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「保育所・学校給食の食材の放射能の独自検査」に関する請願を提出しました 

2012-02-29 22:40:57 | 政治 平和活動
 3月議会が始まっている。昨秋以降、署名を集め、要請文を枚方市に提出してきた。枚方市は「市場に流通しているのは安全だから独自検査は必要ない」という姿勢。福島第1原子力発電所の放射能の影響は、当初の政府の予測よりも拡大していたことが明らかになっている。子ども達には、少しでも放射能の影響を少なくする大人の努力が必要だと思う。
 請願内容は・・・ 保育所・学校給食の食材の放射能の独自検査 に関する請願

1・請願の趣旨
福島第1原子力発電所の事故は、全国に放射能を拡散しました。この関西でも無関係では
ありません。放射能の影響を大きく受ける子ども達を守る必要があります。成長期の子ども達には安全な食生活が必要です。地産池消を大切にした「美味しい」給食は枚方市の努力でつくられてきました。現在食材の産地は保護者の方に公表されていますが、より安全、安心できるために、保育園や学校の給食食材の放射能の測定を行い、その結果を公表してください。

2・請願の理由
子ども達が健康に育つことは、みんなの願いです。私達が安全な食品を求めているのは、放射性物質による内部被曝の恐ろしさからです。それはチェルノブイリの事故以後、ベラルーシ等で甲状腺がんの発生が増えたことからも明らかです。それだけではなく、神経系の疾病の増加も指摘されています。低線量の放射能でも人体に影響することは明らかです。
今回の原発事故においても早期に子ども達に頭痛、鼻血、のどの痛み、目や耳の異常、皮膚のトラブル、腹痛、下痢、の様々な症状がでました。
吸う、飲む、食べるなどして体内に取り入れられた放射性物質は、各臓器に集まり放射線を出し続け、細胞分裂の過程で、染色体の鎖を切断し遺伝子を損傷します。成長期の子ども達は、細胞分裂が活発で、新陳代謝が激しく放射能の影響を大きく受けます。
事故以降、政府は食材の放射能の暫定値をつくり規制をしてきましたが、この1年をみてもすでに流通した茶葉・牛肉・米・粉ミルク等の食材からもセシウム等が検出され問題になりました。市場で流通している食材だから安全だとは言い切れない現状があります。そのため、独自の検査を実施する自治体が増えています。
国は、国際基準からみても非常にゆるい暫定値の見直しを行い、国民や専門家の意見を取り入れて新基準をつくりました。しかし、基準値を設定するだけでは、安全とはいえません。放射能に「安全といわれる閾値はない」と指摘されているように、限りなく少なくすることが必要です。実際に食材等の検査をおこない、少しでも放射能の影響を少なくする努力が必要なのです。
今なお福島原子力発電所の事故は収束せず放射能を放出しています。放射能汚染の広がりの中で海、山の作物、魚貝類等の汚染も心配されています。子ども達が安心して給食を楽しめる為に、保育所・学校給食の食材の放射能の独自検査の早期実施を求める請願をいたします。
 地方自治法第124条及び枚方市議会会議規則132条の規定により、上記のとおり請願します。

 2012年2月29日