大切なことが、市議会で話し合われています。市役所の建て替え 移転問題です。12月6日市議会全員協議会を膨張しました。その内容を、「平和がいちばん」12月号1面に掲載しました・・。
枚方市駅周辺・新庁舎整備は、事業費1400億円の大きな事業です。しかし現計画は、市民の立場よりも民間企業優先です。
12月6日、市議会に示された計画素案では、市駅周辺の1等地である現市役所・市民会館・岡東中央公園付近の市保有地に56階・30階の民間超高層マンション2棟と商業施設5・7階2棟が建設され、市役所は駅からの距離が現在の倍になる場所に移転するというものです。
民間アドバイザー(エヌ・ティ・ティ都市開発他3社)の提案に対して審査委員が、現市役所の位置に超高層マンションを計画した理由を問うと、アドバイザーは「駅から近いということは、事業サイドからは非常に価値がある」と答えています(2018/2/3)。民間企業の採算性が優先された一端が見えます
現在の市役所、岡東中央公園、市民会館は一体的であり、行政の中核で市議会がある市役所を身近な
ものにしています。岡東中央公園は、福祉フェスティバルや多文化フェスティバル、福祉団体のバザー開催等市民主体の広場であり、周辺は市民と市職員、議員、市長が出会える公共空間になっています。市役所を市民の拠点しようと当時の市職員が土地買収等に努力した結果です。
12月6日の市議会では、この段階で財政確保策の検討が必要との理由で、1部のエリアの事業のみを先行し、大半のエリアは当初予定より1年遅らせ19年度末に計画案を策定すると説明しました。一体計画とは言えない無計画な動きです。
新庁舎は保有地での建て替えをまず検討し、民間企業にふりまわされないで、「市役所の在り方」を市民と話し合いながら決めるという当たり前の動きに変え、防災機能の強化も踏まえながら計画を根本的に見直すことが必要です。