オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

GPシリーズ・アメリカ大会、女子シングル

2010年11月15日 23時23分13秒 | 2010-2011年シーズン
祝!村上佳菜子さん、GPシリーズ・アメリカ大会優勝!
 
レイチェル・フラットも2位!SPは4位と出遅れたがフリーのみでは1位である。

演技は明日のBSでの放送でじっくりと見る事にしましょう。


国内大会

2010年11月13日 21時33分19秒 | 2010-2011年シーズン
フィギュアスケートのGPシリーズ・アメリカ大会も始まりました。国内大会の方も、あまり話題になりませんが始まっています。

東日本選手権大会(11月4日~7日)新井田インドアリンク (八戸市新井田西)

1. 高 山 睦 美 125.76
2. 石 川 翔 子 123.80
3. 鈴 木 真 梨 120.39
4. 望 月 梨 早 113.42
5. 武 田 奈 也 106.85

西日本選手権大会(11月4日~7日)パピオアイスアリーナ (福岡市博多区)

1. 村 上 佳菜子 176.93
2. 後 藤 亜由美 149.96
3. 河 野 有 香 136.91
4. 中 村 愛 音 128.22
5. 澤 田 亜 紀 122

西日本選手権大会では村上佳菜子さんが実力の違いを見せたようである。後藤亜由美さんも2位で続いている。

私が注目していた東日本選手権大会では石川翔子さんと鈴木真梨さんの名前があるのが本当に嬉しい。どんな演技を披露したのだろうか?曲目も知りたいものである。
見に行けないのが本当に残念です。





「屋根の上のヴァイオリン弾き」

2010年11月12日 09時25分52秒 | ミュージカル
フィギュアスケートのGPシリーズ・中国大会が終わって、毎晩、鈴木明子さんのフリー「屋根の上のヴァイオリン弾き」の演技の録画ばかり見ています。ジャンプのミスは残念ですが、それ以外は美しく、特に最後のステップは、まさに芸術的と言って良いでしょう。毎晩、見とれています。

さて鈴木明子さんの昨シーズンのフリーは「ウエスト・サイドストーリー」。そして今シーズンは「屋根の上のヴァイオリン弾き」
ストーリーも曲想も全く異なるミュージカル。単に有名ミュージカルを2年続けて演じているように思ってしまいますが、この性格の異なる2つのミュージカルを結びつける線が1本だけあります。
ジェローム・ロビンス。
「ウエスト・サイドストーリー」で斬新な演出と振付は世間を驚かし、映画化の際はロバート・ワイズ(映画「サウンド・オブ・ミュージック」の監督としても有名)と共同監督も務めています。
そして「屋根の上のヴァイオリン弾き」のオリジナル振付に、そのジェローム・ロビンスの名前があります。「屋根の上のヴァイオリン弾き」の映画を見た時、結婚式の場での「ビンの踊り」には、たいへん驚かされましたが、ロビンズの振付だと知って何か納得するものがありました。
鈴木明子さんが名振付師ジェローム・ロビンスの振付けた傑作ミュージカルを2年続けてフリーに取り入れたことを知って演技を見ていると何か深いものを感じます。

「屋根の上のヴァイオリン弾き」は、ロシア系ユダヤ人作家ショロム・アレイケンの一連の小説「乳売りのテヴィエ」「テヴィエの娘達」などを原作としたものである。
ブロードウェイ初演は1964年9月。1971年には映画化されています。
なお「屋根の上のヴァイオリン弾き」と言う題名はマルク・シャガールの絵の題名から取られたものである。
シャガールの特徴的なサークルが描かれ、手を頭の上にのせて天使が空を飛び、その下にには貧しい家屋の上でヴァイオリン弾きが楽を奏でている絵である。
ユダヤ人のシャガールには、ユダヤの人々の生活は、足場の落ち着かない屋根の上でヴァイオリンを奏でるヴァイオリン弾きのように不安定に思えたのであろうか。世界に散らばったユダヤ人の苦悩のメッセージが込められているのかもしれない。
(あらすじ)
1905年、帝政ロシアの時代。ロシアの小さな寒村アナテフカではユダヤ人が平和に暮らしていた。
5人の娘を持ったテヴィエは、のん兵衛なおやじですが、ひたすら娘達の幸せを思いながら、今日も馬の代わりに自分でに荷車を引き、貧しい酪農業を営んでいる。
そして、いろいろ事情があったが、愛する人と結ばれて行く年頃の3人の娘たちを見送っていくテヴィエ。
だんだんと悪化する政情。
そんなテヴィエの元に、ロシアの巡査部長から全てのユダヤ人は3日以内にアナテフカから立ち退きの命令。留まれば容赦はしない。
断腸の思いで村の人々は持てる限りの荷物を持って村を去っていく。
その中にテヴィエ一家の姿も。
テヴィエ一家の荷車の後を、屋根の上にいたヴァイオリン弾きがトボトボとついていく。
ヴァイオリンの、もの悲しい調べを奏でながら・・・。

