オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

2011年、欧州選手権・ペア

2011年02月10日 22時45分08秒 | 2010-2011年シーズン
昨晩、楽しみにしていた欧州選手権のペアのCSでの放送を、放送時間約3時間、たっぷりと見ました。
ペアは地上波やBSではNHKを除いて、放送されるのは皆無なのが非常に残念です。
ペアの魅力は何と言ってもシングルでは見る事のできない豪快さを伴った華麗な演技、また男女のペア絶妙な息の合った演技だと思います。
今回、たっぷりとペアの演技を楽しむことが出来ました。そしてリフトを失敗して大きく男女共に転倒したペアもあり、改めて、この競技の難しさ、危険と紙一重の競技であることを痛感しました。
さて、今回の一番見たかったのは川口悠子さん&アレクサンドル・スルミノフの演技でした。このペアの演技はGPファイナルにも登場していないので、今シーズン、初めて見る事となりました。
SPはR・シュトラウスの交響詩「ツァラトウストラはかく語り」そしてフリーはドビュッシーの「月の光」
SPはドイツのアリョーナ・ザフチェンコ&ロビン・ゾルコーヴィ組がまさに完璧な演技で得点をあけられての2位発進でしたが、フリーでの「月の光」の演技には心から感動しました。
残念ながら1位には少し手が届きませんでしたが、あの繊細なドビュッシーの音楽をあそこまで見事に氷上で表現出来るとは正に拍手喝采である。正に芸術的な演技の極地と言っても良いでしょう。本当に素晴らしかった!感動あるのみ。
3月の世界選手権では間違いなく川口悠子さん&スルミノフ組、ザフチェンコ&ゾルコーヴィ組、そして中国のチン・パン&ジャン・トン組を加えた3組の優勝争いになるのは間違いないでしょう。

これから今日、放送されたアイスダンスの録画を見るところ。そして明日はエキシビションの放送があります。私の憧れであるヨーロッパの香りを一杯、吸いたいと思います。

「のだめカンタービレ 最終楽章」

2011年02月09日 10時26分10秒 | 音楽
今度の13日の日曜日、CSで「のだめカンタービレ 最終楽章」前編と後編が一気に放送されます。後編はテレビ初登場らしい。現在、番組の合い間に「のだめ」の予告編がよく流れていますが、いつもバックに流れているのはベートーヴェンの交響曲第7番で、今日は久し振りに、CDでこの作品を聴いてしまいました。

いろいろな録音がありますが、やはり手にとったのはフルトヴェングラーが指揮した1950年ウィーンフィルとのスタジオ録音のCD.ベートーヴェンの交響曲となると、やはり古い録音ですがフルトヴェングラーに行き着いてしまう。やっぱりフルトヴェングラー、私はつくずく進歩の無い人間である。
なお私が本日聴いたのはオーパス蔵が復刻したCD(OPK2068)で、この録音に関しては私はこの復刻盤が一番気に入っています。全体的に音の生々しさ、音の迫力は、このCDが1番だと感じています。復刻に当たって、よほど状態の良いLPレコードが手に入ったのだと考えられます。
第1楽章の躍動感あふれる演奏は、まさに、この曲の演奏は、こうでなくては!と強く思うものがあります。そして第2楽章の悲しさあふれる演奏、心の本当にこもった演奏。これ以上の演奏はあるのだろうか?第3楽章の、ゆっくりした演奏の中に表情が一杯こもった演奏。そして第4楽章のまさにフルトヴェングラー節全開の物凄さ。
やはりベートーヴェンは、こうでなくっちゃ!約60年も前の演奏ですが、そこに演奏の古さは全く感じさせない。これがフルトヴェングラーの凄さ、フルトヴェングラーの魔力と言うべきでしょう。

さて「のだめカンタービレ 最終楽章」は財務大臣閣下と娘は映画館で見ているらしいが私は全く見ていません。現在、上野樹里さんと水上あさみさんはNHKの大河ドラマに出演中ですが、「のだめ」のイメージが強過ぎて、どうもいけません。それだけに久し振りに「のだめ」ワールドに入り込むことが、たいへん楽しみです。

