昨日、9月25日東京地裁に傍聴にいきました。元国立市長上原さんの裁判です。傍聴席は一杯で、中に入れない方もいました。
「原告国立市の請求を棄却する」という裁判官が判決を読み上げた時、どっと拍手がわきました。私も胸に来るものがありました。上原さんとの出会いは、無防備条例の取り組みをしていた時です。市長として賛成の意見を表明された時の感動は忘れることは出来ません。私のその後の人生を変える「感動」がありました。
裁判の内容は・・・国立市が元市長の上原公子さんを相手取り、マンション建設を巡る訴訟で市が業者に支払った損害賠償約3120万円の返還を求めた訴訟でしたが、東京地裁(増田稔裁判長)は、昨年12月に同市議会が、上原氏に賠償金を請求する権利を放棄する決議案を可決したのに対し、現職の佐藤一夫市長が異議を唱える手続きを取らなかったことなどを踏まえ、「市の請求には理由がない」と結論づけたたのです。
建物着工後に、市が建設区域で建物の高さ制限をかける条例を定めたことを営業活動を妨害されたなどとして、業者が2001年に損害賠償を求めて提訴し、08年3月、最高裁で市の敗訴が確定し他のですが、業者は、国立市から損害賠償金を受け取り、その後すぐに国立市に寄付するということで、国立市には、実質損害を生じさせていませんでした。
その後、市民4人が上原さんの後継者である関口博・前市長を相手取り、業者に支払った賠償金を上原氏に返還させるよう求める住民訴訟を提訴。東京地裁がこれを認める判決を言い渡し、関口前市長は控訴していましたが、11年4月の市長選で落選し、当選した佐藤市長が控訴を取り下げるなどの経緯をたどっていました。
上原さんは記者会見で「今までは中立性を欠いていると言われたが、市長時代の行為が、民意の裏付けのあるものだったと認められたことが一番ありがたい」と話し、窪田之喜弁護士は「議会の請求しないという意思決定をないがしろにする市長の態度は権利乱用だとする判決は、住民自治の精神を貫くという意味で一つの正しい結論だと思う」と語られました。
報告集会の中で、弁護団の方々の多くの献身的な努力と国立市民の地道な取り組み、市議会議員の国立市の民主主義を守ろうとする動き、そして「筋を通す」上原さんの存在の大きさがよく分かりました。
戦争を可能にしたいこの国では、「地方自治の破壊」すでに進行しています。地方自治体でおこった問題を、地方自治体の仕組みを活用し、誰でもが納得しやすい内容で勝訴に導いた裁判官の知恵、それに導いた市民や弁護士の方々、そして上原さんに心から何度も「ありがとう」といいたいと思います。
「原告国立市の請求を棄却する」という裁判官が判決を読み上げた時、どっと拍手がわきました。私も胸に来るものがありました。上原さんとの出会いは、無防備条例の取り組みをしていた時です。市長として賛成の意見を表明された時の感動は忘れることは出来ません。私のその後の人生を変える「感動」がありました。
裁判の内容は・・・国立市が元市長の上原公子さんを相手取り、マンション建設を巡る訴訟で市が業者に支払った損害賠償約3120万円の返還を求めた訴訟でしたが、東京地裁(増田稔裁判長)は、昨年12月に同市議会が、上原氏に賠償金を請求する権利を放棄する決議案を可決したのに対し、現職の佐藤一夫市長が異議を唱える手続きを取らなかったことなどを踏まえ、「市の請求には理由がない」と結論づけたたのです。
建物着工後に、市が建設区域で建物の高さ制限をかける条例を定めたことを営業活動を妨害されたなどとして、業者が2001年に損害賠償を求めて提訴し、08年3月、最高裁で市の敗訴が確定し他のですが、業者は、国立市から損害賠償金を受け取り、その後すぐに国立市に寄付するということで、国立市には、実質損害を生じさせていませんでした。
その後、市民4人が上原さんの後継者である関口博・前市長を相手取り、業者に支払った賠償金を上原氏に返還させるよう求める住民訴訟を提訴。東京地裁がこれを認める判決を言い渡し、関口前市長は控訴していましたが、11年4月の市長選で落選し、当選した佐藤市長が控訴を取り下げるなどの経緯をたどっていました。
上原さんは記者会見で「今までは中立性を欠いていると言われたが、市長時代の行為が、民意の裏付けのあるものだったと認められたことが一番ありがたい」と話し、窪田之喜弁護士は「議会の請求しないという意思決定をないがしろにする市長の態度は権利乱用だとする判決は、住民自治の精神を貫くという意味で一つの正しい結論だと思う」と語られました。
報告集会の中で、弁護団の方々の多くの献身的な努力と国立市民の地道な取り組み、市議会議員の国立市の民主主義を守ろうとする動き、そして「筋を通す」上原さんの存在の大きさがよく分かりました。
戦争を可能にしたいこの国では、「地方自治の破壊」すでに進行しています。地方自治体でおこった問題を、地方自治体の仕組みを活用し、誰でもが納得しやすい内容で勝訴に導いた裁判官の知恵、それに導いた市民や弁護士の方々、そして上原さんに心から何度も「ありがとう」といいたいと思います。