福岡一泊ドライブ旅行 / その１・旦過市場

先日、義父母と共に福岡まで一泊二日のドライブ旅行に行って来ました。

８/２０（木）、松山・三津浜港発４：５０のフェリーで山口・柳井に渡りました。
まぁ、よりによっての大雨・・・３時過ぎには大雨洪水警報まで発令されたりで不安な出発でしたが
４人揃って雑魚寝スペースでゴロリと横になりウトウトしているうちに２時間半はあっという間。
柳井港に着く頃には雨も随分とおさまっていました。
一路九州へ、そして関門海峡を渡ります～。
　　　　　　

最初の目的地は小倉。
義母の祖父が昔この地に住み、商いをしていたらしい。
先祖ゆかりのある場所ではあるけれど、話に聞いたことがあるだけで実際に訪れるのは今回が初めて。
その地を踏んでみたいという思いはあるけれど、
どこか特定の場所を・・・と言うわけではないというので、ならば！！と旦過市場へ向かいました。
　　　　　　

オットと小太郎がここ、旦過（たんが）市場を訪れたのは１６・７年ほど前のこと。
大正の初めころに生まれた市場だそうで、
ひしめき合う店店の看板や建物の様子を見るだけでも歴史を感じますねぇ。
この鯨専門店ではその時『塩鯨』なるものを買った記憶があります。
　　　　　　　　　　　　　　

キリンビールのＣＭだったかなぁ、
役所広司さんが「トンとろ、トンとろ」と口にしながら市場らしき場所を駆け抜け、
入った立ち飲み屋さんであぶった豚トロを食べビールを美味しそうに飲む・・・そんなＣＭ。
それを見てすぐさまネットでＣＭの撮影場所を調べたところ、この旦過市場がヒットしたのです。
　　　　　　　

そのすぐ後の秋の連休のこと、
小太郎母がおじ・おばと共にカナダに旅行に行くので空港まで見送りに行った帰り、
「私らもどこかに行きたいね。」なんて口にした次の瞬間、二人の頭に浮かんだのが旦過市場。
その当時運行していた門司行きのスーパージェットにすぐさま飛び乗りました～。
今思えばなんというフットワークの軽さ！！といいうか、夫婦揃ってお調子もの！
　　　　　　　　　　　　　

これがそのＣＭ撮影に使われたという立ち飲み屋さん・あかかべ。
酒屋さんの中の一角が立ち呑みコーナーになっているもので、
カウンターの向こうには冷蔵庫があり、
１５分程度でキュッと一杯やって出る間に何かつまむ一品がその中におさまっていたと言う記憶です。
　　　　　　
長居無用の昔ながらの立ち飲み屋さんに入るのなんて初めての経験だった二人。
後から入ってきた年配の男性が、冷やしトマトをつまみにコップ酒を一杯ひっかけただけで
疾風のように去っていったのをみて「ほぉ～っ、かっこいい」なんて話したもんですよ。

間口の狭い店がみっちりと軒を連ねており、相変わらずの活気に再び訪れた二人も大満足。
あの時、小さな椅子に腰をかけて耶馬渓の粉山椒を売っていたおばあさんはいるのかしら・・・
気がつけば二人揃って探していました。
残念ながら見つけることは出来ず。
これだけはちょっと淋しい時の流れ。
　　　　　　

この市場には迷路のように広がる脇道もあり、そこにも店舗が広がります。
一露地入れば魅惑的な韓国風の香りも漂い、海苔のキムチなんぞを購入しました。
あ、小茄子も購入。
こちらで見るものよりもうんと小ぶりなんだけど、丸みの少ないシュッとしたタイプ。
ツヤツヤと皮もとても薄そうなので漬けもの用に。
　　　　　　

以前訪れた時にもこの景色を見てビックリ。
なんだか日本ではないみたいですよねぇ。
昔はこの川を利用して市場へ運び込む荷物の荷上げをしていたらしい。
　　　　　　

さて、小腹がすいたので何かちょいと食べようか？と
思いついたのがガイドブックにも紹介されていた≪大学堂≫。
この店で１杯２００円の丼めしを購入して市場内を散策し、
計り売りなどしている市場の惣菜・料理などを丼めしの上にのせてもらってここへ戻る。
お茶と食べる場所はこの店で面倒見てくれるというシステムです。
　　　　　　　　　　　　　　

お店の方にひと声かければ、邪魔な手荷物も預かってくれました。
身軽になったところでいざ！！
　　　　　　

まずは一度は食べてみたかったご当地料理・ぬか味噌炊き。
鯖にイワシ、そしてサイズや味付けも種類が豊富だったので４人揃って最初の一品はこちらで♪
　　　　　　

オットは大ぶりなイワシで辛めの味付けのものを購入。
　　　　　　

せっかくなのでここからは別行動♪
小太郎が次にひっかかったのは、旦過市場名物だとケンミンショーで紹介されたという『カナッペ』を。
魚のすり身に玉ねぎ・人参・コショウを混ぜ込み、薄く切ったパンに包んで揚げたもの。
白飯の上にパンねぇ・・と少しだけ悩んだけれど、名物だと聞けば食べんわけにもいかんもんね～。
　　　　　　

遭遇したオットのどんぶりの上にも何やら練りものがのっている。
餃子をすり身で包んで揚げたものらしい。

「高菜の辛子漬けをのせてみたいけど、これは１００ｇ以上からかねぇ」なんて同じこと考えてる！！
ならば、一緒にこの店で聞いてみよう。
結局は計り売りなので自由自在。
それぞれにお箸でひとつまみずつのせてもらい、二人分で４８円也～。
で、小太郎の丼はこれで完成♪
　　　　　　

別行動のはずだったけど、なんだかオットも似たようなのになりましたねぇ。

店に戻れば義父母はすでに食事中。
ぬかみそ炊きにおでんの大根、そして天ぷらという組み合わせだったらしい。
雨が降ったりやんだりでとっても蒸し暑い中歩いたから、しっかりとエネルギー補給になりました。
　　　　　　
ぬか味噌炊きはしっかりと味も濃く、こりゃ～白飯もススムわい。
実家へのお土産に買って帰れば良かったかなぁ。
まぁ、そんな小さな食いしん坊の後悔はまた次回への楽しみと続くのであります♪

さ、お腹もいっぱいになったところで次へといきますか～。

　　

その２につづく。

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