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枚方市を住みよいまちに☆原発NO!☆福祉・介護「すずらんの集い」☆枚方市駅前再整備は凍結☆市議会を変える高松まさ子

戦争法の訓練がはじまっている。南スーダンPKOが、危ない

2016-08-31 08:20:01 | 安保法制・・戦争法

  美術館建設の見守り隊の方々に届けたメッセージ

 南スーダンの深刻な内戦状態は続いている。6月28日の武力衝突は270人以上の死者を出し、PKO部隊兵士が1人が死亡。7月には内戦ぼっ発以来最大の戦闘が首都ジュバで発生し、300人を超える犠牲者を出している。

 そんな中 自衛隊では戦争法による新任務の訓練が8月25日から開始されている。訓練後、実戦投入されるのは11月に派兵される南スーダンPKO(国連平和維持活動)交代部隊。
 南スーダンPKO法改悪で、自衛隊の任務は「憲法9条の禁じる武力行使にあたるおそれ」と政府自身が違憲の疑いを認めてきた領域にまで広がった。
 他国軍とともに武器で防衛する「宿営地の共同防護」、国連職員や他国軍へいしなどを武力で助けに行く「駆けつけ警護」も可能になった。

 「宿営地の共同防護」は、「外国の軍隊の部隊の要員が共に宿営するものに対する攻撃があったときは、当該宿営地に所在する者の生命又は身体を防護するための措置をとる当該要員と共同して」武器を使用できる。

 「駆けつけ警護」は、PKOに従事する者を対象に「生命又は身体に対する不測の侵害又は危難が生じ、又は生ずるおそれがある場合に、緊急の要請に対応して行う当該活動関係者の生命及び身体の保護」を行う業務である。また、「特定地域の保安のための監視、駐留、巡回、検問及び警護」のための武器使用(任務遂行のための武器使用)も認めた。

 武器の使用は、一応「正当防衛及び緊急避難」の場合に限られるとされるが、現実は、2004~2006年の自衛隊イラク派兵の時、現地の司令官は「危ないと思ったら、撃て」との指示を出していたことが防衛省内の正式文書で報告されている。

 PKO5原則も崩壊している。
(1)紛争当事者の間で停戦合意が成立 
(2)国連平和維持隊が活動する国や紛争当事者が日本の参加に同意 
(3)国連平和維持隊が中立的立場を厳守 
(4)以上の条件を満たさなければ撤収できる 
(5)武器使用は生命防護のため必要最小限とする。
           このうち1つでも満たさなければ派兵できない。
 
 しかし、南スーダンの紛争は、独立当時の国軍が大統領派と副大統領派に分裂して繰り広げられており、すでに5原則は破られている。

 内戦が激化する南スーダンに新任務を与えた自衛隊部隊を派遣することは、殺し殺されることを自衛隊に強いることになる可能性が非常に高い。自衛隊は、南スーダンから帰国させることが急がれる。

 

枚方美術館問題の公園見守り隊 現地での最後の集まりに参加しました

2016-08-29 14:17:44 | 枚方市美術館問題
 台風の影響が心配されましたが、今日は美術館建設に反対する中央公園の見守り隊の最後の現地での集まりでした。ちょうど2年前の8月29日に「現地の見守り隊」が開始されましたが、計画が白紙になるという結論がだされ、市民の努力が100%みのりました。
 代表の古谷學さんは、「はじめは知らないもの同士でしたが、誰もが様々な力をお持ちの方々でした。市役所から感謝状がほしいぐらいです」という趣旨の挨拶をされました。
 私は、楠葉、長尾、牧野に住んで、「美術館計画は白紙に」趣旨に賛同し、署名等の取り組みに参加されていた方のメッセージをよせがきにし、見守りたいの方に手渡しました。
 途中、雨が降りだしましたが、多くの方々にとり、私にも記念になる日になりました。

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感動!枚方美術館問題 諦めなければ声は届くんやなぁ 子供の声に励まされます

2016-08-24 09:22:21 | 枚方市美術館問題
 枚方の美術館問題は、市議会の条例問題を残しているが、「平和がいちばん」8月号に投稿された文章を見ると、建設予定地の香里ヶ丘中央公園であそびたいと期待していた幼い子供たちの姿が見える。公園が戻り本当に良かった。その投稿は・・・

 諦めなければちゃんと声は届くんやなぁ

 1年半前、美術館建設予定地の森が舞台の絵本『アラカシのもり』をかきました。「今日にも木が伐られるかもしれない」という危機感を抱く毎日。森を守るために自分には何ができるだろう。絵本はその一つの答えでした。
 息子は階段でおやつを食べるのが大好き。友達やお姉ちゃんと一緒に、果物を食べたり、パンを食べたり。そんな幸せなひとときを絵本にもこっそり描きました。喋れるようになってからは、森のフェンスの前を通るたびに「階段でおやつを食べたい」と言うように。あの頃のこと、覚えてるんだ。度重なる市への署名に「かいだんでおやつをたべたい」と毎回代筆でコメントを添えました。
 
 7月6日。フェンスに貼り紙があるという知らせを聞き、急いで駆けつけると、「7月7日撤去します」とのこと。夢じゃないかと 何度も声に出して読み返しました。もうもう嬉しくて。涙で字が滲んで見えました。その夜は、家族で前夜祭。この2年間、森をめぐる動きを見ていた中1の娘も、「スゴイ!」「友達にも報告せなアカン!」と喜び爆発。諦めなければちゃんと声は届くんやなぁ、と娘が話すのを聞いて、頑張り続けてきた背中を見ていてくれたんだと。子どもたちにとっても、とても身近だった今回の美術館問題。活動のすべてが生きた勉強になったのではと思います。何もかもが嬉しくて、親子で何度も乾杯しました。

