平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会共同代表 大田幸世 平和が一番 市民の広場「ひこばえ」

枚方市を住みよいまちに☆原発NO!☆福祉・介護「すずらんの集い」☆枚方市駅前再整備は凍結☆市議会を変える高松まさ子

枚方市の美術館問題の解決を 

2016-04-18 15:41:27 | 枚方市美術館問題
 枚方市の美術館問題について、4月28日市議会の全員協議会が開催されるという。大きく前進することを期待している。
機関紙「平和がいちばん」4月号の記事「直言」を紹介します・・・・・。

 三月議会で伏見市長の市政運営方針の表明があった。沢山の案件があふれている運営方針ですが、選挙公約にもなっていた美術館建設問題には一言もふれられていません。これは何故でしょうか。
 
 一方、「総合文化施設内に整備」という案は、寄付者とは茶室を含めるという条件で協議がされているとの報道もあります。「現金の寄付で云々」とありますが、そもそも市が美術館を持つというのに、肝心の「美術」についての議論がないのはとても不思議なことです。多くの市立美術館をみても、それぞれに目的特徴があります。しかし聞こえてくるのは建設費、維持費等のお金のことばかり。文化の香りはどこにあるのでしょうか。

 市民に愛されているアラカシの森を伐採しようとした経緯は忘れるわけにはいきません。計画に賛成した市議会議員のうち、どれだけの人が予定地に足を運び住民と対話したのでしょうか?

 アラカシの森は、子供達や散歩するお年寄りやラジオ体操の輪の中からも、こっそり行き来するタヌキやイタチまで含めて実に多くの眼差しから見守り続けられてきました。そこから生まれた絵本『アラカシのもり』は大好評です。雨にも負けず、雪にも夏の暑さにも耐えてねばり強く経緯を見守って来られた香里ケ丘中央公園見守り隊の運動は高く評価されます。それが単なるハコモノ反対というレベルではなく、文化や環境をめぐる、そして何よりも地域コミュニティのあり方を探る動きだったからでしょう。

 絵本原画展に来られた多くの人々の中には伏見市長も居られました。市は早期に方針を明確にし、即時にフェンスを撤去してほしいと思います。

枚方方市議会「安全保障関連法の廃止を求める意見書」が、僅差で否決

2016-04-18 15:33:00 | 枚方市議会
身近な政治 枚方市議会を市民の手に取り戻したい。今以上に活発な審議の場になってほしい。そんな期待を持ち、平和条例の機関紙に投稿しました・・・

    全国の闘いの息吹をうけて、変わり始めた枚方市議会

 「安全保障関連法の廃止を求める意見書」が、15対16の僅差で否決された。枚方市議会最終日の3月28日のことである。否決は残念だが、大きな前進だと考えている。この数年、秘密保護法廃止、集団的自衛権容認を認めない請願や署名提出を続けても、全与党体質の議会の壁は厚く、民主党議員が個別に採決時に退席することがあっても日本共産党会派以外には無視されてきた。しかし、全国の戦争法廃止のうねりは、一人会派や日本共産党議員団が提出する意見書には他会派は協力しないという、長きにわたる「市民無視の非民主主義的体質」を、大きく変えはじめている。

 昨秋、残念ながら大阪維新の市長を誕生させてしまったが、そのことにより、市議会での会派間の、国政の立場を隠した総与党のなれあい体質を変えるきっかけになるのではと考えた私たちは、「戦争法」の強行採決への怒りをばねに、12月議会に向けて「沖縄新基地建設の断念を求める意見書採択」をめざし署名活動を開始した。可決されるまで続ける覚悟で。12月議会にむけて415筆提出し、共産党会派が同趣旨の意見書を提案したが否決されてしまった。私たちは3月議会に向けて署名を強化し継続した。

 今年1月に市役所前で「戦争法廃止2000万人署名」と平行に「沖縄新基地をつくらせない」と呼びかけていると、自民党の議員が近づき「名護市に行くよ。友好都市やから」と告げた。保守派議員が名護市に行くと聞き、沖縄の課題が本土の課題になっていると感じ、「硬直した議員を変えるチャンスは今だ」と思いたち、2月末に新たに1100筆を提出後、全議員回りを始めた。民主市民議員団には3回足を運んだ。手塚議員(市民の会の議員)同席で数名の議員と話ができ、手塚議員以外に3名の議員が名護市を訪問していることを知った。
 その内の一人の議員は、プログで「辺野古の闘いにふれ、出来ることはしたい」と熱く語っていた。自民党議員も「基地被害は、明らかにある」と心から語り、辺野古現地に行けば、現政権の強権的な姿が分かり、それに立ち向かう現地の方々の非暴力の姿勢に誰もが大きな感銘を受ける。私は、あらためて沖縄の闘いの意義を認識した。しかし手塚議員と共産党会派の他にもう1会派の議員の紹介がないと、請願の可決は難しいと考え、3月議会では議員に要請内容が周知されるだけの「陳情」とした。

