オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

N響のグラズノフ、スクリャービン

2012年12月03日 22時24分52秒 | NHK交響楽団
毎週日曜のお楽しみの番組はNHK・BSで早朝に放送されるNHK交響楽団の定期演奏会。
昨日は10月の定期演奏会。指揮はN響初登場のロリン・マゼール。
N響の指揮台にマゼールが遂に立ったのか!
プレヴィン、マゼール、デュトワ、ノリントンとN響は凄い指揮者の布陣で、海外の名門オーケストラも顔負けである。
ただ年齢的が高い指揮者が目につきますが、パーヴォ・ヤルヴィが主席指揮者に就任予定なので、どのようにN響が変化していくのか、地方在住のため、放送でしか聴けませんが楽しみです。
さてロリン・マゼールによる定期演奏会。
オール・ロシアプログラムである。
ただロシア物と言ってもチャイコフスキーやラフマニノフの聴きなれた交響曲や協奏曲のオンパレードではない。
プログラムはチャイコフスキーの組曲第3番、グラズノフのヴァイオリン協奏曲、そしてスクリャービンの「法悦の詩」という、なかなか凝ったプログラム、通好みのプログラムである。グラズノフの作品がプログラムに組まれているのが嬉しい。なおヴァイオリン独奏はウィーンフィルのコンサートマスターのライナー・キュッヒルである。
今まで海外のいろいろなオーケストラと来日していたマゼールですが、全て日本では初めて指揮する作品かもしれない。
本当はマゼール自身、こういうプログラムを組んでみたかったのかもしれません。
演奏は世界のトップクラスの指揮者による演奏だけに、聴き応えがあり、さすがと思わすものがありました。
特にスクリャービンは面白かった。
ただ演奏から感じたのはロシアのムンムンしたロマンは後退して、作品の色彩感が強調されているように感じました。
それでもチャイコフスキーの組曲第3番の第1曲のエレジーは心にしみました。
ヴァイオリン独奏のキュッヒルは確かに巧いですが、ちょっとスッキリした演奏で、もっと強い感情移入が欲しかったな。そうでないとグラズノフの協奏曲は面白くない。
マゼールによる定期演奏会の放送では早くワーグナーのリングを、きちんと聴きたいな。
そしてマゼールのN響への客演は今回だけで終わらず、今後も続いて欲しいな。
次回はぜひマーラーとR・シュトラウスを聴いてみたいものである。










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