平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会共同代表 大田幸世 平和が一番 市民の広場「ひこばえ」

枚方市を住みよいまちに☆原発NO!☆福祉・介護「すずらんの集い」☆枚方市駅前再整備は凍結☆市議会を変える高松まさ子

100万人署名・・・どこでも誰にでも、放射能健診の実施を要求します・・・

2014-01-28 09:08:48 | どこでも誰にでも、放射能健診の実施を要求
 いま、署名を集めている。「どこでも誰にでも、放射能健診の実施を要求します」という内容。要求内容は①子どもでも成人でも、原発事故の放射能汚染による健康被害の不安を抱き、健康診断を希望する者全員に、国と東京電力の責任で無償で放射能健康診断を行なうこと ②子どもでも成人でも、原発事故の放射能汚染の被災地の住民と、被災地からの避難・移住者に対する医療を、国と東電の責任で無償で行なうこと ③原発事故による放射能汚染の被災地の住民と被災地からの避難・移住者に対して実施した健康診断の結果を、本人に開示するとともに国民に公表すること

 福島の原発事故は、収束していない。燃料棒取り出し作業が続けられている。そこで、働く人が、少なくなっている。命がけの仕事。二度とこのようなことを起こしてはならないと思う。全国で100万筆を集める動きがある。全国の動きにつながりたいと、枚方でも署名を成功させる実行委員会をつくる準備会が開かれる。身近な人に声をかけ、参加しようと思う。以下、案内ビラです。


 放射能健康診断100万人署名運動 実行委員会(準備会)結成の集い
2月2日(日) サンプラザ生涯学習センター 5階 第4集会室 午後1時30分~3時30分 参加協力金200円

 福島県の震災による原発事故から丸3年が、まもなく経とうとしています。震災、原発事故からの復興・復旧は依然、進んでいません。それどころか放射能による健康被害は、甲状腺ガンの子どもが58人(福島県健康管理調査より)見つかるなど「アウトブレイク(異常多発)」の状態です。今後、ますます放射能による健康被害は増大していくことが予想されます。いつでも、どこでも、誰にでも受けられる放射能健診の実施は、被災地に住んでいる方や避難者はもちろん、関西に住む私たちにとっても食品の放射能汚染等、被曝は避けられない状況のなかで安心して生きていくために必要不可欠です。是非、多くの方が、この集いに参加され、知恵を出し合い、この放射能汚染時代を生き抜くための方策を一緒に考えていきましょう。
  呼びかけ人:放射能から子どもたちを守る枚方の会  松田(090-9705-5921)
  

柳井直躬さん・・・市民自治は、市民があらゆる情報に接することを保障することから

2014-01-26 22:15:05 | 月刊『平和がいちばん』
 身近な市民を取材して毎月1回「平和がいちばん」で紹介させていただいている。今回は19回目。今まで、19人の方とさざざまな話をさせていただいた。今回は、「市役所改革」を市民運動の立場から進めている方に登場いただいた。その記事は・・・・・。

 「情報公開こそ市民自治の根幹」と語る柳井さん。自宅近くに車塚火葬場の建設が進む過程で、「公務員が市民の立場に立ち切ることの必要性を痛感した」という。
彼は広島で生まれ育った。兵器を考案する宿題や木刀で蛇をたたく訓練もした。ピカドン直後にいとこを探しに父親と広島市内を歩いた。電車がくすぶり、多くの死体を見たが「戦争だからあたりまえと感じた」と淡々と話す。60年安保反対闘争の時、芸術系の大学生だった彼は芸術的なプラカード持参でデモに参加した。そして警官につかまった。拘留にはそれほど鮮明な記憶はないが、ただその時担当だった検事とその後会う機会があり、近畿公安局を訪問した。出世していたその検事は、広い部屋のゆったりとしたソファーに腰をかけ、足を机に乗せて『赤旗』を読んでいた。「彼が公務員になった目的は、上から目線の立場に自分をおくことなのか」という感覚になったという。その時の公務員に対する感覚は今も持ち続けている。

