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関西外国語大学リレー講義「アルゼンチンの魅力」に出席しました

2012-09-24 23:22:02 | ラテンアメリカ
 ラテンアメリカリレー講義に参加した。昨年途中からだったが、今日は第1回目からの出席。全部で13回の講義がある。
 今日は、在日アルゼンチン特命全権大使ラウル・デジャン氏の話。会場には学生といわゆる年金生活層が多かった。娘がしばらくブエノスアイレスに暮らしていたので身近に感じている。7年ほど前、娘をたづねて1週間ほど滞在した。タンゴの国、小ヨーロッパというのが私の印象。
 ラウル・デジャン大使は、ユーモアを交えながら、国の歴史、対外政策、日本との関係と幅広く話してくださった。
 アルゼンチンは非常に開放的で寛容であること。多民族共生の国であることを強調された。
 学生からの積極的に質問が出された。原発政策と領土問題。今、日本で大きな問題になっていることをスペイン語でわかりやすく質問していた。まじめが学生だとうれしかった。原発問題の方向についての質問に対し、ラウル・デジャン大使は、日本の原発の方向は日本の皆さんが決めることとだと明快に答えられていた。アルゼンチンは、何よりも安全が第1と強調され、アルゼンチンには3機の原発がある(日本が54基あった)が、水力発電の比重が高く、今再生可能エネルギーへの方向に向けた産業育成に努力していると回答されていた。
 領土問題は、マルビナス諸島等イギリスとの間に長期にわたり領有権の奪い合いがあるという。イギリスは話し合いに応じないが、長期的解決を目指しているという。領土問題は、平和的に解決することが非常に需要だと強調されていた。
 
 話を聞きながら、多文化の国の考え方に共感をする部分が非常に多いのに気づかされた。
 この講義は毎月曜日だが、可能か限り出席したい。