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明日は、関西電力本社に要請にいきます

2012-02-07 23:04:18 | 政治 平和活動
 明日は、関西電力本社に要請文を提出に行く。内容は、大飯第3・4号機の再稼動をしないでくださいというもの。2月20日に高浜原発が定期検査に入る。大飯原発3・4号機が再稼動されなければ、全ての原発が止まることになる。原発がなくても「こまらない」社会を私達は経験することになる。
 関電の方にこころから要請したい。・・・・

関西電力株式会社 取締役社長 八木 誠様


大飯原発3・4号機の再稼働を行わないことを求める申入書

日々当たり前のように使う電気。しかし、昨年3月11日の東日本大震災以降の福島第一原子力発電所の事故は、私達にあまりにも危険すぎる原子力発電の現実を突きつけました。このままではいけないと考え、昨秋に「放射能から子どもたちを守る枚方の会」を結成しました。今、福島の子ども達の現状を知り「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」や「放射能から子どもたちを守る全国ネットワーク」の協力団体等として取り組みを続けています。
ご存知のように、福島第一原子力発電所は事故当初から炉心溶融や水素爆発が起こり、制御不能に陥り、プルトニウムまで検出されました。そして、日本全国、世界に大量の放射能を放出、拡散させ、海も、大気も、大地も、国内ではかつて経験したことのない深刻な放射能汚染を引き起こし、子どもたちをはじめ多くの人々、生物の命が脅かされて続けています。
「安全神話」は完全に崩壊しました。地震の多い日本で54基もの原発がつくられている危険性を直視し、原子力発電を停止する必要があります。とりわけ、運転開始後40年を経過した原発(美浜1号機)
や政府も見直そうとしている日本原子力研究開発機構の「もんじゅ」の停止は、急を要すと考えています。

さて、政府は定期点検中の原子力発電所をストレステストの実施により再稼動を認めようとしています。標記の大飯原発3号機及び同4号機については、ストレステストの結果が昨年貴社より経済産業省原子力安全・保安院に提出されました。これを受けて原子力安全・保安院は、この結果を「妥当」として1月18日に開催された「ストレステストに係る意見聴取会」に評価案を提出しました。この「意見聴取会」は、公開原則を無視して市民を締め出し、11人の委員中の半数にも満たないわずか4人のみの参加という状況で、ストレステストを妥当とする評価を出したのです。
しかし私たちは、ストレステストが原子力発電所の安全性を何ら保証するものではないと考えます。その理由は、
①福島第一原子力発電所の破局的な事故は、これまでの安全評価に根本的な欠陥があったことを示しています。原子力発電所の安全評価にあたっては、従来の安全評価のあり方を根本的に見直さなければなりません。

②今回の福島第一原子力発電所の事故原因の究明は、まだ全くなされていません。津波だけでなく、地震そのものによって深刻な被害が起きた可能性が、様々な専門家より指摘されています。福島第一原子力発電所の事故原因の究明がなされていない段階での「安全」は、ありません

③福島第一原子力発電所は「想定外」の地震と津波で破局的事故を起こしました。ストレステストは、コンピュータによるシュミレーションであり、想定した条件に基づくテストでしかありません。ストレステストは、何ら原発の「安全」を保証しないと考えます。

若狭湾の原子力発電所で、ひとたび福島第一原子力発電所の事故のような事態が起きれば、近畿の水瓶=琵琶湖の汚染をはじめ、京阪神地域一帯が、高濃度の放射能で汚染されることは明らかです。市民の命と安全の為に、以下の質問と要請を行います。誠実かつ真摯なご対応をお願いします。
お忙しいと思いますが、回答は、文書回答と面談による説明を2月20日までにお願いいたします。

<要請事項>
1.ストレステストの報告は、あくまで保安院の求める評価テスト結果の報告にすぎず、原子力発電所の安全を保証するものではないと考えますが、いかがでしょうか。もし、ストレステストが原子力発電所の安全を保証する、とお考えの場合、その理由をお答えください。

2.原発の安全評価は、少なくとも国会の「東京電力福島原子力発電所事故調査委員会」が現在行っている事故原因の調査結果をふまえた上で行うべきです。定期点検で停止した原子力発電所の再稼働は行わないよう要請します。

3.関西電力として、再稼動へのご意見をお聞かせください