平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会共同代表 大田幸世 平和が一番 市民の広場「ひこばえ」

枚方市を住みよいまちに☆原発NO!☆福祉・介護「すずらんの集い」☆枚方市駅前再整備は凍結☆市議会を変える高松まさ子

原発被災者支援法にもとづく具体的施策の実施を求める集い

2012-09-30 23:15:55 | 原発NO! 
 
 昨日、原発被災者支援法の集いに参加した。この6月に超党派の議員立法により「原発事故こども・被災者支援法」が成立した。谷岡参議院議員が講師。
 谷岡議員が支援法をつくろうと考えたきっかけは、事故が起きて学校が汚染された時、放射線管理区域をはるかに越える20ミリシーベルトが基準にされたこと。そして、子供たちを逃がすことができなかったという痛苦の思い。
 その後、チェルノブイリ法を学なぶ中で、国民の声、人権を大切にした法律を旧ソ連が作ったという事実を知り、チェルノブイリ法の優れたところを日本に取り入れたいと考えたという。よく、支援法は理念法と言われる。しかし、骨抜きにされないように6月14日の参議院復興特別委員会では、情報を得る権利、自己決定できる権利、移住先の支援、雇用、住宅、医療と介護、モニタリングと安全な食べ物。帰還した人への支援など、重要なことを各委員が語り議事録に残したこと。議事録は、今回のような議員立法では、提案者の意図は法律の文章と同じくらい重いと語られた。
 支援法を具体的施策に変える必要性がよく理解でき、急がなければならないと痛感した。
 

枚方市議会の現状

2012-09-28 14:50:14 | 枚方市
 9月26日、枚方市議会では、国に枚方市議会として意見を提出する意見書採択の審議がされた。市民の会は枚方市議会議長あてに「オスプレイの沖縄配備に反対する意見書採択」の要請をしていた。沖縄の全ての市町村は「反対」の姿勢を明らかにしているが、オスプレイの訓練ルートになる全国の市町村も配備反対の意見を表明している。まさに市民の声がどれだけ大切にされるかが問われているのだ。
枚方市議会としても、市民自治の姿勢が問われているのだが、残念ながら少数否決となった。
 しかし、議員の会派に縛られない動きがあったことは、うれしい。意見書は共産党議員団が提出したのだが、市民派の手塚議員と民主関係の議員一人が賛成をし、3人が退場したのだ。議員が会派に縛られている弊害は多い。議員は自分の意見を主張するには、勇気がいるというのだ。市民は議員を選んでいる。選挙の時、会派を選択する方法を取っていなし。
 自由に審議できる市議会になってほしいと、知れば知るほど思う。

枚方市議会傍聴

2012-09-27 09:14:02 | 枚方市
 9月24日、9月市議会を傍聴した。市長に対し「大飯原発の稼動を止めるように枚方市として国や関西電力に働きかけるように」要請していた。節電期間もすぎ、再稼動しなくても電力に余裕があったと報道されている中、枚方市長の答弁がいままでの「国」任せではなく少しでも変わることを期待していた。しかし、残念な答弁だった。答弁からは、原発事故への緊迫感は読み取れなかった。

 無会派の手塚議員の「大飯原発が再稼動されたが、安全性の観点から即刻停止する要請を枚方市としてするべき」と質問に対し、市長は「大飯原発の再稼動につきましては、IAEAや国の原子力安全委員会等関係機関による安全性が確認された上での再稼動であると認識しております」との答弁だった。しかし、大飯原発の敷地の断層が活断層の疑いがあるため現地調査を指示されていることは、周知の事実。
今後も、枚方市に対し、原発の危険性、放射能の健康への影響を訴えていくしかないようだ。

関西外国語大学リレー講義「アルゼンチンの魅力」に出席しました

2012-09-24 23:22:02 | ラテンアメリカ
 ラテンアメリカリレー講義に参加した。昨年途中からだったが、今日は第1回目からの出席。全部で13回の講義がある。
 今日は、在日アルゼンチン特命全権大使ラウル・デジャン氏の話。会場には学生といわゆる年金生活層が多かった。娘がしばらくブエノスアイレスに暮らしていたので身近に感じている。7年ほど前、娘をたづねて1週間ほど滞在した。タンゴの国、小ヨーロッパというのが私の印象。
 ラウル・デジャン大使は、ユーモアを交えながら、国の歴史、対外政策、日本との関係と幅広く話してくださった。
 アルゼンチンは非常に開放的で寛容であること。多民族共生の国であることを強調された。
 学生からの積極的に質問が出された。原発政策と領土問題。今、日本で大きな問題になっていることをスペイン語でわかりやすく質問していた。まじめが学生だとうれしかった。原発問題の方向についての質問に対し、ラウル・デジャン大使は、日本の原発の方向は日本の皆さんが決めることとだと明快に答えられていた。アルゼンチンは、何よりも安全が第1と強調され、アルゼンチンには3機の原発がある(日本が54基あった)が、水力発電の比重が高く、今再生可能エネルギーへの方向に向けた産業育成に努力していると回答されていた。
 領土問題は、マルビナス諸島等イギリスとの間に長期にわたり領有権の奪い合いがあるという。イギリスは話し合いに応じないが、長期的解決を目指しているという。領土問題は、平和的に解決することが非常に需要だと強調されていた。
 
 話を聞きながら、多文化の国の考え方に共感をする部分が非常に多いのに気づかされた。
 この講義は毎月曜日だが、可能か限り出席したい。

建築家 安藤忠雄 講演会に行きました

2012-09-23 21:37:55 | 建築家 安藤忠雄
 何年前のことだろうか、安藤忠雄さんの話を3回ほど聞きに行った。仕事が建築関係だったので、非常に興味深く彼の話を聞いた。歯に衣を着せない、正直な、こびを売らない彼の作品に大きなあこがれを持った。「住吉の長屋」は有名になった当初の作品。3階建てで間口が狭く中庭をつくり光を取り入れていた。家の移動に中庭を通るため雨の日は傘がいる間取りで、住みにくいがなぜか興味をもった。当時分譲住宅の仕事をしていたが、建売のため誰もが住みやすい無難な住宅をつくっていたからかもしれない。
 彼が、若い時からどのように変わっているかも知りたかった。精力的に街づくりに関わりながら、若い人を育てられていることが伝わってきた。しかし、少し首を傾げたくなることもあった。努力をすれば夢がかなえられる。チャレンジすれば前進する。そのことを自分の経験を通して何度も語られた。一方、学歴偏重の教育を非難し、現在の若者への警鐘も語られた。
 しかし、今の社会は生まれた時から子どもたちに「夢」「希望」を育む社会ではない。経済格差は拡大し、その格差は個人の努力では超えられないほど大きくなっている。
その視点を持たないと、すべてが「個人」に解消する危険性を感じた。
 でも、勇気を持ち冒険する姿勢はすばらしい。全ての人が、そのような姿勢を持ち続けられるような個人の集合体である社会にしたいと思う。