平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会共同代表 大田幸世 平和が一番 市民の広場「ひこばえ」

枚方市を住みよいまちに☆原発NO!☆福祉・介護「すずらんの集い」☆枚方市駅前再整備は凍結☆市議会を変える高松まさ子

「枚方まつり」から自衛隊を考える

2017-08-28 06:58:24 | 枚方市

 
ここまで「市民のまつり」で自衛隊募集を行うとは驚いている。市民の祭り、町づくりの祭りに何故?そんな疑問がわく。
 有志で祭りの前日、枚方市駅前で配布していたビラの内容は・・・。広く知らせたい。

自衛隊参加は枚方まつりにふさわしいでしょうか?

 
私たちは、新聞折り込みチラシで、枚方市制施行70年を記念して行われる今年の「枚方まつり2017」に自衛隊が参加することを知りました。市の担当者に確認すると、8月26日の「笑顔パレード」に伊丹駐屯地の陸上自衛隊第3音楽隊のパレードと市民会館大ホールでの吹奏楽、市役所駐車場会場での「自衛隊」車両展示・PRブースによる宣伝活動がされるとのことでした。これは「故郷(まち)の文化・歴史・伝統に触れ理解」するという枚方フェスティバル協議会の目的に適合するでしょうか?

〔「安保法」成立後に活発化している自衛隊の募集活動〕
「安保関連法」成立により、南スーダンなどへの戦場派兵が現実のものとなったため、自衛隊員やその家族などからも派兵反対の訴訟がおこされ、自衛隊への入隊希望者は2割も減少。そのため小中学生や高校生などへの募集活動がより一層活発になっています。自衛隊主催の夏休みちびっ子ヤング大会や装備品・施設の展示や訓練・演習の見学会、艦艇の公開、航空機の体験搭乗、地方公共団体主催などの地域防災訓練に参加して子どもと自衛隊員との触れ合いなどの催しを実施しています。

〔「防災」「災害救助」を名目に教育・学校にも浸透する自衛隊〕
また住民基本台帳の閲覧によって高校3年生に募集案内をダイレクトメールしたり、学校の進路説明会などへの参加や総合的学習の時間を利用した中学生の職場体験、「防災」「災害救助」を名目とした自衛官による講演会等々、学校への自衛隊の広報活動がより拡大しています。都立や大阪の府立高校では、自衛隊基地見学や訓練体験、さらには自衛隊駐屯地での「宿泊防災訓練」と名する隊内生活体験まで実施されています。枚方のある中学でも、自衛官を講師とした「職業講和」で戦車や武器や戦闘機の写真が載ったパンフレットが配布されるということが起こっています。

〔枚方まつりへの自衛隊参加に反対・抗議します〕
枚方では「災害救助」の活動をする消防士と自衛隊員の募集の共同のポスターが作成されています。災害救援活動は任務の一つになりましたが、自衛隊の本務は戦闘であり、災害派遣活動はほんの一部に過ぎません。そして南スーダンPKO陸自日報問題にみられる隠蔽体質。事故を起こし続けている欠陥機のオスプレイを含めて、アメリカから兵器を大量に購入しようと、来年度「防衛予算」は5兆円を大幅に超えようとしています。
このような「戦う自衛隊」の肥大化は多くの市民が望むものではないと思います。まつりへの自衛隊参加はこのような政府・防衛省・自衛隊の動向と軌を一にしたものでもあります。枚方市・枚方フェスティバル協議会に自衛隊参加の中止を求めるとともに、私たち・市民との話し合いの場をもつことを要請します。

松田久子さんが、7月28日内閣府に交渉に行った報告です。

2017-08-18 07:51:21 | 環境を大切に 産業廃棄物問題
  「市民の会」の8月号の機関紙に掲載されている松田久子さんの「内閣府の対応に怒り」という報告は、安部政権下の官僚の様子の一端がよくわかります・・・以下 