 3月議会の代表質問で、自民党議員と一緒に名護市を訪問した民主市民議員団の代表は、「名護市を訪問したが、枚方市は友好都市名護市にどんな手をさしのべるのか。市長も名護市を訪問したが、辺野古の団結小屋など調べていたのか。平和をテーマに友好都市をつなげ支えあうことを要望する」と市長の平和施策への姿勢を質した。それは、名護市で沖縄料理の接待を受け、町づくりに料理を生かしたいなどという報告を「ひらかた広報」にのせる市長の姿勢への痛烈な批判でもある。

 「戦争法廃止の意見書」はあと一人の議員を獲得すれば実現できるという目標が出せるところに来た。全国の反安倍の取り組みが国政を規定し、今夏の国政選挙にむけてその勢いが増している。その息吹は、あきらめずに戦争法や沖縄基地問題の小集会を続け署名を繰り返し、市議会に働きかけていた私たちに大きな力を与えてくれた。そして全国の市町村で枚方市議会のような変化を生み出しているのだとも思えてきた。全国・沖縄の動きと連帯し、壁はまだまだ高いかも知れないが、6月議会にむけて進みたい。

      

枚方市立病院の駐車場の有料化に反対します

2016-04-13 18:47:52 | 月刊『平和がいちばん』
 市立ひらかた病院駐車場の有料化が提案されていると聞く。何故、このようなことを考えるのか理解できない。内容を知ると、利用する市民の医療関係費の負担が増えることが、明らかなのに。
 「平和がいちばん」に投稿があったので紹介します・・・。

 市立ひらかた病院駐車場の有料化が提案されています。提案内容は、通院患者は入庫後30分迄は無料ですが、30分を過ぎた時点から5時間30分迄200円、それ以降30分毎に100円ずつ加算というものです。又お見舞いの方には入庫後30分迄は無料ですが30分を過ぎるとその時点から1時間300円、以降1時間毎に100円加算というものです。いずれも30分以内は無料ですが、病気治療、健診、入退院等、あるいはお見舞いなどの該当者に院内での待ち時間も入れ30分だけは無料というのはいかがなものでしょうか。
 このことは例えば市立ではないが近隣の星ヶ丘医療センターが、外来患者は終日無料、見舞者についても入庫後1時間迄は無料で、以降1時間毎に100円加算されるシステムになっており、受診者などに本来の目的以外の負担は配慮したものとなっています。
 市内の病院に先駆けて市民のための市立病院-という公立の「市立ひらかた病院」が駐車場を有料化することは疑問だという意見を聞きます。有料にするにしても患者に負担がかからない、先述の病院の料金以下になるよう見直すことが必須と思料します。
 「市有財産の有効活用」「市民に開かれた市役所」「安心してかかれる市立病院」等、これら醸成されつつある市民感情が、駐車場の有料化に伴って通院患者の足が遠のき他の病院に流れるような、こんな本末転倒なことが起きてはなりません。私も有料化はすべきでないと考え、駐車場の有料化を含む病院事業会計案には反対です。なお、病院に用事のない方から駐車料金を徴収することは、当然のことですが本テーマの対象外事案です。

「広報ひらかた」に物申す

2016-04-11 17:59:27 | 月刊『平和がいちばん』

「広報 ひらかた」の4月号から、市長市民に対する姿勢が見えてきます。市民の会の機関紙「平和がいちばん」4月号の1面を紹介します。(以下、紙面より)


 4 月号をご覧ください。まず市長の「情熱日記」(11p)です。「名護市訪問を終えて」と題して、「友好都市である名護市のお招きで名護さくら祭に>加」し、「おもてなしと郷土料理」が印象的であった、枚方市でも地元産の野菜や食文化などを町づくりに活かしたいと結んでいます。沖縄料理が美味しかったのは良かったし、もてなしに心打たれたのも結構。しかし「それだけ?」というのが市民の率直な感想です。

名護市はここ数年、辺野古への新基地建設をめぐって厳しい議論と運動が続けられてきています。「基地負担を押し付ける政府」と「反対し続ける名護市民」のせめぎあいの中で「地方自治を尊重」するために必要なことは何か、市長は名護市を訪問されたことでさらに深い考察をされたことでしょう。枚方では美術館建設問題があります。市長は「計画白紙」を表明しましたが、名護市関係者との懇談でいろいろ考えられたと思います。そこから得た「情熱」こそ市民は聞きたいのです。

また今号の「表紙」は前号までと違い、文字だけの紙面です。その文言は市長の「28年度市政運営方針」の重点施策6項目。毎年3月議会で表明される市長方針は、翌4月号に特集で掲載されてきています。例えば3年前の4月号は、2ページに「(市長方針の)7つの分野の主な施策」と写真を入れて説明しています。ところが今号は表紙に文字だけで主要施策が並び、2ページから方針全文が掲載されているだけの紙面です。情報を市民にわかりやすく提供しようとする工夫がありません。

広報は大切な生活情報を市民に提供するとともに、これからの市政を一緒に考える紙面です。そのために美術館問題などの焦眉の課題について、市長の率直な意見表明が必要です。意思決定の過程も明らかにするという公約から当然のことです。そして市民が関心を寄せ、議論を深め、市民力を高めるための編集と工夫を大切にした広報を要望します。すべては“市民自治のまち”を目指すためです。

沖縄辺野古に行きました・・ 非暴力の闘いが国を動かすすごさ。たたかいを続ける、粘り強さに感動!

