オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

クナッパーツブシュの楽劇「ワルキューレ」第1幕

2009年05月11日 10時51分07秒 | 今日、聴いたCD
ワーグナー 楽劇「ワルキューレ」第1幕

(ジークリンデ)キルステン・フラグスタート (ジークムント)セット・スヴァンホルム (フンディング)アルノルト・ヴァン・ミル

ハンス・クナッパーツブシュ指揮ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
(国内盤)GRAND SLAM RECORDS GS-2033 (1957年10月ウィーンでのスタジオ録音)

素晴らしい復刻盤が手に入りました。1958年にデッカより発売されたLPレコードより復刻されたものであるがLPレコードの状態がよほど良かったのでしょう、素晴らしいLPレコードからの復刻である。一部、レコード特有のチリチリのノイズがありますが気になりません。デッカの初期LPレコードの素晴らしさを再認識するものである。
この録音はクナッパーツブシュの最高の録音と言われているもので私は今までCDの時代に入ってキングレコードより発売された初めてCD化されたものを今まで聴いていましたが、こちらはもう聴くことはないでしょう。
何といってもウィーンフィルの音色が本当に素晴らしい!私が持っているウィーンフィルの録音の中で最高のものでないだろうか!今まで聴いていたものは何だったのだろうかと思いたくなるほどである。濃くのあるウィーンフィルの弦の響き。今まで味わえなかったものである。そして指揮をしているクナの表現が手に取ってわかるような気がする。
また3人の名歌手の声の艶、響きも今まで聴いていたCDと全く違う。特にテノールのスヴァンホルムの輝きのある声には驚かされた。
今回、改めて聴き直して最高のワーグナーの演奏であるという事を改めて思い知らされた。

気分が高揚した後、クナがミュンヘンフィルを指揮したワーグナーの「ジークフリート牧歌」の録音を聴く。今まで何度、聴いただろうか?何度聴いても感動を新たにする。やはりワーグナーの演奏は何と言われてもクナッパーツブシュが最高である。
「ワーグナーの毒」とよく言われていますが、朝からその毒に当たり放しである。