2011年、全米選手権・女子フリー、その2

2011年02月08日 22時57分00秒 | 2011-2012年シーズン
決算棚卸し以降、疲労困憊で体力的に辛い日が続いている。その為か毎晩、帰宅するとフィギュアスケートの録画ばかり見ている。本当に何か癒されるような気分である。
この数日、よく見ているのは全米選手権の女子シングル・フリーである。今回の全米選手権では、昨年暮の全日本選手権同様、ジュニアを中心とした若手の活躍には目をみはるものがありました。
その中で私にとって一番、印象に残ったのは16歳のアグネス・ザワツキーでした。私は今シーズンの初め、注目のスケーターとして彼女の名前を挙げました。昨シーズンの全米選手権でのエキシビションの録画で初めて彼女の演技を見て、荒削りですが、何か秘めた大きなものを強く感じ、今シーズンに注目していました。そして全米選手権では彼女の成長を強く感じ本当に嬉しい。放送での解説の藤森美恵子さんも大絶賛で、まさにわが意を得たりでした。今シーズンは4位でしたが来シーズンはもっと上を期待したいところです。2011 U.S. Championships Agnes Zawadzki Free Skate


その他では5位のクリスティーナ・ガオも印象に残りました。前半は良かったのですが、後半はスタミナ不足の為かメロメロでしたが、本当に、いい雰囲気を持ったスケーターで、今後、おもしろい存在になるでしょう。コーチはあのブライアン・オーサである。何となく昔のキム・ヨナを感じさせるものがあります。音楽がピアノ協奏曲「黄河」でした。この曲を聴くの本当に久し振り。この曲のCDはあるのでしょうか?

どうしても有名スケーターにどうしても目が向きがちになるものですが、自分が発見したスケーターの成長を見守っていくのも、フィギュアスケートの楽しみの一つでしょう。

なお、明日の9日水曜日にCSで私の待ちに待った欧州選手権のペアの放送があります。そして翌日はアイスダンス、翌々日はエキシビションが放送予定で目が離せません。

大相撲春場所中止。

2011年02月06日 22時46分31秒 | 大相撲
とうとう大相撲春場所が中止になった。この数年、大相撲に対する興味が全く無くなってしまったとはいえ、大阪で開催される春場所はいろいろ思い出があるだけに、やはり寂しい。私が中学2年の時、初めて生で大相撲を見たのは春場所だった。大好きだった貴ノ花(現在の貴乃花親方の父)の姿を見て感激したり、高見山の大きさに驚いたりして、いろいろと当時を思い出されます。一緒にいた今は亡き父は幕の内弁当を食べながらご機嫌で酒を飲んでいた。あの場所は入幕3場所目の魁傑が大活躍して敗れはしたが関脇・長谷川との優勝決定戦があった場所である。この魁傑が今の放駒理事長である。
そんな昔の春場所のいい思い出も今回の八百長メール事件で、粉々に打ち砕かれてしまった!
テレビで報道されたメール内容。あれはいったい何だ!まさに八百長サークルである。
八百長は大相撲界の最も闇の部分であった。私は八百長のことを「注射」、八百長を仲介する力士のことを「中盆」と言われていることを、いつの頃からか知っていた。そして、それらに対して嫌悪感を抱いていた。しかし、それでも数年前まで大相撲に対して魅力を強く感じていたのは確かである。
八百長をやらない力士のことをガチンコ力士と言われています。そしてガチンコ力士は何かと変人扱いされていたと聞いたことがあります。
不祥事の続く大相撲界。八百長は、これらの問題の巨悪の根源かもしれない。問題のメールに登場する力士だけでなく、過去に八百長に手を染めた親方や力士もいるのなら、名乗り出て欲しいものである。そうでないと、トカゲのしっぽ切りで終わり根本的解決にならないのではないかと思ったりします。
こんな時が来るとは想像もしなかった。
昭和20年6月、東京大空襲直後の焼け野原に残った穴だらけの両国国技館で非公開ながら本場所が開催されています。どんな時代が来ようとも大相撲の伝統を必死で守ろうとした人たちがいた。これは絶対に忘れてはいけない。しかし、忘れてしまったのが今の不祥事続きの大相撲界である。
放駒理事長は現役時代、クリーン魁傑と言われたガチンコ力士でした。これだけが救いである。今の大相撲界を救えるのはガチンコ力士だった親方たちとガチンコ力士たちしかいない。
土俵入りの華やかさ、力士の美しい肌の色、立会いの厳しさ。大相撲はスポーツの枠を超えた美しさがあります。再び真の大相撲の姿を見せてくれる時が来て欲しいものである。

ワルツ「春の声」

2011年02月04日 10時12分28秒 | 音楽
今日は久し振りに休みらしい休み。朝、起きてテレビを見ると大相撲の八百長の話題ばかり。大相撲界の最も闇の部分。八百長に関しては今までは証拠がなかったが今回はメールという証拠があるので、もう、どうにもならないであろう。
江戸時代の谷風・小野川の頃から延々と続いてきた大相撲というものがなくなるかもしれないという覚悟は心の隅に置いておかなくてはいけないだろう。

朝からたいへん気分が暗くなったので、春も間近なので、それに相応しい明るい作品を聴きました。

ヨハン・シュトラウスⅡ世 ワルツ「春の声」
キャスリーン・バトル(ソプラノ)ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ウィーンフィルハーモーニー管弦楽団

