①バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番、第2番、ソナタ第1番、レーガー:前奏曲とフーガ ト短調Op.117-2、117-1、シャコンヌ ト短調Op.117-4 (ヴァイオリン独奏)庄司紗矢香 (2010年パリ、ランファン・ジェジュ教会でのセッション録音 MIRARE盤)
②ベートーヴェン 「ミサ・ソレムニス」 オットー・クレンペラー指揮ニュー・フィルハーモニア管弦楽団・合唱団(1965年録音 EMI盤)
数年前、テレビで見たロシアのサンクトペテルブルグ・フィルハーモニー管弦楽団の来日公演の放送で庄司紗矢香さんのチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を聴いて以来、私にとって、庄司さんは非常に気になる存在となっていました。
その庄司紗矢香さんが昨年、バッハの作品のCDが発売され、たいへん好評と聞き、ぜひ聴いてみたいと思った。
ところで私がバッハの作品を聴いてみたいと思うことは、たいへん稀なこと、いや今まで無かったことである。
恥ずかしいことに私が持っているバッハのCDはアルゲリッチがピアノを弾く作品集と鈴木雅明指揮バッハ・コレギウム・ジャパンによる6大宗教曲BOXの2組のみと言う、たいへんな情けなさである。だからバッハを語る資格なし!と言われてもしかたがない。
オーケストラ音楽を聴くのが大好きなのに管弦楽組曲やブランデンブルグ協奏曲にも見向きもしないで、現在まで来てしまったのである。
そんな私がバッハの音楽が気になりだしたのは齢(とし)を重ねてきたためだろうか?よく、わからん。
バッハをきちんと聴いている方々から見ると、大家の演奏を聴かないで、いきなり若手の日本人演奏家の録音に飛びつくとは、何と、ひどい聴き方と言われるかもしれませんが、それが私らしくて、いいのだ!と思っています。どうせ飛びつくなら齢とった爺さん大家より、若い女性の方がいい。
さて庄司紗矢香さんのバッハである。
このCDはレーガーとバッハの無伴奏の作品を交互に収録していると言う、たいへん凝った2枚組のアルバムである。
庄司紗矢香さんの演奏は真正面から作品と向き合っているのが手を取るように分かる、そして何か心が洗われるような気持がしました。そして1729年製ストラディヴァリウスの素晴らしい音色と、録音場所の教会の素晴らしい響き。素晴らしい録音である。
そして、やはりレーガーよりバッハの作品の方が素晴らしいかった。
伴奏のないたった一つのヴァイオリンだけで、バッハが何か人生のはかなさを語ってくれているような気がしました。
一番素晴らしかったのは、やはりCDの最後に収録されているパルティータ第2番でした。最後の最後に「シャコンヌ」の演奏。
これから先、まだ若い庄司紗矢香さんのバッハがどのように深化(しんか)していくか楽しみです。
ところで私はまだカール・リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管弦楽団による1958年録音の「マタイ受難曲」の録音をまだ聴いたことが無い。当然CDは持っていない。
カール・リヒターの指揮するバッハの宗教曲の録音など私には無縁な世界と長年、思っていましたが、しかし、もう聴かなくてはいけない時が来たのではないかと強く感じました。
クラシック音楽の世界の奥底へ、奥底へ、終わりのない旅が続くようである。
バッハを聴いたあと何を聴こうかと思案して選んだ作品はベートーヴェンの「ミサ・ソレムニス」
バッハの作品の持つ崇高な高い精神と同じくらい高い作品と言うことで「ミサ・ソレムニス」しか思い浮かばなかった。
ベートーヴェンと言えば、多くの方は「第9」でしょう。しかし私は「ミサ・ソレムニス」です。
「Sanctus」はいつ聴いても心が洗われる気持ちになります。
②ベートーヴェン 「ミサ・ソレムニス」 オットー・クレンペラー指揮ニュー・フィルハーモニア管弦楽団・合唱団(1965年録音 EMI盤)
数年前、テレビで見たロシアのサンクトペテルブルグ・フィルハーモニー管弦楽団の来日公演の放送で庄司紗矢香さんのチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を聴いて以来、私にとって、庄司さんは非常に気になる存在となっていました。
その庄司紗矢香さんが昨年、バッハの作品のCDが発売され、たいへん好評と聞き、ぜひ聴いてみたいと思った。
ところで私がバッハの作品を聴いてみたいと思うことは、たいへん稀なこと、いや今まで無かったことである。
恥ずかしいことに私が持っているバッハのCDはアルゲリッチがピアノを弾く作品集と鈴木雅明指揮バッハ・コレギウム・ジャパンによる6大宗教曲BOXの2組のみと言う、たいへんな情けなさである。だからバッハを語る資格なし!と言われてもしかたがない。
オーケストラ音楽を聴くのが大好きなのに管弦楽組曲やブランデンブルグ協奏曲にも見向きもしないで、現在まで来てしまったのである。
そんな私がバッハの音楽が気になりだしたのは齢(とし)を重ねてきたためだろうか?よく、わからん。
バッハをきちんと聴いている方々から見ると、大家の演奏を聴かないで、いきなり若手の日本人演奏家の録音に飛びつくとは、何と、ひどい聴き方と言われるかもしれませんが、それが私らしくて、いいのだ!と思っています。どうせ飛びつくなら齢とった爺さん大家より、若い女性の方がいい。
さて庄司紗矢香さんのバッハである。
このCDはレーガーとバッハの無伴奏の作品を交互に収録していると言う、たいへん凝った2枚組のアルバムである。
庄司紗矢香さんの演奏は真正面から作品と向き合っているのが手を取るように分かる、そして何か心が洗われるような気持がしました。そして1729年製ストラディヴァリウスの素晴らしい音色と、録音場所の教会の素晴らしい響き。素晴らしい録音である。
そして、やはりレーガーよりバッハの作品の方が素晴らしいかった。
伴奏のないたった一つのヴァイオリンだけで、バッハが何か人生のはかなさを語ってくれているような気がしました。
一番素晴らしかったのは、やはりCDの最後に収録されているパルティータ第2番でした。最後の最後に「シャコンヌ」の演奏。
これから先、まだ若い庄司紗矢香さんのバッハがどのように深化(しんか)していくか楽しみです。
ところで私はまだカール・リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管弦楽団による1958年録音の「マタイ受難曲」の録音をまだ聴いたことが無い。当然CDは持っていない。
カール・リヒターの指揮するバッハの宗教曲の録音など私には無縁な世界と長年、思っていましたが、しかし、もう聴かなくてはいけない時が来たのではないかと強く感じました。
クラシック音楽の世界の奥底へ、奥底へ、終わりのない旅が続くようである。
バッハを聴いたあと何を聴こうかと思案して選んだ作品はベートーヴェンの「ミサ・ソレムニス」
バッハの作品の持つ崇高な高い精神と同じくらい高い作品と言うことで「ミサ・ソレムニス」しか思い浮かばなかった。
ベートーヴェンと言えば、多くの方は「第9」でしょう。しかし私は「ミサ・ソレムニス」です。
「Sanctus」はいつ聴いても心が洗われる気持ちになります。
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