映画ではヴァイオリン弾きの奏でるメロディは当時の名ヴァイオリニストだったアイザック・スターンの演奏という贅沢なものである。

今回の鈴木明子さんのフリーでは大きくアレンジされた演奏が使用され、メドレーの様に楽曲が、どんどん流れているので、私自身、何の曲か判別つかない部分がありますが、私がわかった限りの曲名を演技の順番に記載しておきます。
①伝統(しきたり)の歌
②奇跡の中の奇跡
③陽は登り、陽は沈む
④ビンの踊り
⑤もし金持ちならば
まだ何か隠れているような気がします。

鈴木明子さんの次の登場はロシア大会。
中国大会以上に素晴らしい「屋根の上のヴァイオリン弾き」を披露してくれるものと期待し確信しています。

ショスタコーヴィッチ

2010年11月10日 11時01分59秒 | 音楽
ショスタコーヴィッチ 交響曲第9番 変ホ長調 作品70
  
ルドルフ・バルシャイ指揮ケルン放送交響楽団

(輸入盤)BRILLANT CLASSICS 6324 (「ショスタコーヴィッチ交響曲全集」より 1995~1996年録音)

旧ソ連出身の指揮者ルドルフ・バルシャイの死去のニュースが伝えられました。享年86歳。
ご冥福をお祈りします。

さて私がバルシャイの指揮で持っているCDは「ショスタコーヴィッチ交響曲全集」のみ。
申し訳ないのだがバルシャイが好きで購入したのではない。このアルバムが発売当時、ショスタコーヴィッチの全15曲の交響曲が11枚のCDに納まって3000円の超お買い得価格だったからである。財政難の私にとって、すぐに飛びついたアルバムです。ただ、現在もショスタコーヴィッチの交響曲が聴きたい時は、このアルバムを取り出しています。
私は残念ながら、まだショスタコーヴィッチの作品を本当に自分のものにしていない。
交響曲第9番は私の若い頃、その作品の良さがさっぱり解らなかったですが、この齢になって、全く逆になってしまった。
ショスタコーヴィッチの交響曲は、けっして柔(やわ)ではない。ある程度、格闘が必要である。
ショスタコーヴィッチの作品ではユーモアや皮肉さ、そして壮絶な迫力の奥底に流れている作曲者の孤独感や悲痛な叫びを、どこまで聴き手が感じとることが出来るかが分かれ目であろうと思っています。
私はベートーヴェンの弦楽四重奏全曲を懸命に聴いています。そして、もう少しで聴き終わります。交響曲と全く違う世界。ベートーヴェンがすぐ側にいて本音を語っているような気持ちになりました。
ショスタコーヴィッチにも15曲の弦楽四重奏曲があります。
情けないことに、私はまだ聴いたことがありません。晩年の第13番は涙の出ない墓場の音楽と評した記事を読んだことがあります。どんな音楽なのであろうか?
来年は私自身、ショスタコーヴィッチの作品を改めて正面からきちんと聴く一年になりそうです。

GPシリーズ・中国大会、一夜明けて

2010年11月07日 21時18分57秒 | 2010-2011年シーズン
昨晩は、中日対ロッテの日本シリーズの延長15回の試合を最後まで見て、たいへん疲れた。
今日は6時前に起床。昨日のGPシリーズ・中国大会の安藤美姫さんと鈴木明子さんのフリーの演技の録画を見て出社する。やはり私の世界はこちらのようである。
純白の衣装の鈴木明子さん。本当に美しい。疲れと寝不足が吹っ飛ぶ。
今、NHK教育放送のN響アワーをチラチラ見ながらパソコンを前にしている。
ネルロ・サンティ指揮で演奏会形式によるヴェルディの歌劇「アイーダ」の演奏。
放送時間の関係で本日はハイライト形式。私の大好きな第2幕第2場の凱旋の場のバレエ音楽がカットされていた。サンティがどんな表情で指揮していたか見たかった。早く全曲での放送を見たいものである。
この後、夜10時からBSで昨日のGPシリーズ・中国大会の女子シングル・フリーの放送がある。
たっぷりと荒川静香さんの解説を堪能することにしましょう。
今夜も、なかなか眠れない一日になりそうである。

