2008.12.07(No.12)
気がついたらすでに12月。秋は社会保険労務士法制定40周年記念の式典の準備や労働時間等設定改善アドバイザーとして企業を訪問をしていました。その間に、景気はどんどん悪くなり、最近は「採用内定取り消し」「期間雇用者の解雇」などここ数年ではほとんどなかった雇用上の問題が起こってしまいました。採用内定取り消しについては、大日本印刷事件(最二小昭和54年)において、「採用内定当時知ることができず、また知ることが期待できないような事実であって、これを理由として採用内定を取消すことが採用内定に留保された解約権の趣旨、目的に照らして客観的に合理的と認められ社会通念上相当として是認することができるものに限られる。」という判決があり、簡単にできるものではありません。今の時期の採用内定の取り消しは内定者にとっては厳しい、でも企業にとっても苦渋の決断のはず。ただ、できればこれから社会に出ようとしている若者に対して、企業は約束した労働の場を頑張って提供してあげてほしいと願います。これからの国の将来ということを考えれば、労働の場における人材育成は必ず必要だと思うからです。
小磯社会保険労務士事務所は来年で17年目を迎えます。1月から、法人として組織を整備し、情報収集力を高め、より水準の高いサービスが企業に提供できるよう、頑張っていこうと考えて準備をしております。HPもリニューアルさせることになりますが、これからもよろしくお願いいたします。
気がついたらすでに12月。秋は社会保険労務士法制定40周年記念の式典の準備や労働時間等設定改善アドバイザーとして企業を訪問をしていました。その間に、景気はどんどん悪くなり、最近は「採用内定取り消し」「期間雇用者の解雇」などここ数年ではほとんどなかった雇用上の問題が起こってしまいました。採用内定取り消しについては、大日本印刷事件(最二小昭和54年)において、「採用内定当時知ることができず、また知ることが期待できないような事実であって、これを理由として採用内定を取消すことが採用内定に留保された解約権の趣旨、目的に照らして客観的に合理的と認められ社会通念上相当として是認することができるものに限られる。」という判決があり、簡単にできるものではありません。今の時期の採用内定の取り消しは内定者にとっては厳しい、でも企業にとっても苦渋の決断のはず。ただ、できればこれから社会に出ようとしている若者に対して、企業は約束した労働の場を頑張って提供してあげてほしいと願います。これからの国の将来ということを考えれば、労働の場における人材育成は必ず必要だと思うからです。
小磯社会保険労務士事務所は来年で17年目を迎えます。1月から、法人として組織を整備し、情報収集力を高め、より水準の高いサービスが企業に提供できるよう、頑張っていこうと考えて準備をしております。HPもリニューアルさせることになりますが、これからもよろしくお願いいたします。