連日の猛暑で雨乞いをしたくなる。本日全国で最高気温を記録したのは、故郷鳥取だったそうな。38度を超えたそうだが、私が暮らしていたころは、そんな高温になったことは無い。扇風機もエアコンもなしで、夏を過ごした。うちわが唯一のたよりだった。全国で一番気温が低いのは沖縄で、31度そこそこだ。やっぱり異常気象だ。
清滝、高雄は秋になれば紅葉狩りで観光客がたくさん訪れる。道に迷い着いた先は、清滝川にかかる金鈴橋(きんれいきょう)のたもとだった。駐車場へ車を預け散策した。
清滝川は、清滝の金鈴橋から落合までの約1.8kmの間を「金鈴峡(きんれいきょう)」と呼ばれているだけあって絶景かな。
上流では川で泳いだり、川原ではバーベキューをやっていた。楽しそうだ。
金鈴橋を渡れば愛宕山登山道で、頂上まで約7キロ半。
頂上にある愛宕神社は「火伏せの神」として知られている。愛宕山へ上るルートは他にもあり、嵐山側から上れば半分の約4キロだ。
川の横には遊歩道があり、下って行くと与謝野晶子の詩碑がある。
ほととぎす
嵯峨へは一里
京へ三里
水の清瀧
夜の明けやすき
與謝野晶子
この歌は「明星」で明治34年7月号に発表されたもの。
赤い橋は渡猿橋(とえんきょう)で、清滝にかかる三本の橋の中の橋になる。
下流では中学生らしき子どもが5~6人、岩場から川へドボ~ンドボ~ンと、代わる代わる飛び込む。面白そうだ。
郡上八幡の橋の上から子どもが飛び込む姿とラップした。水着を持ってきていたら、間違いなく飛び込んでいただろう。
その近くではアベック(姪っ子はカップルと言う)が、川へ足をつけて気持ち良さそう。
清滝川は京都市民の憩いの川になっている。山の川はきっと冷たいことだろう。見ただけで一服の清涼感が漂って来た。