GPシリーズ・中国大会、女子フリー

2010年11月06日 20時58分32秒 | 2010-2011年シーズン
今日は6時に出社。店の駐車場から日本の夜明けを見る。
そして仕事を終えて、大慌てで帰宅して、テレビの前に座ると安藤美姫さんの演技が始まろうとしていました。

安藤美姫さんは昨日のモヤモヤを吹き飛ばす見事な演技。見事に優勝!本当に良かった。
正に世界のトップレベルの演技を見せつけられたと言っても過言ではありません。
それにしてもグリークのピアノ協奏曲は本当に名曲。北欧の情景を頭の中で描きながら、安藤美姫さんの演技を見るのは正に至福の時かもしれません。

さて鈴木明子さん。後半にジャンプのミスが続いたのは残念。それでも2位。やはり安藤美姫さんと鈴木明子さんは実力が飛びぬけている。
フリーはミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」の音楽。やっと見る事が出来ました。明子さんの昨シーズンの「ウエストサイドストーリー」では赤の衣装でしたが、今年のフリーは対照的な純白の衣装。純白の衣装が明子さんの演技をいっそうひきたてて本当に美しい。明子さんの演技を見ていて、このミュージカルの音楽の素晴らしさを改めて痛感しました。
ジャンプのミスはありましたが、これだけの演技。次の出場するロシア大会で凄い演技を期待しましょう。


GPシリーズ・中国大会、女子SP

2010年11月05日 20時35分42秒 | 2010-2011年シーズン
今、女子シングルSPの放送が終わったところ。
安藤美姫さんの得点を見て、びっくり。放送が終わって、もう一度、じっくりと録画を見てみなければいけない。
それにしても安藤美姫さんの黒の衣装。本当にシックで素敵で安藤美姫さんにピッタリである。明日のフリーは、このままでは終わらないでしょう。
鈴木明子さんは2位発進。ジャンプのミスが一度あったが、良かったと思います。プログラムの中間部(片脚を上げてのスパイダルからジャンプのあたり)が私は大好きなのですが、今回も見事の見せてくれました。安藤美姫さんと同様、もっと得点が伸びてもよかったのではと思いますが・・・
とにかく現在2位。今までSPは良くなかったので、いい滑り出しである。
明日のフリーは「屋根のヴァイオリン弾き」である。大きなテレビの画像で、やっと見る事が出来るという感が強い。得点や順位も当然、気になりますが、それよりも鈴木明子さんの演技に酔いたいと言う期待感が、たいへん強い。

それにしても今夜の放送、本当に落ち着かなかった。なかなか演技が始まらないし、これでもかと中断されるCMの多さなど民放とは言え、何とかならぬか!と思いました。
今夜のSPは明日の午後、BSで放送予定なので、こちらを録画して、きちんと編集するつもりである。

ウィーン国立歌劇場のガラ・コンサート

2010年11月05日 09時44分17秒 | オペラ
今日は公休日。ゆっくりと寝ていればよいのに、齢をとってきたためか、いつも通りに目が明いてしまう。
早朝より、この前の日曜、NHKのハイビジョンで放送されたウィーン国立歌劇場のガラ・コンサートの録画を見る。DVDが発売予定とのことだが予約しなくて本当に良かった!
このコンサートは、ウィーン国立歌劇場総監督を19年に渡って務めたイアン・ホーレンダーのお別れガラ・コンサートである。
たいへん豪華で贅沢な顔ぶれのガラ・コンサート。とても登場した歌手と指揮者の名前を書ききることが出来ない。
その中で現在、世界のオペラ界を代表するプリマドンナであるバルバラ・フリットリ、ナタリー・デセイ、アンナ・ネトレプコが登場。三者三様のプリマドンナ振りを大いに楽しむ。
フリットリのモーツァルト、良かったな!デセイは極めつきの「連隊の娘」。そしてネトレプコには見ていてクラクラする。
前半、見てR・シュトラウスの作品が登場しなかったので物足りなさを感じましたが、後半、いきなり登場、それも「影のない女」の第3幕フィナーレである。私の数多いR・シュトラウスの作品の中で大好きな作品である。このあと、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」より第2幕のトリスタンとイゾルデの2重唱である。さすがはウィーン国立歌劇場、ん~たまらん!
見ていて、オペラへの郷愁を強く感じ胸が一杯になる。オペラの持つ歌の数々のメロディで、音楽を聴く喜びが湧いてくる。オペラの名曲の数々に浸りきるばかり。


