オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

歌劇「アドリアーナ・ルクヴルール」

2010年06月02日 09時12分51秒 | オペラ
今日は歌劇「ラ・ボエーム」はお休み。
昨晩は久し振りに一昨年のフレンズ・オン・アイスのプログラムを取り出しました。あの伝説になった「オペラ座の怪人」の年である。
会場で買った前日のリハーサルでの出演者の集合写真を特に感概深く眺めました。
前列中央の荒川静香さんから向かって右側に中野友加里さん、佐藤友香さん、シェーリーン・ボーン姐さん、高橋大輔さん、本田武士さん。そして荒川さんから向かって左側に恩田美栄さん、タニス・ベルビン、井上怜奈さん、チン・パンが並んでいる。
後列にはライザチェックや小塚嵩彦さんの姿がある。
写真を眺めながら、年月の流れの大きさを強く感じました。
大好きな中野友加里さんは引退し、恩田美栄さんの姿をスケートリンクで見る事は出来なくなった。井上怜奈さん&ジョン・ボールドウィンの演技も見ることは、もう無いであろう。
またチン・パン&ジャン・トン、高橋大輔さんのバンクーバー冬季オリンピックでの感動的な演技が脳裏をよぎる。
たった2年、されど2年である。本当に年月の経つことの大きさを改めて感じるばかりである。
今年は荒川静香さんのフレンズとして誰が登場するのでしょうか?

先週の土曜の深夜、NHKハイビジョン放送でチレア作曲の歌劇「アドリアーナ・ルクヴルール」全曲が放送されました。今、その録画を見ながらパソコンに向かっているところである。
昨年7月、イタリアのトリノ・レージョ劇場での公演。アドリアーナ役はミカエロ・カロージ、マウリツォ役はマルセロ・アルバレス。
チレア独特の美しい旋律には仕事の疲れも癒される思いがします。
第1幕のアドリアーナが登場して歌う「私は神の卑しいしもべ」の美しいアリアは大好きである。
演出は、今、流行の読み替えでなくオードソックスなもので舞台装置や衣装もハイビジョンで見るとたいへん際立っていた。歌手ではテノールのアルバレスの声が美しかった。
さて、このオペラは専門家から見ると二流の作品と烙印を押されがちですが、私にとって、たいへん懐かしく、オペラの魅力を知った、けっして忘れられない作品である。
私は約30年も昔、大学生の時、私はこのオペラの日本初演を見ました。第8回NHKイタリア・オペラ公演でした。
モンセラ・カバリエ、ホセ・カレラス、フィオレンツァ・コッソットという今でも身震いしそうな凄い顔ぶれでの公演だった。
私にとって人間の持つ声の美しさ、素晴らしさに正に驚愕した公演である。オペラの醍醐味を初めて知った公演といって良いでしょう。このオペラの公演のあとのヴェルディの歌劇「シモン・ボッカネグラ」も忘れがたい公演だった。こちらも日本初演だったはずである。
あれから30年以上の年月が経っていますが、あの歌声、舞台姿は今もはっきりと憶えていて死ぬまで忘れることはないでしょう。

凄いもの、素晴らしいものを見た時に受けた感動は終生、記憶が薄れることはないに違いありません。
昨年、一昨年見たフレンズ・オン・アイス、また昨年暮のメダリスト・オン・アイスの記憶も私の脳裏から終生離れることは絶対ないでしょう。
すでに今年のフレンズ・オン・アイスのチケットが届いています。
今年も荒川静香さんが私にどんな思い出を作ってくれるのか、どんな至福の時を与えてくれるのか楽しみです。

今日は齢を取ってきたせいか昔話ばかりでした・・・