ゆみちゃんの365日

日々の出来事を綴っています。

あだし野 念仏寺

2010-08-05 03:53:52 | 神社、お寺

地蔵盆の頃になると、新聞、テレビで、京都化野(あだしの)念仏寺千灯供養(せんとうくよう)の様子が、京都の夏の風物詩としてよく報道される。この化野と言う字は初めて見た時は、「ばけのかな?かのかな?」と悩んだ。そのどっちでも無かった。賢い皆さんは「あだしの」を一発で覚えたかも知れないが、私は何度も悩んでようやく覚えた。苦労して覚えたものは、死ぬまで忘れることは無いだろう。例え認知症になっても大丈夫。

一度は行かねばと思っていたが、念仏寺のそばにある”まゆ村”へ行った帰りに立ち寄った。

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入山拝観料500円を払い境内に入る。広い境内には所狭しとばかりに、八千体もの石仏、石塔がぎっしりと並んでおり、独特の雰囲気を漂わせている。

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その様子は、嬰児(みどりご:【意味】 嬰児とは、生まれたばかりの子供。あかんぼう。3歳くらいまでの幼児。)が一つ二つと石を積み上げた、賽の河原に模して「西院の河原」と名付け
られている。夜に石塔・石仏に無数のろうそくを灯せば、お化けの一つや二つは出てきそうだ。
境内を半周すれば、みずこ地蔵尊の横が竹林道になっている。

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竹林はよく手入れされており、青竹が空から差し込む木漏れ日とあいまって美しい。一人で歩くにはもったいない気分だ。この指とまれ!と言うも、誰もとまってこない。出した指はどうしましょ。自分でしゃぶるしかない。竹林道を抜けると霊園が現れた。

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すぐ横には六面六体地蔵があった。立て看板を読むと「お地蔵様を拝む時、「オン・カカカ・ビサンマエイ・ソワカ」と言ってお参りせよ」と書いてある。

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「地蔵菩薩のご慈悲がありますように」と言う意味のようだ。素直に「オン・カカカ・ビサンマエイ・ソワカ」と言ってみた。

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そのうち、きっと地蔵菩薩のご慈悲があるだろう。
帰りの竹林道も美しい。

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境内には延命地蔵尊もある。

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毎年8月23~24日に行われる、念仏寺の千灯供養に参拝したいが、予約申し込みせねばならない。それもすでに予約申し込み期間は過ぎていた。まだまだ行ったことのない寺院は、京都にはごまんとある。ここは是非行くべしという所があれば誰か教えて!

【参  考】
1.あだし野 念仏寺沿革
寺伝によれば、化野の地にお寺が建立されたのは、約千百年前、弘法大師が、五智山如来寺を開創され、その後、法然上人の常念仏道場となり、現在、華西山東漸院念仏寺と称し浄土宗に属する。
「あだしの」は「化野」と記す。「あだし」とははかない、むなしいとの意で、又「化」の字は「生」が化して「死」となり、この世に再び生まれ化る事や、極楽浄土に往来する願いなどを意図している。
この地は古来より葬送の地で、初めは風葬であったが、後世土葬となり人々が石仏を奉り、永遠の別離を悲しんだ所である。
境内に奉る多くの石仏・石塔は往古あだしの一帯に葬られた人々のお墓である。何百年という歳月を経て無縁仏と化し、あだしのの山野に散乱埋没したいた。明治中期に地元の人々の協力を得て集め、釈尊宝塔説法を聴く人々になぞらえ配列安祀してある。賽の河原に模して「西院の河原」と名付けられた。
(あだし野 念仏寺ホームページより抜粋)
 
2.あだし野 念仏寺
・アクセス: JR嵯峨嵐山駅→(徒歩30分ぐらい)→化野念仏寺バス停 鳥居本下車 徒歩5分
・京都バス嵐山営業所:TEL(075)861-2105
・住所:〒616-8436 京都市右京区嵯峨鳥居本化野町17
・電話:075-861-2221
・拝観時間: 4~11、3月 開門9時~16時30分(受付時間終了)
      4、5、10、11月の土曜・休日 開門9時~17時00分
     12~2月 9時30分~15時30分に受付終了。
年末年始12月20日~1月14日 10時~15時30分
閉門は受付終了時間から最大30分後となります。

・入山拝観料:大人500円
   中学、高校生400円
小学生以下:無料(ただし大人同伴に限る)
3.千灯供養(せんとうくよう)
毎年8月23~24日には無縁仏八千体の供養のため、石塔・石仏に無数のろうそくを灯して供養する千灯供養が行われます。
光と闇の世界に無常感が感じられ、なんとも言えない雰囲気があり幻想的。参拝は以下の方法で予約申込が必要です。
【 往復はがきによる申し込み方法】
■ 8月23、24日の希望日と人数
■代表者の住所・氏名・電話番号を明記
■予約申込期間6月15日~7月31日(定員満了にて締切)

       

コメント (4)
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