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日本には優待がある”ご馳走レシオ”復活?(資本市場)

2018-02-10 | 今日の東京市場
理レター
2月10日

皆様、お世話になっております。米株急落に始まった今回の株価急落。まだまだ落ち着きそうにありません。ダウは1週間で5%、日経平均は8.1%、DAXは5.3%下落。日経平均は上り坂には弱いですが、下り坂はぴか一です。それにしても下落速度が速すぎ。ビットコイン病が感染してしまったのでしょうか?それにしても酷い相場です。株式ゲームの世界ですね。私は現物のみ。このような下落時は信用取引をしていなくて良かったと思います。
どうするか?株式市場性善説です。最終的に資金は株式市場に戻ってきます。前回のリーマンショックの根源はサブプライムローン。仕組まれた爆弾が同時に破裂したために起こりました。2005年から破裂の傾向はありました。土地価格の上昇が止まり、下落に転じたためです。
今回の爆弾はなんでしょう?VIX?米国の利上げ?
2008年のリーマンショック時、株がどうしても買いたくて指数を考案したことがあります。
“ご馳走レシオ”と“藤井レシオ”という指数です。特に株価暴落時に有効な指数は“ご馳走レシオ”です。当時、さわかみ投信やアナリスト協会のセミナー(投資家向け)で講習会をしましたが計算式が少し複雑で受け入れてもらえませんでした。この時に購入した銘柄は現在4~5倍以上になっています。
この指数は優待の現在価値と株価のレシオです。現在価値は“余命”を基準に算出しました。優待の現在価値が株価より安い銘柄が投資適格となります。というちょっとややこしいい理論なのでスルーされましたが翌年、優待の桐谷さんが登場し優待ブームがおきました。この優待制度は日本にしかありません。優待を継続することが出来る企業を探し投資するチャンス。ただし、優待銘柄は優待が打ち切られると下落しますからBSやPLをチェックする必要があります。
まだまだ株価は嵐の中です。嵐が過ぎ去るのを待ちましょう。もし、参加するなら優待銘柄を拾うチャンスです。そういう面では額面近辺のCBも面白いかもしれません

ビットコインが崩壊しても株式市場は残ります。株式性善説で行きましょう。


ソフトバンクグループ
株価8808円(8956円)

1年 5年
CDS 84.63(74.00)170.11(149.48)

回号 償還 最終利回り 国債スプレッド
44回2020/11/27 0.982%(0.992%) 110.93bp(109.57bp)
48回2022/12/09 1.410% (1.420%)150.47bp (150.24bp)
50回2026/4/20 2.072%(2.087%)206.14bp(206.34bp)
ユーロ債
2025年7月30日 3.595%(3.308%) 319.71bp(288.93bp) 円ベース3ML+337(313)
ドル
2025年7月30日 5.206%(4.995%)244.80bp(222.15bp)
円ヘッジ3ML+166.50bp(149.1bp)
*円ベース=アセットSWAP 3ML+α

*():前週

スプリント  株価:$5.30(5.36)
ドル債              
7.125% 2024年6月15日7.139%(6.917%)T+445.69bp(420.76bp)
CDS 361.25 (349.51)

アリババ 史上高値更新
株価 176.67ドル(187.04ドル)

◆年初からの各国株式指数パフォーマンス   
銘柄 週末引け 年初比(%)  円換算(%)  相関係数
日経平均 21382.62  -6.07
NYダウ 24190.90 -2.14 -5.53 0.954
ブラジルボベスパ 80898.70  +5.89 +2.56 0.766
FT100 7092.43  -7.74. -8.88 0.651
DAX  12107.48 -6.27 -7.74 0.856
ロシアMICEX指数 2197.12 +4.14 -0.66 0.724
上海A 3278.01  -5.35 -5.71 0.661
ハンセンH 11901.67 +1.64  -1.95 0.861

国債金利

◆国債金利(先週末%)
2年 5年 10年 30年
米2.069(2.145) 2.540(2.592) 2.851(2.843)3.161(3.083)
独-0.586 (-0.555) 0.089(0.118) 0.737(0.762) 1.338(1.405)
日-0.158(-0.137)-0.094(-0.081)0.055(0.077)0.801(0.800)

クレジットスプレッド(米国5年国差との差)(%) (2月1日時点)
BB 2.332(2.069)BBB 0.808(0.765)A 0.464(0.438)
CDSインデックス
米 60.32(50.32) 欧州 54.29(44.89)日本51.78(42.74)

経済統計
2018年2月12日―16日
 【米国の予定】
14日1月CPI(コア/前月比):予想:0.2% 前回:0.2%
14日1月小売売上高速報(前月比):予想:0.3% 前回:0.4%
15日1月PPI(コア/前月比):予想:0.2% 前回:-0.1%
15日1月鉱工業生産(前月比):予想:0.3% 前回:0.9%
15日2月フィラデルフィア連銀景気調査:予想:22.0 前回:22.2
16日1月住宅着工件数:予想:121.8万件 前回:119.2万件
16日1月建設許可件数:予想:130万件 前回:130万件


 【日本の予定】
13日1月国内企業物価指数(前年比):予想:- 前回:3.1%
14日12月首都圏マンション販売(前年市):予想:- 前回:-7.5%
14日GDP(季調整/前期比):予想:0.2% 前回:0.6%
15日12月鉱工業生産(前月比):予想:-- 前回:2.7%

今週の主な国の中長期国債入札予定日と前回の結果
2月12日-16日

日本 前回の応札倍率 テール 前回入札日
14日5年国債 5.236倍 1銭 1月16日

米国 前回の応札倍率 
16日30年インフレ連動国債 2.64倍 10月19日

データ:Bloomberg
*北米の入札日は前日

コメント (1)
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