ場ダム行ってどうするの?」という質問には「何もしないけど、民主党の時に話題になったでしょう。だから行ってみたいだけ」我ながら説得力がないと思いましたが、道の駅二か所に立ち寄ってくれました。天気に恵まれた吾妻川は、それだけで寄った甲斐があると、私は思いました。夫には確認しませんでしたが。
巨大な工費、反対運動、首都圏の水がめなどなど、帰ってから勉強しなおしました。八ッ場ダム

初めて「しまおんせん」の名前を聞いたのはもう20年くらい前になります。
四万温泉といえば積善館。『千と千尋の神隠し』のモデルの一つとも言われているので、私流儀なら泊まりたいに決まってます。夫の第一候補も積善館だったそうですが、残念ながら満室だったとのことで、珍しく特別の疑問もさしはさまれないまま見学に連れて行ってくれました。
私たちが泊ったのは四万温泉入り口の四萬館というちょっと古い旅館でした。井伏鱒二や太宰治が投宿したため文人の宿というキャッチフレーズを持っています。
何より湯量が豊かで、成分が濃いのか蛇口周りは石灰化したもので覆われています。大浴場の他貸し切り風呂が6か所もあり、無料で予約も不要。入り口の札を使用中に掛け替えて中からカギをすればいいという手軽さです。それで内湯と四万川を眺める露天風呂があるのですから、温泉好きにはたまりません。
その中に「おんせんにんぎょの湯」発見!作者の神田さおりさんが長男とご縁があって、制作中の写真がFBで紹介されていました。「なんという奇遇」とさっそく写真を撮って(貸し切りですから)長男に送りました。リンゴ園での出来事といい、こういう予定外の喜びごとが旅を楽しくします。
この旅館は大正期に創業ということで、風格のある日本建築の趣が残っていました。

三日目は、草津によっていよいよ最終目的地の伊香保温泉です。続く。


ハイビスカスにツマベニチョウ(2021年11月沖縄)

認知症に関して理論的に詳しく知りたい方は、以下のブログもお読みください。

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