平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会共同代表 大田幸世 平和が一番 市民の広場「ひこばえ」

枚方市を住みよいまちに☆原発NO!☆福祉・介護「すずらんの集い」☆枚方市駅前再整備は凍結☆市議会を変える高松まさ子

枚方から発信 お勧めします。 「沖縄が戦場になる」って本当ですか?(ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会 編)

2023-01-27 14:37:55 | 沖縄基地問題 
戦争が準備されている。マスコミがほとんど報道しない中、取り返しがつかない流れがつくられようとしている
「平和と生活をむすぶ会」の会報の投稿させていただいた。
以下

「沖縄が戦場になる」って本当ですか?(ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会 編) 本書を「枚方の集い」で学び、広げたいと思いました。            
 本書は2022年9月25日に開催された「『ノーモア―沖縄戦・命どう宝の会』のシンポジウム」の講演録です。司会は、山城博治さん。挨拶は、沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の具志堅隆松さん。
共に、私たちに「あきらめずに闘う」姿を示しておられる。
 ジャーナリスト4氏のトークセッションは、「再び沖縄が戦場になる」という危機感の中、自らのジャーナリストである立場と真剣に向き合っておられることがひしひしと伝わってきた。
 その一人。特定秘密保護法の「特定秘密」を含んだ日米作戦計画のスクープを配信した石井暁共同通信社専任編集委員。「権力の監視下で、戦争報道の意識を持って、絶対に『有事』を起こさせないという決意でもって報告していく。沖縄の新聞人としての決意を固めた」との言葉に身が引き締まる。
 琉球新報の新垣毅さん。「戦争をさせない政治が不在である現実がある。危機感を県民と共有したい」。
沖縄タイムスの阿部岳さん。「将来沖縄でミサイルが飛び交うことを前提のシェルターつくりはおかしい」。
三上智恵さん。「自衛隊報道を沖縄メディアの避けてきた。全国紙も沖縄の問題を避けてきた。自衛隊報道に本腰を入れないといけない」。
一人一人の発言に重みがある。戦争は既に準備されている現実と、それに抗う方々との連帯を考えさせられた。
           
今、戦争を前提にした世論作りが、進められている。
昨年2月のロシア軍のウクライナ侵攻は、「憲法9条を守れ!」という市民に大きな衝撃を与えた。
ウクライナ戦争直後、複数の知人から「ロシアを擁護している。納得できない」とか、逆に「ロシアばかりを責めるのはおかしい」など、批判や疑問の声が私のところにも届いた。
3月の「枚方市平和の日」に合わせ開催した集い(講師は西尾慧吾さん沖縄戦遺骨収容国吉勇応援会・学生共同代表)で緊急決議「外交努力で即時停戦」をあげが、その後市民に武器を持たせて戦わせるウクライナ戦争は、長期化の様相を呈してきた。
知人達の間に「一度戦争がはじまると今の国際社会の力では、止めることはできない。やはり、軍事力は必要」というあきらめ感が漂いはじめる。
このままではいけない、何故このような戦争が起きたのか、国際的な動きや歴史的背景を知り、周りの人と何をするかを考えたいと「集い」を企画した。
8月の集い、「ウクライナ戦争と日本の大軍拡(講師は「むすぶ会」の豆多敏紀さん)」のテーマに続き、11月には「南西諸島へのミサイル配備、基地強化の現状・・戦争を止める道は・・」(講師は沖縄国際大学元非常勤講師の西岡信之さん)のテーマで集いを開いた。

 講演では、まさに軍事化が進められている与那国島から鹿児島馬毛島の南西諸島の状況がトータルに語られる。米国の対中国戦略の変更による「つくられた台湾有事」や日米韓統合軍事演習の現状を参加者で共有することができ、戦争への流れを止めるにはどうすればよいかとの問題提起もされた。
講演後は、7~8人ほどの3グループに分かれ、参加者全員が発言して意見交換を行い、交流を図る。
 参加者の意見としては、「この1年で戦争への危機感が大きくなり、沖縄だけでなく九州、本土の基地強化がされていることが分かった」「『台湾有事』は意図的につくられている。台湾問題は中国の国内問題であり、背後には米国の世界戦略があると学んだ」等。

大手メディアが「中国悪し」と意図的に世論を誘導している中、参加者は事実を知り、あきらめ感を持つ自分を問いかける契機になった。
情勢をトータルに学び交流する集いを定期的にもつことは必要であると痛感している。
現在は、3月の「枚方市平和の日」に合わせて、「写真展」をこの間、出会った方たちと準備している。
皆さんのご協力で、「語り合う」写真展にしたい。人々がつながることが力になるのだと思う。
                                                枚方市民の会 大田幸世


西尾慧吾さんを招き市民がつくる「枚方平和の日」を3月5日に行いました。

2022-03-05 20:50:12 | 沖縄基地問題 

心が震える集まりだった。
テーマは沖縄から平和を考える!
呼びかけ文
76年前の沖縄戦では、連合国軍と日本軍を合わせて20万人以上の犠牲者が出ています。そのうち、一般の犠牲者は推計で約10万人、沖縄県民の4 人に1人が亡くなりました。
沖縄県は、6月23日を「慰霊の日」と条例で定め戦没者の霊を慰め世界の恒久平和を願う日としています。
美しい海・・・緑豊かな山々、多様な生物が暮らす沖縄から多くのことを学びませんか?

講演のテーマは、「沖縄に押しつけられた問題は、私たち全員の問題だ」
昨年 の「沖縄戦戦没者の遺骨混じり土砂の基地への投入を許さない」意見書採択の全国化をめざした取り組み。そして、オミクロン株の感染が米軍基地から広がったことは「沖縄に起こることは全国に起こる」と語られ、沖縄を自分のこととして考える大切さが伝わった。

大学生の彼は、高校の沖縄修学旅行で遺骨収容の方と出会い沖縄戦の事実を知り、ヤマトンチュウ(本土の人)として加害意識を持った生き方はいやだと沖縄へ何度も通った。また、社会を変えられるのかと不安になる時は、現状への「怒り」と「恐怖心」が前に向かせるとの発言は、参加者の心を震わせた。
枚方で沖縄戦歿者の取組をされている方等、多様な参加者で熱気ある集会になった。

西尾さんプロフィール
1998年生まれ。米イェール大学在籍。哲学・人類学専攻。2017年4月より沖縄戦遺骨収容国吉勇応援会・学生共同代表として、関西を中心に毎年10カ所程度沖縄戦遺品の展示会を開催する傍ら、国吉勇氏から遺品に関する聞き取りを進め、地上戦の「動かぬ証拠」としての遺品の活用・継承に取り組んできた。現在は「ヤマトにおける沖縄戦平和学習」の研究と実践に励む。「遺骨で基地を作るな!緊急アクション!」呼び掛け人


○参加者の感想

○お話の中で「沖縄で起きることは、日本全体で起きる」ということが印象的でした。
 ヒトゴトでなくワガコト(自分の問題)として捉えるーまず、そういう「問題意識」が、大事なんだと思います。西尾さんもご自身の「問題意識」を深められてこられたと思います。
 深い内容をわかりやすく話されるのは、ほんとうに自分の頭でしっかり考えられておられるのだと思いました。
 「無力感」に対するコメントもかなり勇気づけられました。

○西尾さん ありがとうございました。
○「市民活動は、特別な人がするものではない」と言われたことに大変共感しました。でも、そう思っていない方が多いですね。
 自分の言葉で語って下さった平和への思い、今の政治への憤り こんなに若い人が、と思うと涙が出ます。
 今日の感動を明日のエネルギーにつなげたいと思います。ありがとうございました。

○修学旅行で感じ、疑問を持ち、研究を続け、今日の講演をされたことに感動でした。沖縄のエイサーを踊っていますが、まだまだ知らないことばかり。エイサーを子ども
達と踊る中で、平和について、自分達の生活について、これからも考えていきたいと思います。以前から、高江のことを、子ども達と映像を見ながら考えました。若い西尾さんが子ども達に話して下さると、より分かるかと思いました。



枚方くずは憲法の会 正月号に「くずは通信」210号です

2021-12-30 14:11:32 | 沖縄基地問題 
今年もあと少なくなった。さて、私も会員である「くずは憲法の会」の「くずは通信」にメッセージを掲載させていた。くずはで地道に「日本国憲法の改訂に動きを止めよう」を合言葉に取り組んでいます。 これまでも何度か私の記事を掲載させていただいているが、世界動きをみると「武力行使をやりかねない準備を進めている」と思われる不安が払しょくできない。

  琉球弧の軍事要塞化は、戦争への道 軍拡予算を暮らしに! 憲法を活かそう
 台湾有事を想定した軍事強化が進められている。日米安保条約は「対中同盟」に変質され九州・沖縄・南西諸島への自衛隊とミサイル配備が加速している。その総司令部が辺野古新基地という。後ろに米国・米軍がいる。
石垣島の人は訴える。「戦後、米軍が沖縄島基地をつくったので親達は元の土地に戻れず島に棄民された。命がけで開墾し台湾の人達とパイナップル農業つくってきたのに、生活を脅かす基地が、今生活の場に入ってきている。身近で米軍等の合同軍事演習がされ、緊迫感が煽られている。民間同士の文化交流が先なのに」と。 
国会は改憲推進勢力が3分の2を占め、憲法違反の敵基地攻撃能力の言葉も飛び交う。しかし、市民は「憲法改悪を許さない全国署名」を開始した。2022は「武器ではなく全力で外交努力に行う」政治に変える一人になろうと心を新たにしている