 彼は家族的な伝統ある建設会社で働き続けた。「地域自治会も地方議会も無関心な“おまかせ民主主義”そのものでした」と振り返っている。転機がきたのはリタイヤへの準備中、車塚火葬場の計画が進みだした時。彼は『広報ひらかた』を読み、図書館で枚方の歴史を調べ始めた。そしてこの火葬場は、戦前に軍が軍服縫製工場を建設するために火葬場と墓地の移設をこの車塚に要求してきたこと、町役場もかかわり将来は別の場所に移す約束で町民は納得させられたことを知った。

 彼は、なによりも今計画が生活環境に及ぼす変化を知ろうした。自宅購入時に販売業者から火葬場があるという説明はなく、雑木林で隠れて気づいていなかった。そこで住民説明会に参加しようとしたが、「役員が行きますので」との当時の役員の対応。すでに役員は計画を了承していたようだった。いちばん影響を受ける近隣住民の要望を尊重してほしいと、何度も市役所へ足を運んだ。施設の目隠し用樹木に一年中繁るものを選ぶ、窓ガラスには室内の見えないものを採用する・・・。さまざまな要望を伝えたが、職員に緊張感は無く、担当部長は市民の近づきにくい部屋にいた。その時、例の検事の姿とダブり、市役所内には「官尊民卑」の姿勢が当たり前のようにあることに気づいた。

 この過程で公聴会の現状にも疑問をもった。火葬場建設を審議した公聴会の議事録を入手したところ、公述人の名前がポッカリ空欄で、発言内容に対する責任があいまいにされていた。また公述人20名のうち計画への賛否は半々で、彼はさっそく都市計画課長と面談したが、「公聴会の意見は計画に反映をすることはない」との返事。彼は「税金を使う公聴会なのにセレモニーでしかない。この体質では市民は大切にされない。情報公開制度を活用し自力で調べないと大切なことが一部の人に決められると危機感をもった」と語っている。
 柳井さんは7年前に発覚した東部清掃工場談合事件は、裁判は終わったが疑問点が多いと、当工事の設計書の情報公開を求めた。しかし公開された書類の99%はスミ塗り。肝心な数量・単価は、何も公表されず、現在不服申し立て中。
絵が好きで、特に「何かと何かを結ぶ橋」に興味を持ち描きたいと考えながら、また奥さんとの買い物時間も大切にしたいと思いながら、特定秘密保護法が強行成立された中、情報隠蔽をさせないように、枚方市に「小石」をいっぱい投げようと、忙しい日々を過ごしている。

枚方市の「市芸術文化振興条例案」 市民は今年も大いに発信します萎縮・自粛とは無縁です

2014-01-23 14:19:07 | 月刊『平和がいちばん』
 今年の第1号の「平和がいちばん」の1面の紹介です。批判精神の必要性を訴えました。以下がその内容です。

現 在、枚方市では「市芸術文化振興条例案」なるものが検討されています。その目的は「芸術文化の振興に関し、市民や芸術家や市の役割を明らかにする」として、市民の役割には「担うものとする」とか「努めるものとする」などの文言が並び、市内在住の芸術家にも同じ役割が書かれています。そして市は「振興計画」を策定し、「振興審議会」を置くとしています。

 「文化芸術振興基本法」(2001年)があります。この法律は国と地方自治体の責務を定めているので、国民や芸術家などに責務を説いているものではありません。国(政府)も口にしていない芸術文化への関与を、市長は市民や芸術家に課そうというのです。市の条例案に対して「余計なお世話」というのが的確な評価です。

 文化芸術活動は人間の精神を表現する活動です。この根源的な行為は誰かに強いられて行うものではありません。また抑制されるものでもありません。そして芸術文化は「権力から自由である」ことが基本です。第二次大戦中、どのような文化芸術が推奨され、逆にどのような文化芸術が弾圧されたか、それを検証すればすぐわかることです。戦争を賛美する従軍作家が華々しく扱われ、反戦作家には投獄や拷問が待っていました。権力に庇護された文化芸術が、戦争の実相や庶民の生活実態から目を背け、ますます権力を翼賛していったことはどの時代でも同じです。
 