2016-04-04 09:00:27 | 沖縄基地問題 

本日4月4日昼食会のメニューは、花見弁当 


 枚方市議会で「安保関連法を廃止にする意見書」が、15対16に僅差で否決されました。非常に残念ですが、民主党関係の議員が全て「賛成」されたことは、嬉しい。審議過程も含めあまりにも現政権への「怒り」は、広がり続けている。
 2月末に沖縄訪問をした。「平和と民主主義の全国交歓会」のツアーに枚方から3名で参加しました。現地の若い方の案内を受けて有意義なツアーでした。1月も3月も身近な友人がこのツアーに参加し、互いに報告をしあっている。

 私は何よりも、非暴力で闘う凄さを短時間だが、実感できた。一に行った友人の感想文を紹介します。

 辺野古の海は美しかった。コバルトブルーと淡い水色の織りなす状態は限りなく輝いていた。そしてテント・ゲート前の人々は優しくてあたたかかった。気軽に声をかけ、腕を組み、お菓子を配ってもてなしてくれた。何より皆笑顔が素敵だった。そしてリーダーの山城博治さんは一段と素敵だった。話も歌も笑顔も人を引き付けてはなさない不思議な魅力にあふれていた。座り込む若者達への熱い思いが伝わってきて胸が一杯になった。「無理をするな、挑発にのりな。逆らってはいけない」。抱かんばかりに一生懸命話しかけている。

 機動隊の若者達は無表情だった。皆一様に目はうつろな灰色。必死で彼らに話しかけるおばあがいた。ごぼう抜きされてもされても又座り続ける人たち。たくましく、しなやかに、その明るい瞳に希望と闘い方を学んだ。「機動隊の若者の中に瞳がうるんでいる子もいたよ」と話す人。私も両脇を二人の隊員に抱えられごぼう抜きされながら恐怖心は消えていた。不思議な感覚だった。「歩いて下さい、歩いて下さい」という若い隊員の体温は温かかった。同じ事を毎日繰り返す隊員とゲート前の人。そこに“愛”はうまれないのか、切に思う。現場にはトイレ車もあり、救護班もいる。毎日の事、細かい気配りに頭が下がる。移住したり何度も参加する人々の気持ちがわかる気がした。闘いながら心が、やさしく暖かくなるのだ。

 壕、ガマにも強い衝撃を受けた。壕の中に作られた仮設の病院の中で麻酔なしで手術が行われていた。手足の切断である。電気がなく真暗やみである。小さな、油の灯りがあるだけである。若い娘たちが切断された手足を外へ持ちだすのだ。壕の中は、うじ虫がわき、血と糞尿の臭で満ちていたという。そして、終には動けない者には青酸カリ入のミルクを渡し見捨てていくのだ。
 また、兵隊たちは、自分たちが入る為に壕の中の民を追い出した事実。泣き出す赤ん坊を殺した事実。自ら子供に手をかける親族もいたという。真っ暗な壕の中にいてまざまざと感じた恐怖と怒りと悲しみ、何ともいえない感情がこみあげてきた。
 嘉数という地では、リュックの中に爆弾を入れて米軍の装甲車の前に寝た少女、少年達がいた。この地では民衆のすさまじい闘いを展開したという。狭い地域で、52日も米軍を手こづらせたという。一番の激戦地であった。多くの命が奪われた。戦争は絶対してはいけないのだ。戦争に正義はない。人間が人間でなくなるのだ。

 日本は沖縄を捨て石にしたのだ。兵隊だけでなく赤ん坊からおじい、おばあ、までが闘わされた。もうこれ以上民意をふみにじってはいけない。
 3日目は、裁判所前の集会に参加。結審の場に出る稲嶺進市長を皆で応援した。オール沖縄は、健在だと感じた。すごい熱気だった。「一つの裁判に負けても まだ十数回から二十回ぐらいの裁判がある。20年以上かかる」とゲート前の山城さんも言っていた。負けない熱気が確信にかわるのを感じた。
 そして、今回のツアーのグループの中に20代の若者がいた。ゲート前にも東京からきた20代の若者達が20名いた。─週間滞在したという。そして沖縄の全交の女性たち。車の運転、ガイドでお世話になった。若者たちも闘っているという事実が何よりも嬉しかった。街中での署名活動では若者に無視されるということも多かったので希望をもらいました。

 明るくしなやかに楽しく闘いあきらめない。実感しました。皆様、辺野古に行きましょう。