 7月28日に上京し、私が代表を務める「戦争法廃止 憲法変えるな!沖縄新基地建設中止 枚方・交野実行委員会」がこの間、街頭や地域で集めて来た『安倍政権の即時退陣を求める緊急署名』を内閣府に提出してきました。2回目の提出ですが今回持参した1117筆を合わせると、合計2194筆(全体では23694筆)になります。署名に御協力いただいたみなさんには、この紙面をお借りしてお礼を申し上げます。 

 この行動は「平和と民主主義をめざす全国交歓会」の呼びかけで行われた「ワンデーアクション」(企業・省庁交渉)の一環としての取り組みでした。ちょうど、国会閉会中審査が行われている時期でもあり、霞が関付近の警備はいつもより多い気がしました。加計学園問題で、文科省と内閣府を巡ってのやりとりが問題になっている中、私たちと内閣府との交渉はとてもタイムリーでした。    

 内閣府側からは職員一人だけでしたが、そして直接の担当者ではなく個人的な意見だと何回も言いながら「文科省から出てきた文書は、メモの程度で信用できない。内閣府では、メモは取っていない。メモや文書がなくても問題ではない」と平然と話していました。「担当者には伝える」との対応でしたが、私は文科省が文書で出していることに対して、何も客観的な証拠を示さず口頭だけで否定する手法というかやり方に改めて怒りを感じます。
  
 この間の国会での議論を聞いて腹立たしく思っています。野党の追及に対して、ウソと開き直りと恫喝のような答弁、さらに具合が悪くなれば「記憶にない、記録がない」と逃げる。この首相や閣僚の「隠蔽体質」を職員が真似ているとしか思えません。交渉する私たちにも国民にも真面目に向き合おうとしない・・・森友、加計学園の真相究明の幕引きは、絶対させてはなりません。

枚方市議会 「森友問題」究明をなぜ否決?

2017-08-17 23:03:07 | 月刊『平和がいちばん』

  森友・加計問題。このままで幕引きをさせてはいけないと思う。しかし、枚方市議会は、国に徹底究明すを求める意見書を否決したという。考えられない思い。市民の会の「平和がいちばん」主張は、議会の在り方と問うています。

 6月市議会の最終日(6/26)、市長提案の条例関係と市民からの請願、議員提出の意見書の採決がそれぞれ行われました。請願は 「図書館分館(複合施設6館)への指定管理者制度導入の可否について慎重に判断することを求める」ものでした。この請願については文教委員会(6/16)で否決されていましたが、本会議でも賛成・反対の議論が交わされました。「慎重に判断せよ」との請願に賛成の意見は「先行導入した2館(さだ・牧野)の検証をきっちり行うべきだ」を要旨に、制度導入で経費縮減、効率化になっていない実態が追及されました。またこれから実施される4館(楠葉・御殿山・津田・菅原)は建物構造上「窓口一本化」が不可能であり、市長のいう運営民営化の利点の一つが破綻したことも市民の前に明らかにされました。賛否の討論で出された見解は、今後図書館や市民センターの職員と市民の協働での監視と検証が必要です。

 また最終日には議員から提出された8本の「意見書」も議題にあがりました。「ペット霊園に関する法整備を」(可決)や「森友学園問題の徹底究明を」(否決)などの意見書です。それぞれ提案した議員が意見書本文を読み上げて提案理由とします。提案後、議場では質問もなく賛否の意見表明もなく採決に移ります。傍聴する市民はこの「スムーズな」進行に納得ができません。賛否の態度表明を迫られる議員は内容をしっかりと受け止めているのでしょうか? 例えば「森友問題」は府下の自治体で起こった事態として「徹底究明」が当然であり、それに何故反対するのかよくわかりません。
民主主義の基本はまず議論です。議論を省略する市議会は看過できません。この間の国会審議に苛立ちと不信感を募らせている市民は多いでしょう。国会を他山の石として、市民の前で討論し、熟議する市議会への脱皮を求めます。