戦争が準備されている。マスコミがほとんど報道しない中、取り返しがつかない流れがつくられようとしている
「平和と生活をむすぶ会」の会報の投稿させていただいた。
以下
「沖縄が戦場になる」って本当ですか?(ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会 編) 本書を「枚方の集い」で学び、広げたいと思いました。
本書は2022年9月25日に開催された「『ノーモア―沖縄戦・命どう宝の会』のシンポジウム」の講演録です。司会は、山城博治さん。挨拶は、沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の具志堅隆松さん。
共に、私たちに「あきらめずに闘う」姿を示しておられる。
ジャーナリスト4氏のトークセッションは、「再び沖縄が戦場になる」という危機感の中、自らのジャーナリストである立場と真剣に向き合っておられることがひしひしと伝わってきた。
その一人。特定秘密保護法の「特定秘密」を含んだ日米作戦計画のスクープを配信した石井暁共同通信社専任編集委員。「権力の監視下で、戦争報道の意識を持って、絶対に『有事』を起こさせないという決意でもって報告していく。沖縄の新聞人としての決意を固めた」との言葉に身が引き締まる。
琉球新報の新垣毅さん。「戦争をさせない政治が不在である現実がある。危機感を県民と共有したい」。
沖縄タイムスの阿部岳さん。「将来沖縄でミサイルが飛び交うことを前提のシェルターつくりはおかしい」。
三上智恵さん。「自衛隊報道を沖縄メディアの避けてきた。全国紙も沖縄の問題を避けてきた。自衛隊報道に本腰を入れないといけない」。
一人一人の発言に重みがある。戦争は既に準備されている現実と、それに抗う方々との連帯を考えさせられた。
今、戦争を前提にした世論作りが、進められている。
昨年2月のロシア軍のウクライナ侵攻は、「憲法9条を守れ!」という市民に大きな衝撃を与えた。
ウクライナ戦争直後、複数の知人から「ロシアを擁護している。納得できない」とか、逆に「ロシアばかりを責めるのはおかしい」など、批判や疑問の声が私のところにも届いた。
3月の「枚方市平和の日」に合わせ開催した集い(講師は西尾慧吾さん沖縄戦遺骨収容国吉勇応援会・学生共同代表)で緊急決議「外交努力で即時停戦」をあげが、その後市民に武器を持たせて戦わせるウクライナ戦争は、長期化の様相を呈してきた。
知人達の間に「一度戦争がはじまると今の国際社会の力では、止めることはできない。やはり、軍事力は必要」というあきらめ感が漂いはじめる。
このままではいけない、何故このような戦争が起きたのか、国際的な動きや歴史的背景を知り、周りの人と何をするかを考えたいと「集い」を企画した。
8月の集い、「ウクライナ戦争と日本の大軍拡(講師は「むすぶ会」の豆多敏紀さん)」のテーマに続き、11月には「南西諸島へのミサイル配備、基地強化の現状・・戦争を止める道は・・」(講師は沖縄国際大学元非常勤講師の西岡信之さん)のテーマで集いを開いた。
講演では、まさに軍事化が進められている与那国島から鹿児島馬毛島の南西諸島の状況がトータルに語られる。米国の対中国戦略の変更による「つくられた台湾有事」や日米韓統合軍事演習の現状を参加者で共有することができ、戦争への流れを止めるにはどうすればよいかとの問題提起もされた。
講演後は、7~8人ほどの3グループに分かれ、参加者全員が発言して意見交換を行い、交流を図る。
参加者の意見としては、「この1年で戦争への危機感が大きくなり、沖縄だけでなく九州、本土の基地強化がされていることが分かった」「『台湾有事』は意図的につくられている。台湾問題は中国の国内問題であり、背後には米国の世界戦略があると学んだ」等。
大手メディアが「中国悪し」と意図的に世論を誘導している中、参加者は事実を知り、あきらめ感を持つ自分を問いかける契機になった。
情勢をトータルに学び交流する集いを定期的にもつことは必要であると痛感している。
現在は、3月の「枚方市平和の日」に合わせて、「写真展」をこの間、出会った方たちと準備している。
皆さんのご協力で、「語り合う」写真展にしたい。人々がつながることが力になるのだと思う。
