気がつくと、今週金曜日には、最後の「THE TOUR OF MISIA」となる(という)「the tour of MISIA 2016-2017 Love Bebop」が開幕します
私は仙台での開幕初日&2日目に参戦予定で、1泊2日の仙台遠征を決行します。
ということは、またもや遠征記ネタができるわけで、9月初旬の奈良遠征記がまだ終わらない現状に、ちょっと焦り気味…
というわけで、「Misia Candle Night 奈良遠征旅行記(3日目・その3)」のつづきです。
「第60次式年造替」が佳境に入っていた春日大社、ホント、色鮮やかでした。
このとき、御本殿の修復の間、御祭神たちは 本殿脇の「御仮殿(移殿=うつしどの)」に仮住まいされていたそうで、
「特別参拝」すると、この時期だけの特典として、物理的にかなぁ~りお近く(数m)から参拝できます。
もっとも、神様から近ければそれだけご利益が大きいという保証はありませんけれど…
春日大社御本殿といえば、丹塗りの柱が印象的な廻廊をイメージしますが、御本殿全体が同じように囲われているかといえば、そうじゃない ってことを今回知りました。
廻廊の外側、北東に「御蓋山浮雲峰遙拝所」があります。
ここは、
武甕槌命様が白鹿の背にお乗りになり天降られた神蹟 御蓋山の頂上 浮雲峰の遙拝所
神護景雲2年(768)に御本殿が創建される以前に鹿島・香取・枚岡の神々様が御鎮まりになる神奈備として崇められ現在も禁足地として制限されている
という神聖な場所。
ただ、ここから御蓋山(三笠山)の頂上、浮雲峰を拝見できるかというと、、、、
目の前には原生林が広がるのみ…
もっとも、神様(ご神体)は見えず、そのいらっしゃると思われる方向にお参りするのが、普通の神社での参拝なわけで、「御蓋山浮雲峰遙拝所」もその基本通りと言えるのでしょうねぇ
ところで、二つ上に載せた「御蓋山浮雲峰遙拝所」の写真を見て何かに気づきませんか?
春日大社御本殿の周りには、「丹塗りの柱」が目に鮮やかな廻廊がめぐっているのですが、この塀は…
実にシンプルというか地味な築地塀です。
説明板がありました。
春日大社の大宮は東・西・南・北廻廊に囲まれているが、この東北角だけが板葺の築地塀になっている。
正倉院御物の『東大寺山堺四至図』にあるように古代春日大社の大宮は四囲を築地塀で囲まれていたが、平安時代の治承3年(1179)に築地塀は現在のような廻廊に改築された
ただ東北(丑寅)の方角にあるこの部分は鬼門にあたるため廻廊への改築を免れたと伝えられている
尚、この築地塀は御本殿に属するもので 御蓋山浮雲峰遙拝所は御本殿から東南東となり鬼門とは関連しない
だそうで、でたぁ~ 鬼門、丑寅
このブログでは「お馴染み」のネタの登場です
と、盛り上がったところで、今夜はおしまい。
明日かあさっての「その5」で、「Misia Candle Night 奈良遠征旅行記」を完結させるぞ
つづき:2016/11/30 Misia Candle Night 奈良遠征旅行記(3日目・その5・最終回)