「帰省の途中で平安時代にタイムトリップ」シリーズの途中ですが、一昨日&昨日決行した青森へのドライブ小旅行のダイジェストです。
私、津軽地方へは、何度か出かけたことがありましたが(直近では22年11月の弘前までの日帰りドライブ:記事)、青森市の土を踏んだのは、青函連絡船とJR(当時は国鉄)の乗り換え3回(つまり1往復半)だけで、青森駅の構内で完結していました。
今回の帰省中に行ってみようかな、という気持ちで「外泊セット」を持っての帰省だったのですが、後押ししてくれたのは、たまたま某旅行サイトから今月のみ有効のポイント 1,000円分を貰えたこと。
よし これを使って青森市まで行ってこよう
ということにしました。
日程は、秋田市のゴミ収集カレンダーとにらめっこした結果、月1度(本宅では毎週なのに…)でなかなかタイミングが合わなかった金属類・水銀含有物(蛍光管など)の収集日の5月22日に出発して、旧友たちとの飲み会が予定されている翌23日の夕方までに帰ってくることにしました。
週間天気予報によると、天候も上々そうで、ホテル
も無事に予約できました。
当初のもくろみでは、メインテーマを「縄文」と「犬」に据え、
【初日】別邸⇒秋田道・東北道⇒三内丸山遺跡 & 青森県立美術館⇒ホテル
【2日目】ホテル⇒八甲田山雪中行軍資料館⇒東北道・秋田道⇒秋田犬会館⇒伊勢堂岱遺跡⇒秋田道⇒別邸
というものでしたが、現地での思いつきや時間的な制約から、【2日目】を
ホテル⇒ねぶたの家 ワ・ラッセ⇒八甲田山雪中行軍資料館⇒東北道・秋田道⇒秋田犬会館⇒秋田道⇒別邸
に変更し、伊勢堂岱遺跡は「また今度」ということにしました。
初日の朝、8:30頃に別邸を出発し、秋田中央ICまでの通り道にある吉野家で朝食を と駐車場にクルマを駐めたものの、その店の営業時間は9:00から
出鼻をくじかれた感じ で、空腹のまま秋田道に乗りました
秋田道の秋田南IC以北は基本的に片側1車線(たまぁ~に追越車線がある)で、制限速度は70~80km/hで、しかも、2度もペースカー(パトカー)に先導されることになり、なんとも低燃費ドライブです。
1年半前に弘前に行ったときから秋田道のミッシングリンクが減ったものの、二ツ井白神IC~蟹沢ICの6kmほどは未開通。
でも、全通は遠くなさそうな印象を持ちました。
で、蟹沢ICから再び秋田道に乗り、ちょいと走ると、「道の駅 大館能代空港」の案内標識があり、レストランのマークも載っています。大館能代空港ICからすぐらしいので、乗ったばかりの秋田道を大館能代空港ICで降りて遅い朝食を摂ることにしました。この辺りは無料区間なので、気軽に乗ったり降りたりできます。
そして、案内標識にしたがって走っていくと、そこは大館能代空港の駐車場
「道の駅」らしきものはありません
駐車場を2周して判ったのは、大館能代空港の駐車場とターミナルビルがそのまま「道の駅 大館能代空港」なのだということでした。
あとになって大館能代空港のHPで知ったところによれば、
空港自体が道の駅となっているのは、他には石川県にある「道の駅 のと里山空港」のみ。
だとか。
のと里山空港といえば、あの地震で大変な所だよな…
で、私はレストランで、秋田の県北(比内地鶏)と県南(稲庭うどん、いぶりがっこ)の名産がコラボした「比内地鶏うどん」を食しました。
食事後、再び秋田道にのり、小坂JCTから東北道に合流し、ようやく片側2車線区間(ただしここから有料)に入りました。
津軽平野の沿線の眺めは、果樹園が広がり、沿道ではニセアカシアが白い花を咲かせ、なんとも和みました
津軽SAで窓拭き休憩をとり、併せて、フォトスポットで岩木山をパチリ
津軽SAから約20分で東北道の終点、青森ICに到着しました。
これで私は、通算で、東北道の全線(約680km)を走ったことになります
と思ったら、小坂IC~小坂JCTの6.4kmは未走破だ
それはさておき、青森ICの長い取付道路から一般道に降りてから、ほんの3分で最初の目的地の三内丸山遺跡に到着しました
青空が広がり、カッコーやウグイスの声が響く中、散策を楽しみました
それにしても、重機のない時代(今から5,900~4,200年前
)にどうやってこんな巨大
な構造物を建てたんでしょ
こんなに太い栗の木を切るだけでも大変だろうに、直径・深さとも約2mの穴を掘るのも、柱を立てるのも、とんでもない労力と知恵が必要だったのでしょうな…
この大型の建物の他にも、中小の竪穴建物が復元されていて、それぞれの形がなんともホンワカしていて楽しいのなんのって
ところで、私が小中高生だった頃には、登呂遺跡のような弥生時代の遺跡は習いましたが、縄文時代のことは、もっぱら土器や土偶のことしか習わなかったような気がします。大湯環状列石のことは習った記憶がありますが、それは例外中の例外でした。
この三内丸山遺跡の場合、なにせ発掘調査が行われたのが1992年だそうで、そりゃ若い頃に習うはずはありません
おっと、この記事は「ダイジェスト」ですから、先を急がねば
ということで、三内丸山遺跡の次のお目当ては、青森県立美術館、それも、「あおもり犬」です。
青森県立美術館は、三内丸山遺跡のすぐお隣、というか、ここも遺跡エリア内でした
上の写真は、「あおもり犬」の展示場に向かう途中にあった「トチの実の加工場」だそうな。
で、「あおもり犬」。展示場までは、案内矢印に従って(館内の展示室では案内図が配布されてました)、階段を下り
、歩き、階段を上り
、歩き、階段を下りて
、ようやく到着です。
ひやぁ
「あおもり犬」は、観覧券無しでも観られるようになっていまして、観覧券を買って、展示室内からガラス越しに観るとこんな感じ。
こちらもなかなかです
青森県立美術館にはもう一点、観覧券無しで観られる奈良美智さんの作品がありまして、それは、八角堂内にいる「Miss Forest / 森の子」。
この作品は、2016年に青森県立美術館の開館10周年を記念して制作されたものとか。
館内にも奈良美智さんの作品がたっぷり展示されていますし、弘前市出身の奈良美智さんと青森県立美術館との良好な関係がうかがえます。
思い起こせば、宮城県美術館には佐藤忠良の、岩手県立美術館には萬鉄五郎、松本竣介、舟越保武のコレクションが充実しています。郷土出身の芸術家への敬意が感じられるのですが、それに引き換え、わが故郷の県立美術館ときたら… と、うんざりする私です
青森県立美術館には、いろいろと感服するところがありましたので、その辺のことは本編で書きたいと思っています。
というところで、「ダイジェスト 初日編」はここまで。
つづき:2024/05/25 1泊2日で青森市にドライブ旅行 【ダイジェスト 2日目編】
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます