オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

ベームとシュターツカペレ・ドレスデン

2010年11月19日 10時44分27秒 | 今日、聴いたCD
①モーツァルト:交響曲第29番イ長調K.201
②マーラー:亡き子を偲ぶ歌 (独唱)クリスタ・ルートヴィヒ
③ R. シュトラウス:交響詩「死と変容」

カール・ベーム指揮シュターツカペレ・ドレスデン
(輸入盤)ORFEO C607 031B 1972年8月15日ザルツブルグ音楽祭でのライブ録音

今日は朝から久し振りにモーツァルトを聴く。シュターツカペレ・ドレスデンの渋く味わいのある響きに魅了される。
第4楽章、足を踏み鳴らして指揮するベームの足音を聴くとゾクゾクするものを感じる。
それにしても渋いプログラムで正に通好みのプログラムである。
そして本当に素晴らしい響きである。
このベームとのライブ録音のCDは私の持っているCDの中で最上位の愛聴盤である。
ベームはウィーンフィルとの関係がたいへん有名ですが、私自身、本当にベーム自身が愛着を持ち、本領が発揮できたのは、このドレスデンのオーケストラではなかろうか?と思うことがあります。
ベームのマーラーは珍しいが、やはりルートヴィヒの独唱が素晴らしい。ただ、どちらかと言うとベームの指揮だったらマーラーよりR. シュトラウスの歌曲を聴いてみたかった。
そしてR. シュトラウスの「死と変容」が凄い。まさにライブでのベームの凄さを見せつけられる演奏。
ベームとシュターツカペレ・ドレスデンのコンビのライブ録音は他にはないのだろうか?
私は大学生時代、東京でブロムシュテットの指揮で、このオケを生で聴きましたが、このベーム指揮の録音のような響きを感じることは出来なかった。薄っぺらいベートーヴェンだった。
ベームという指揮者の持つ力量の凄さを改めて痛感しました。