 7月7日、朝から息子と森へ。みんなが見守る目の前でフェンスがどんどん外されていき、あぁ、夢じゃなかった、と。荒れた森が手入れされ、夕方になってようやく中に入れるようになると、息子はすぐに階段へ。ささやかな夢だった「階段でおやつ」。長くて困難な道のりだったけど、夢が叶う日が来た・・・! 見守り隊の方たちも一緒に喜んでくださり、とんがりコーンで「カンパーイ!」。今までの月日が頭をよぎり、感無量。みんなの力で森が市民のもとに戻り、息を吹き返し、みんなが笑顔に。一生忘れられない一日になりました。

沖縄・高江から緊急報告  どうなってるの政府の暴力的な動き

2016-08-23 09:15:18 | 沖縄基地問題 
 ここまで民意を無視していいのでしょうか。沖縄知事を先頭に「これ以上基地はいらない」という沖縄の方々の思いを、ここまで蹂躙していいのでしょうか?基地経済ではなく観光産業で既に沖縄の経済は成りたつています。 「平和がいちばん」8月号の投稿を紹介します・・・
(投稿)
 沖縄県東村高江で起こっていることを知り、じっとしていられず仲間と一緒に行ってきた。参院選の翌朝、ずっと中断していたオスプレイ着陸帯新設工事が再開され、七月二二日には抗議する市民とN1入り口監視テントを暴力的かつ違法に排除。同様のことがN1裏でも起こりそうだというので八月五日の夜の集会から参加した。

 全国から続々と集まった人は一〇〇〇人を超え、急きょテントを拡張しても入り切れない。監視のため駐車している警察車両にも移動を要請してのテント前集会となった。テント強制排除の動きは土曜にはなく、月曜か火曜か、というので予定を変更、さらに二泊して九日に帰神した。六日以降も三〇〇人規模の集会となり主催者(県民会議 オスプレイ・ヘリパッド建設阻止高江現地行動実行委員会)も驚く。福島、赤嶺、糸数、山本太郎国会議員、県会議員、弁護士団、住民代表らも参加し発言した。確かに闘志満々の熱い集会で歌声にも力がこもる。

 でも六日の集会に参加した目取真俊さんが重要な提起をした。本当に工事を止めるにはどうしたらいいのか。テントを守る集まりが盛り上がったと喜んでいていいのか・・・目取真さんらは、車をのろのろ運転することで資材搬入の車列の進行を妨げる作戦を県道で展開している。しかし警察力にはかなわない。一、二時間は遅らせることができるが。

 現地行動は大事だ。常に入れ替わり立ち代わり全国から仲間が来て大いに盛り上がるべきだ。工事を少しでも滞らせるべきだ。今年度内完成という政府の意思をくじきたい。

 その現地行動を力として、もっと大事なこと、本当に大事なことに取り組まないといけない。それは全国的な世論の形成。国会での真実の暴露。実は沖縄県内でも高江のことは十分に知られていない。「基地負担軽減」詐欺と呼ぶべき手口でより獰猛な戦略・作戦に備えた基地強化を強要してきたことをもっと暴露しないといけない。今はそれで頭がいっぱいだ。

枚方美術館問題白紙に 今、 市議会が問われている

2016-08-22 17:58:10 | 枚方市美術館問題
 7月7日美術館建設予定地を囲んでいたフェンスが枚方市により取り払われました。本当に嬉しいことです。2年にわたる公園の見守り隊も8月29日(10時から)の集まりが最後になります。大きな闘いだったと思います。市民の会「平和がいちばん」の8月号の1面を紹介します。

 香里ケ丘中央公園に計画されていた美術館問題は一応の決着を見ました。市長は議会で計画の白紙撤回を示し、公園の木々を取り囲んでいた工事用フェンスも7月に撤去され、原状に復旧されました。8月4日、市民代表と会見した市産業文化部長は「市民無視で進めてきたことは反省している」と述べました。

 市長と市議会は“二元代表制”で、より良い町をつくるため市民から選ばれたそれぞれがお互いにチェックし 合います。美術館問題の発端とその後の混乱は、あげて前市長の独断による計画導入でした。それは今や誰の目にも明らかです。一方、市長の独裁的な行政運営に市議会がチェック機能を果たしたのかという疑問が市民には残っています。

 14年3月の「寄付」を受け入れた議会では美術館計画の不透明さなど多くの疑問が噴出し、賛成した議員すら「負の遺産になる可能性が高い」と指摘しました。年間数千万円の運営費の負担や香里ケ丘の地域活性化につながるのかという疑問を賛成議員も払拭できないまま動き始めたのです。新市長が白紙撤回を示した全員協議会での討論では、計画推進の議員はこの問題が混迷を深めたのは「枚方市が、私も含めてですけれど、どういうふうな美術館かということを詰めてこなかった」からだと総括しています。また「覚書」締結後に美術館の先進地視察をした議員は、建設計画の目的・コンセプトや運営経費などに問題があるとして「枚方市の美術館の在り方が恥ずかしく感じる」と報告しています。

 賛成していた議員のこれらの発言や文書に接すると、市民は「あのまま建たなくて良かった」と心底思います。未成熟な議論で建つ美術館にも、飾られる美術品にも不幸です。その費用を長年負担し続ける市民はもっと不幸です。ここから示される教訓は、市長が示す方針や具体策について納得いくまで議論が尽くされる市議会でなければならないということです。                    以上