枚方市民の会 大田幸世
「平和と生活をむすぶ会」の会報の投稿させていただいた。
以下
「沖縄が戦場になる」って本当ですか?(ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会 編) 本書を「枚方の集い」で学び、広げたいと思いました。
本書は2022年9月25日に開催された「『ノーモア―沖縄戦・命どう宝の会』のシンポジウム」の講演録です。司会は、山城博治さん。挨拶は、沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の具志堅隆松さん。
共に、私たちに「あきらめずに闘う」姿を示しておられる。
ジャーナリスト4氏のトークセッションは、「再び沖縄が戦場になる」という危機感の中、自らのジャーナリストである立場と真剣に向き合っておられることがひしひしと伝わってきた。
その一人。特定秘密保護法の「特定秘密」を含んだ日米作戦計画のスクープを配信した石井暁共同通信社専任編集委員。「権力の監視下で、戦争報道の意識を持って、絶対に『有事』を起こさせないという決意でもって報告していく。沖縄の新聞人としての決意を固めた」との言葉に身が引き締まる。
琉球新報の新垣毅さん。「戦争をさせない政治が不在である現実がある。危機感を県民と共有したい」。
沖縄タイムスの阿部岳さん。「将来沖縄でミサイルが飛び交うことを前提のシェルターつくりはおかしい」。
三上智恵さん。「自衛隊報道を沖縄メディアの避けてきた。全国紙も沖縄の問題を避けてきた。自衛隊報道に本腰を入れないといけない」。
一人一人の発言に重みがある。戦争は既に準備されている現実と、それに抗う方々との連帯を考えさせられた。
今、戦争を前提にした世論作りが、進められている。
昨年2月のロシア軍のウクライナ侵攻は、「憲法9条を守れ!」という市民に大きな衝撃を与えた。
ウクライナ戦争直後、複数の知人から「ロシアを擁護している。納得できない」とか、逆に「ロシアばかりを責めるのはおかしい」など、批判や疑問の声が私のところにも届いた。
3月の「枚方市平和の日」に合わせ開催した集い(講師は西尾慧吾さん沖縄戦遺骨収容国吉勇応援会・学生共同代表)で緊急決議「外交努力で即時停戦」をあげが、その後市民に武器を持たせて戦わせるウクライナ戦争は、長期化の様相を呈してきた。
知人達の間に「一度戦争がはじまると今の国際社会の力では、止めることはできない。やはり、軍事力は必要」というあきらめ感が漂いはじめる。
このままではいけない、何故このような戦争が起きたのか、国際的な動きや歴史的背景を知り、周りの人と何をするかを考えたいと「集い」を企画した。
8月の集い、「ウクライナ戦争と日本の大軍拡(講師は「むすぶ会」の豆多敏紀さん)」のテーマに続き、11月には「南西諸島へのミサイル配備、基地強化の現状・・戦争を止める道は・・」(講師は沖縄国際大学元非常勤講師の西岡信之さん)のテーマで集いを開いた。
講演では、まさに軍事化が進められている与那国島から鹿児島馬毛島の南西諸島の状況がトータルに語られる。米国の対中国戦略の変更による「つくられた台湾有事」や日米韓統合軍事演習の現状を参加者で共有することができ、戦争への流れを止めるにはどうすればよいかとの問題提起もされた。
講演後は、7~8人ほどの3グループに分かれ、参加者全員が発言して意見交換を行い、交流を図る。
参加者の意見としては、「この1年で戦争への危機感が大きくなり、沖縄だけでなく九州、本土の基地強化がされていることが分かった」「『台湾有事』は意図的につくられている。台湾問題は中国の国内問題であり、背後には米国の世界戦略があると学んだ」等。
大手メディアが「中国悪し」と意図的に世論を誘導している中、参加者は事実を知り、あきらめ感を持つ自分を問いかける契機になった。
情勢をトータルに学び交流する集いを定期的にもつことは必要であると痛感している。
現在は、3月の「枚方市平和の日」に合わせて、「写真展」をこの間、出会った方たちと準備している。
皆さんのご協力で、「語り合う」写真展にしたい。人々がつながることが力になるのだと思う。
枚方市民の会 大田幸世