ゆみちゃんの365日

日々の出来事を綴っています。

セミの羽化

2008-07-22 22:06:04 | 日記・エッセイ・コラム

2008_07220013 家庭ゴミを出そうと柿の木のそばを通ると、セミの羽化したやつが目に入った。アブラゼミの死骸かと思い触ってみたところ動いた。しかしセミにはアリが何匹も群がって集中攻撃をかけている。このままほって置けばアリの餌になってしまう。何年も地中で過ごしようやく羽化したというのに、余りにも可愛そうなので梅の木の上に移動してやった。
先日セミの鳴き声のことを書いたが、クマゼミのシャンシャンシャンの鳴き声がうるさいと感じるのは当たり前だった。2日ほど前の毎○新聞の余禄にセミの話が出ていて「世界で一番やかましいのは大阪のクマゼミ」だそうな。「世界で一番やかましいのは大阪のおばはん」なら知っていたのだが・・・。私が幼少の頃、鳥取でクマゼミを見かけなかったのは地温が影響していたようだ。夏休みに気温が30度を越す日は数回であったと記憶している。今のようにクーラーなどあるはずもなく「うちわ」で過ごした日が懐かしく蘇ってくる。
都会にお住みの貴女様、セミは世界に約2000種、日本を含む東南アジアに650種ほど、そして日本には30余種いるそうですが何種類くらい見たことがありますか?
まさかと思いますが、生まれて一度もセミを触ったことがないなんて方はいらっしゃるのかな?
[余禄]
「世界で一番やかましい」と言われる大阪のクマゼミ。今夏の発生量は、昨年の約8割で平年並み、と大阪市立自然史博物館の学芸員、初宿(しやけ)成彦さんが予想している。周りの長居公園の初鳴きは9日で、昨年より10日遅かった。鳴き声音量のピークは8月1日、90デシベル(騒々しい工場の内部)程度という。街のクマゼミは人を恐れず、低い木でもでかい声で鳴く。その大合唱は夏の甲子園が終るころまで続き、暑苦しさかきたてる。クマゼミは南方系で、30年前まで大阪では少なかった。だが昨年の大阪府の調査では府内で7割、大阪市内で9割を占めるまで増えた。温暖な和歌山県ではアブラゼミの方が多く、クマゼミにとってはヒートアイランド化した大阪の街はすこぶる快適のようだ。セミは数年の及ぶ幼虫期を樹木の根で生息する。その分布を左右するのは気温ではなく地温で、大地の温度の微妙な差によるという。クマゼミの分布が北上する傾向が見られるが、それは地球温暖化よりも各地の都市化現象による影響のほうが大きいらしい。「身近な生物を通じて温暖化に気づいてほしい」と環境省の生物多様性センターが今月から開花や虫が鳴く時期を調べる初の全国調査「いきものみっけ」を始めた。今夏のテーマはセミ。ツクツクボウシ、ミンミンゼミ、クマゼミの分布や鳴く時期をホームページで公開中だ。アブラゼミやミンミンゼミが優勢な東京近郊でも近年はクマゼミの鳴き声が聞かれる。「2030年ごろには東京でもクマゼミが大量発生する」と初宿さんは予測する。夏休みに入り、ときには「夏の声」の移り変わりにもじっと耳をすませたい。

コメント
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