「だったん人の踊り」

2010年11月03日 14時36分48秒 | 音楽
私は昔よりロシア音楽も好きでしたが、数多いロシア音楽の中でボロディンの「だったん人の踊り」は大好きな作品の一つです。
最初の優美な東洋的な色彩感溢れるメロディに、たいへん魅かれます。
今シーズンのフィギュアスケートでは今井遥さんがフリーで、この作品を演じることを知り、たいへん楽しみにしていました。そして先般のGPシリーズ・カナダ大会は、その演技を見て、期待通りの演技で、胸がときめくような思いでした。

「だったん人の踊り」はボロディンの歌劇「イーゴリ公」の第2幕に登場する音楽である。このオペラはロシア最古の英雄叙事詩と言われている「イーゴリ公遠征物語」を元に作曲されたものである。
「だったん人の踊り」は第2幕に捕虜になったイーゴリ公の男気が気に入ったホロヴェツの汗コンチャックが「あなたは捕虜ではない。客人だ」とイーゴリ公を、もてなすために、捕虜になった娘や踊り手たちに歌や踊りを披露させる場面の音楽である。
実際、オペラでは合唱が入っていますが、合唱なしの管弦楽曲としても演奏されることも多く、録音も多い。

「風にのり飛び行け、故郷の歌よ、
 わたしたちの、生まれ故郷に
 たからかに、のびやかに、
 お前を歌った国に。
 
 炎天下のもと、
 空気のかぐわしい、あの地、
 波の音に、あやされて、
 山なみが、雲に、いだかれる地に。(後略)」

この曲では、私は2組のお気に入りのCDがあり気分しだいで、どちらかを聴いています。
①ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団
(輸入盤)BRILLANT CLASSIKCS 93348 (「ボロディン交響曲全集」より)1992~94年録音
②テオドル・クチャル指揮ウクライナ国立放送交響楽団、キエフ室内合唱団
(輸入盤)NAXOS 8.557456 (歌劇「イーゴリ公」ハイライトより) 2003年録音

①は合唱なしのオーケストラのみの演奏。②はオペラのハイライト盤なので当然、合唱あり。
①は指揮者はロシア人だが、オケは北欧のオケ。ロシアのオケで、この作品を聴くとゴテゴテしく聴こえますが、こちらの演奏はロシアの草原を吹きぬける、さわやかな風のようで、曲の美しさがストレートに伝わってきます。これは収録されている交響曲にも共通しています。ただスラブ独特の分厚いサウンドを好まれる方も多いと思いますので、これは、好みになるかと思います。
②は半年前に発売されたCD。ロシア音楽のお国ものの録音となると、ほとんどモスクワかサンクト・ペテルブルグなどのオケに集中していて、私は何か慣れを感じてしまうことがありますが、このNAXOS盤は面白かった。こういうお国ものにも、もっと注目して欲しいものです。このウクライナのオケは、たいへん熱気のある演奏を聴かせてくれてくれます。

今井遥さんは次は浅田真央さんと同じフランス大会に出場予定です。次はどんな演技を見せてくれるのか楽しみです。

小澤征爾氏、ウィーンフィルの「名誉団員」に。

2010年11月02日 23時18分55秒 | 音楽
この前の日曜の深夜、NHKハイビジョン放送で、ウィーン国立歌劇場でのホーレンダー総監督フェウェル・ガラコンサートの放送があり、今、一生懸命、録画を見ているところ。
現在を代表するオペラ歌手が続々と登場し、本当に楽しい。さすがはウィーン国立歌劇場である。
ただ、一つだけ寂しさを憶えるのは音楽監督を務めた小澤征爾氏の姿が無いことである。病気療養中の頃のコンサートだったので、しかたがなかったのだが、やはり残念であった。
今日、その小澤征爾氏が楽団との絆(きずな)の印として、ウィーンフィルの「名誉団員」の称号を贈呈されたというニュースを知り、音楽ファンとして、本当に嬉しい。
この前のサイトウ・キネンではチャイコフスキーの「弦楽セレナード」の第1楽章のみ指揮しましたが、その健在振りを知る事が出来ました。
早く体調が戻って、再びウィーンフィルの指揮台に立つことを念ずるのみである。