8月7日(土曜日)
今日は立秋。暦の上では秋だ。しかし暑い。今朝は5時起床で、畑の柵の外の雑草を刈った。盆が来ると思えば、草ぼうぼうにしておくわけにはいかない。3時間奮闘した。明日は家の周りの草引きだ。マンション暮らしの人が羨ましくなる。
昨日の新聞に「涼を求めて滝めぐり」の特集があり、京都府、滋賀県にある12の滝が紹介されていた。
真夏の陽光を樹々が遮るヒンヤリとした山中に、涼しげな水音を響かせる滝。空気をしっとりと潤わせ、しぶきを飛ばしながら流れ落ちる滝の前に立てば、暑さも忘れてしまいます。
滝は古くから、景勝地や信仰の対象として、日本人に親しまれてきました。ひと口に滝といっても、形状や規模は多種多様。滝つぼまで一気に落ちる豪壮で男性的なものや、いく筋にも分かれて優雅に流れる女性的なもの、広くなだらかな岩肌を滑るように流れるものなど、さまざまな表情を見せています。豊かな自然に囲まれながら、滝が生み出すさわやかな涼風で心身ともにリフレッシュしませんか。
「大滝」京都府綴喜郡宇治田原町湯屋谷大滝
数段に分かれた高さ20m近い岩肌を、清流が流れ落ちて行きます。古くから信仰の対象として知られ、岩肌の祠(ほこら)には不動明王の姿も。毎年9月1日には、五穀豊穣などを祈願する「大瀧祭」を開催。お神酒を飲ませたウナギ3匹を滝壺に放つ珍しいもので、雨乞いの儀式とも言われています。人々が祈りを託してきた、美しい力強い滝は圧巻です。
写真を見ていると、涼みに行きたくなった。愛妻に「宇治田原の大滝を知っている?」と聞いてみた。「昨年次男と行ったよ。行くなら案内しようか」ということになり、孫のひよりを連れて3人で行った。国道307号線を走っていれば「大滝」は右の道へ入れの看板が出てきた。この道は、「茶祖 永谷宗円翁生家」に行く道だ。突き当たれば左←茶祖 永谷宗円翁生家1km、右→大滝2km。
標識に従い山の中へ入っていく。杉木立の細い道を走る。
対向車が来たが容易には離合出来ない。離合できる所までバックしてもらった。こんな狭い道は軽自動車で行って大正解だった。滝のある所まで車で行けるが、駐車出来る台数は4台くらいで限られている。先客は1台だったので駐車できた。車から降りると、ヒグラシの声が森に響き渡っている。「カナカナカナ♪カナカナカナ♪・・・」。今年初めて聞いた。この鳴き声を聞けば、物悲しくなる。秋が近づいている。
大瀧大明神の鳥居を潜り、
滝のそばまで行く。これが岩肌の祠(ほこら)の不動明王か。
神棚もある。
滝は20メートルはありそうだ。
岩肌に流れている水に手を出せば、ひんやりとして気持ちが良い。
近づけば涼風が頬をなでる。下界では34度もあるが、暑さを忘れそうだ。ベンチがあれば半日でも座って、過ごしたい気分だ。決して大きくない滝だが、風情はある。
新聞には大滝までのアクセスが載っていたが、バスを利用すれば一日仕事になりそうだ。車で行くにこしたことはない。近場にお住まいの方で、まだ行ったことがなければ、一度足を運ばれてはいかがでしょうか。何と言っても”タダ”ですよ!
今まで何箇所くらい滝を見ただろうか。近畿にも沢山有るが、数えて見れば意外と少ない。神庭の滝、箕面の滝・・・10本の指でこと足りそうだ。。それでも日本三大名瀑の”華厳の滝””袋田の滝”の二つは見ている。残りは”那智の滝”だ。生きている間に一度行かねば死に切れない。70歳になるまでに行くつもりだ。
【参 考】
「大滝」京都府綴喜郡宇治田原町湯屋谷大滝
1.JR奈良線「宇治」駅・京阪宇治線「宇治」駅・近鉄線「新田辺」駅下車、京阪宇治バス「工業団地口」から徒歩40分
2.宇治田原町役場産業振興課 電話0774-88-6638
※滝の前の駐車場が混雑するため、大瀧祭当日は湯屋谷会館から徒歩を推奨