これは1987年元日、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートのライブ録音である。
カラヤンがウィーンフィルのニューイヤーコンサートに登場した唯一のコンサートであり、現在まで至るウィーンフィルのニューイヤーコンサートの中で、ソリストが登場したのは、この時だけである。
アンコールは別としてプログラムの最後が「春の声」だったはず。テレビで見ていて真っ赤なドレスに身を包んだバトルが登場した時、ムジークフェラインザール全体がパッと明るくなり、華やいだ気分になったことを今もハッキリ憶えています。
正直、この時のライブ録音のCDは、ほとんど聴く事はありませんが、「春の声」だけは好きで、よく聴きます。
伸びやかな高音、きれいな声。バトルもこの頃が一番よかった時期かもしれない。
そしてウィーンフィルの魅力。私は必ずしも、お国ものには、こだわる方ではありませんが、ウィンナーワルツはやはりウィーンフィルの演奏のCDに手が伸びてしまいます。

2011年、欧州選手権、女子フリー

2011年02月02日 21時52分32秒 | 2010-2011年シーズン
Sarah Meier EC2011 FS


欧州選手権で優勝したサラ・マイヤーの映像を発見。地元での優勝なので会場は大いに湧きました。本当に有終の美を飾る素晴らしい演技でした。
この大会を最後に彼女は引退しました。
優勝インタビューではステファン・ランビエルも登場しました。対訳がないので何を言っているのか解らないのが残念です。
SPでのトップはキーラ・コルピ。SPではあれだけ素晴らしい演技を見せてくれたコルピですが、フリーでは転倒もありました。やはり優勝を意識し過ぎたのでしょうか?
CSでの放送ではアップの映像が多くあり、スケーター達の瞬間の表情を、はっきりと見る事が出来て面白かったのですが、アリョーナ・レオノワのお尻の大きなアップの映像があり、おじさんは、びっくりしました。さてレオノワはSPは不振でしたがフリーでは、それを吹き飛ばす見事な演技。あの笑顔が印象的でした。
3位はカトリーナ・コストナー。SPは6位でしたがフリーでは一気に2位。やはり実力者である。次は世界選手権。今回のフリーのような演技を見せてくれたら強力なメダル候補である。
全米選手権、欧州選手権が終わり、四大陸選手権もありますが、やはりヨーロッパの強豪たちが出場する世界選手権が、一番楽しみである。CSでは生中継らしい。解説は誰であろうか?





荒川静香さんと浅田真央さん、その2

2011年02月01日 16時25分39秒 | 2010-2011年シーズン
昨晩は決算棚卸しのため、店に泊り込み。一睡もしていない。今日の朝10時すぎ、フラフラしながら帰宅する。眠たいのだが、眠れない状態で、この時間になる。頭の中がボーとした状態で、この前のフィギュアスケートの欧州選手権の女子・フリーの録画を見る。後日、頭がハッキリしている時にコメントしたい。

さて、昨日の朝日新聞のスポーツ欄に久し振りに「真央らしく」が掲載されていた。
昨年暮の全日本選手権以降の近況や新横浜での様子が伝えられ、面白かった。
特に新横浜でのことを興味深く読みました。

「(前略)新横浜ではたくさんの子と一緒に練習できるし、環境が変われば気持ちが変わる。荒川静香さんが滑っているのを見る事があるんですよ。勉強になります。佐藤先生からも荒川さんの滑りを見ながら、いろいろアドヴァイスを受けます。荒川さんのスケーティングは足で氷を押してないように見えるけど、なめらかに滑っていく。そういうところを見てごらん、とか」

どんな前の席で見ても、荒川さんの滑りはエッジの音が全くしません。演技の美しさのみに酔うのみである。また、この前、昨年の「フレンズ・オン・アイス」の放送を見て驚かされましたが、荒川さんが御自身の演技を終えてすぐに、再びリンクに登場してマイクで次の演技者のライザチェックを紹介したのですが、まったく息が切れていない。普段と同じ口調である。ここにプロスケーターとしての荒川静香さんの凄さを見た思いでした。
リンクで滑り込んでいる荒川静香さんを、佐藤信夫コーチと熱い視線で見つめている浅田真央さん。おそらく荒川静香さんも、リンク内にいても、その視線を感じているはず。その様子を思い浮かべるだけで私は何か高揚した気持ちになります。
プロスケーターの荒川静香さん。競技者の浅田真央さん。立場の違いはありますが日本が世界に誇る、この2人のスケーターが刺激しあって日本のフィギュアスケート界のレベルを、さらに高いものにして欲しいものです。