平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会共同代表 大田幸世 平和が一番 市民の広場「ひこばえ」

枚方市を住みよいまちに☆原発NO!☆福祉・介護「すずらんの集い」☆枚方市駅前再整備は凍結☆市議会を変える高松まさ子

2010年の1年も、一瞬のはやさでした

2010-12-31 13:10:42 | 政治 平和活動
 毎年、1年1年がはやく過ぎていく。思う返すと多くの出来事があったようだが、周りに大きな病気になる人もなく、淡々と過ぎていった気もする。個人的には、孫が二人になり「齢」を感じると同時に、将来に向けて安心して暮らせる社会との思いを深めた年でもあった。
 政権交代の「夢」は完全につぶれ、市民の声をあげ続ける必要性は大きくなっている。基地問題、雇用問題全て人ごとではない。「市民の会」の必要性は、ますます増している。窓から見える雪を見ながら、来年への期待を強めている。 
 
 

「平和がいちばん」12月号

2010-12-24 21:43:42 | 政治 平和活動
師走の忙しさの中にいる。今年最後の「平和がいちばん」の配布をほぼ完了した。私の住む楠葉でも多く方に読んでいただいている。枚方の高校生の就職内定率が47%という。就職先がない不安で将来の希望がもてない若者のことを考えるとたまらない思いになる。努力をしても報われない社会は、誰もが幸せではない。

「平和がいちばん」12月号から・・・・・・留守家庭児童の安心できる居場所づくりを!・・・
娘が小学校入学目前に控えていた時に樟葉に引越してきた。樟葉小学校の校庭で学童保育のプレファプの建物を見て安心した。枚方では働きながらの子育てがあたりまえの社会になっていた。「ただいま」と放課後気軽に寄れる安全な居場所が小学校内にあることは、当時の私の悩みを解消してくれた。今では働く時間は多様になり、一人で家にいる低学年の子どもの不安大きい。もちろん保護者の悩みも大きい。親が就労等をしている子どもを対象にした留守家庭児童会(学童保育)が果たす役割はますます大きくなっている。   
枚方市の留守家庭児童会は、保育所を卒園し五常小学校に入学する子どもをもつ保護者達が自宅で「共同保育」をしながら枚方市へ学童保育所開設の交渉を重ね実現した。以降、財政難の時も「留守家庭の子どもを放置するわけにはいかない」との考えで市民サイドの動きが継続され、25年ほど前に全ての小学校の留守家庭児童会併設を完了した。その後、異年齢での集団遊び等学童保育ならではの豊かな蓄積を積み上げてきた。
しかし、枚方市は、「ふれ愛フリー・スクエア事業」(2002年~)開始と同時に留守家庭児童会の土曜日閉室を決めた。全児童を対象にした「ふれ愛」と留守家庭児童を対象にする留守家庭児童会の役割の違いから土曜日の開室継続を希望する保護者の声を聞かなかった。
「ふれ愛」は、校区の各種団体(自治会、子ども会、PTA等)による運営委員会が市の委託を受け運営している。土曜日に開設され、凧揚げや竹馬等の特徴ある取り組みがポランチアにより続けられてきた。一方、夕方6時までの開設もばらばらで、開設日数も地域の現状に規定され土曜日の留守家庭児童の居場所になるには無理があった。
しかし、その「ふれ愛」も来年度から廃止され、新たに補助事業として「枚方子どもいきいき広場」が実施される。実施主体が「枚方市」から公募した実施団体に変わり、これまで実施してきた管理指導員や臨時職員の派遣もなくなる。そして開設時間も午後4時までというもの。実施団体への開設回数等の条件を今後も見守る必要がある。はっきりしているのは、留守家庭児童会の土曜日開設は復活しないこと。結局、大変な家庭は土曜日の居場所を個別に探さなければならない。(大阪府下で30自治体が全土曜日に学童保育・留守家庭児童会の開室を行い、全国でも7割を超えている)
現在、留守家庭児童会の待機児は増えている。国の「子ども放課後プラン」は役割の異なる全児童対象の「放課後子ども教室」(文部科学省)と留守家庭児童対象の「学童保育(厚生労働省)を無理やり結びつけようとしている。必要なのは目の前にいる子どもの生活を守ること。机上のよく変わるプランに翻弄されてはいけない。全ての子どもが安心して過ごせる社会にするために、留守家庭児童の土曜日の居場所を個人任せにしてはいけないと思う。

歌舞団コンサート「フリ-ダム」を見ました

2010-12-06 23:10:38 | 政治 平和活動
 涙が自然にでてくるコンサートだった。現在進行している「貧困と戦争」の社会現状を真正面から見つめ、観客にストレートに「社会を見つめ直そう。変えよう」と訴える内容だった。
 沖縄北部に住む貧しい一家の物語。主人公は、本土に出稼ぎに来て派遣切りにあい、沖縄でコンビ二弁当工場で派遣で働いている。弟は、陸上自衛隊の一等陸士。母と祖母との4人暮らし。そこへアメリカ海兵隊員でイラクの帰還兵の従兄弟がやってくる。従兄弟は幼い頃とは変わり「殺人マシーンだ」と叫び、正常な精神状態ではなかった。そんな時、主人公にまたも派遣切りが・・・・。戦争と貧困が交差する沖縄を舞台に若者の苦悩が描かれている。従兄弟は、イラク民衆とつながる中で人間性を取り戻し「人としての自由を取り戻していく」主人公も派遣・非正規、首切り社会のなかで「人間を切り捨てる自由」がのさばる社会を変えようと立ち上がっていく。
 身につまされる内容だった。一人一人を「物」として扱う社会への怒りは、私の胸を大きく揺さぶった。