 市長が市民や芸術家にあれこれ役割を課すことは不要です。不要以上に本当の文化芸術を高めることを阻害するものです。市長の役割は、市民がそれを創造し享受することが日常的にできるような環境づくりです。文化芸術に触れることのできる機会や施設、発表することのできる機会や施設を増やすための施策が求められているのです。その一例は、生涯学習市民センターを市民にとってより使用しやすい施設にすることです。

 自民党・公明党の数の横暴によって「秘密保護法」が成立しました。市民の活動に自粛と萎縮を狙うものですが、こんな時こそ旺盛な批判精神を文化芸術の分野でも発揮しましょう。

井手禎昭医師の著書「がん難民をふせぐために」を読みました

2014-01-22 21:19:02 | 保養の取り組みやんちゃっ子枚方
 昨秋、メールで井手医師と出会った。その時に著書「がん難民をふせぐために」を紹介いただいた。すぐに気になるところから読んだ。もう一度読み直してみた。昨秋は、福島の小児甲状腺が異常多発したこともあり、本当のことを知ろうと内部被曝の学習会や資料に目を通したりしていた。今回読みなおしてみて、細胞、遺伝子等具体的に理解でき、福島原発の事故後の人間に対する放射能についての理解が深まる。井手医師自身の阪神大震災での経験を原点に、同じ被災者の立場で「真実を伝えるのが責任」との緊迫感と優しさが全体にあふれている。子育て中の方にぜひとも読んでいただきたい気持ちになった。

福島のお母さんの声・・・この春も保養の取り組みをおこないます

2014-01-17 09:48:31 | 保養の取り組みやんちゃっ子枚方
 今春3月29日~4月3日(予定)に行なう4回目の保養の取り組みの準備に入っている。場所は、日本キリスト教団香里ヶ丘教会の協力をいただけた。

 小児甲状線ガンが異常多発していると専門家警鐘をならされている。気になったのでやんちゃっ子で参加されたお母さんからお話を聞いた。

 秋祭りの時期、「子ども屋台(地車)」を曳く子どもの数が3分の1になったと語る福島のお母さん。屋外は安心して過ごせる状況ではないという。そんな中、11月に公表された第13回福島県民健康調査によると甲状腺がんの悪性または悪性疑いと診断された子が58人にのぼっていた。異常多発だと小児科医等の専門家は訴えている(福島県は、事故当時18歳未満の子どもに対し2年に1度のペースで甲状腺エコー検査をしている)
 彼女は、「福島県民健康管理調査の検討委員会を傍聴しました。お偉い先生方と、医大の方、県の方が前に座り、メディアもその間に入ったので、傍聴者は後ろの方へ…やはりまだ、甲状腺検査のスクリーニング効果(集団スクリーニングによって発見された罹患率が、一般の病気の症状を通して普通は明らかになる罹患率よりも高いとき、これを「スクリーニング効果」という)との見解でした。健康被害をそのままにし、心の問題とのすり替えが続いています。一方で、同じ幼稚園や小学校に通う母親の中には、この事実を話す人はいませんでした。私が測定所の活動をしていると知っている人からは、どうなの?と聞かれることもありましたが。少し他人事のように思っているようで、悲しいです」と語られている。
 しかし話は続いた。「先日、オーガニックフェスタというイベントで、測定所のメンバーが『放射能クイズ』をしました。担当者は、子ども達がよく知っていて、びっくりしたそうです。小学校の授業でやったとか。学校ごとに取り組みは違いますが、学校で学ぶ事は大切だと実感しました。また、親からは、『そんな子どもの姿を見て小さいなりに放射能から身を守ろうとしているのがわかった』と感想がありました」 
 私は、子どもが、自らの健康を守ろうとしている。大人は、子ども達の心の声にこたえないといけないと痛感した。