オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

トスカニーニの「ローマ三部作」

2007年11月23日 11時46分26秒 | 今日、聴いたCD
レスピーギ 交響詩「ローマの松」「ローマの噴水」「ローマの祭り」

アルトゥーロ・トスカニーニ指揮NBC交響楽団
(国内盤)RCA JM-M24XR01 1949年~53年ニューヨーク・カーネギーホールにて録音

今年はトスカニーニ没後50年だそうである。熱心なトスカニーニの聴き手ではなかったので気が付きませんでした。これを記念してかどうかわかりませんがRCAから凄いCDが発売されました。レスピーギのローマ3部作の録音は昔から名盤として定評のある物で私自身レコードで持っていました。今回「XRCD24 RCA トスカニーニ・オリジナル・エディション」シリーズの初回発売である。

1曲目の「ローマの松」が鳴り出したとたん圧倒される。ただ圧力的ではなくまさに目の前でオケが豪快に、そしてみずみずしく鳴り響いている。レコードでのイメージが見事に覆された。私自身トスカニーニの録音は「響きが固く響かない、息苦しい」というイメージが昔からありましたが「ローマの松」の冒頭が鳴り出したとたん、このイメージは一撃に一掃されてしまった。
録音の技術的なことはよくわかりませんが、よほどオリジナル・モノラル・マスターテープの状態がよくそのテープを高度な技術でカッティングされたのでしょう。今まで私はマスターテープの音からかけ離れていた物を聴いていたという事になります。(ワルターの時と同様か?)

そして今回「ローマの松」以上に凄いと感じたのは「ローマの祭り」である。レコードでは録音の古さを感じ最後まで聴くのが辛かったのだが今回これも一掃である。第1曲のの迫力そして恐ろしさ!そして第4曲のめちゃくちゃな騒ぎ!それを一糸乱れず演奏するオケの物凄さ!半世紀前にこんな凄い指揮者がいたという事をまさに実感するばかりである。

このシリーズ今後ベートーヴェンの第9などが続々と登場するらしいので見逃す事が出来なくなってきました。はやくヴェルディの歌劇「オテロ」「仮面舞踏会」もこのシリーズで聴いて見たいものです。





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