 平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会                                  共同代表 大田幸世

枚方から発信・・沖縄戦戦没者の遺骨混じり土砂を辺野古基地の埋め立てに使わせない・・・10月31日開催の「団結まつり」で発言しました②

2021-11-05 10:16:18 | 沖縄基地問題 

  10月31日開催の「団結まつり」 遺骨収集をされている具志堅隆松さん

「枚方市民の会」の取り組みを伝えました。

 私たちは、枚方市議会での「遺骨混じり土砂の投入は許さない」意見書の可決をめざしました。1部保守派議員の賛同を得ましたが、12対16で否決という残念な結果でした。枚方の沖縄出身者の「沖縄南部は、死者が多すぎて埋葬が間に合わずに、いまも土に放置したまま。東京の勝手な判断で沖縄を戦場にし、殺された。この土砂を米軍の車両が踏みつける。悔しい」との思いに触れ、すぐに、協力いただける議員と沖縄出身の方、フィリピンで父親を亡くした遺族と話し合いをしました。そして、私たちは、沖縄戦や遺族の思いを伝え560人の署名を集め議会に迫りました。
署名は、沖縄在住者83人内友好都市名護市民60人という動きもできました。採決の寸前に「大阪維新」と「公明党」は「反対」との情報があり、議員へ働きかけを強めました。議員へのFAXは1週間足らずで50はこえました。議員周りですが、遺族の「話をきっちり聞いてもらうまで控室の前に立ち続ける」と強い言葉で議員に迫り、3回目の訪問でやっと控室内に入れた会派もありました。反対の理由は「可決後、辺野古問題と関連付けてマスコミやSNSの拡散があった。単に人道問題ではない」「大阪市の可決された文面と1部違いがあり調整をする時間がなかった」と弁明。反対の理由は「意見書の趣旨」ではなく、理解しがたいところにありました。採決当日は、反対の理由を述べないという無責任な議会の現状を変えたいと痛感しています。
 敗戦から76年、肉親の遺骨すら戻らない方が身近に少なからずおられました。今後つながりたいと思います。協力者への報告を終え、衆議院選挙候補者への公開質問書提出など取組を継続しています。
                           


枚方から発信・・沖縄戦戦没者の遺骨混じり土砂を辺野古基地の埋め立てに使わせない・・・10月31日開催の「団結まつり」で発言しました①

2021-11-01 10:05:00 | 沖縄基地問題 
枚方市在住の遺族の方の思いです。

私事ながら、私は父親が太平洋戦争にてフイリピンマニラで戦死した。
昭和20年2月の事である。当時父親は36歳、私は3歳だった。
勿論、遺骨も遺品も何一つ戻ってきていない。戦後は母子家庭で育った。
そんな環境で育ってせいか、「反戦・平和・護憲」の考え、そして戦没者とその家族に対する思いは強いものがある。

その背景もあり、今回の沖縄の「ガマフヤー」具志堅隆松氏がスタートさせたこの運動には、関心大で、賛同の気持ちを強く持っている。
現在多くの戦没者の遺骨・遺品が特に沖縄南部の山地にガマに、放置されたままになっている。
早く戦没者の遺骨類は丁寧に哀悼の気持ちで収集され、故郷に帰り、そしてご家族のもとに戻らねばならない。
戦争の惨禍は風化させてはならない。語り継がなくてはならない。そして戦没者は
丁寧に尊崇の心をもって扱われなければならない。
このことは、主義主張でもイデオロギーではなく、国の命令により闘って亡くなった人
とそして残されたご家族に対する敬愛と尊崇の気持ちの問題である。
しかし政府はその遺骨交じりの土砂を土木工事の材料として使用しようとしている。
言語道断である。

戦後76年前の戦争の悲劇が時代とともに忘れ去られ、風化しつつあるのか、国民も政府も国会の議員さんも、戦後生まれが中心となり、戦争の悲劇が実感されず伝承もされていないのだろうか。悲しむべき事である。
枚方市議会もかっての「非核宣言都市」が象徴するような平和都市としての判断が
されることを信じて取り組んできたが、裏切られてしまった。
具志堅さんには申し訳ない気持ちでいっぱいである。
しかし今回の問題は、政治面の主義・主張やイデオロギィーではなく、人道主義・個人のハートの問題であることがはっきりしている。
我々はあきらめず継続して取り組んでゆきたいと思っている。

                   2021年10月31日