平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会共同代表 大田幸世 平和が一番 市民の広場「ひこばえ」

枚方市を住みよいまちに☆原発NO!☆福祉・介護「すずらんの集い」☆枚方市駅前再整備は凍結☆市議会を変える高松まさ子

スペインに住む娘のFUKUSIMAへの思い

2012-04-30 22:50:32 | 政治 平和活動
 娘の家族はスペインで暮らしている。その娘は、福島第1原子力発電所の事故の時、海外でニュースを聞き非常に日本のことを心配していた。今、3.11後、震災支援を積極的に行ってきたベルギーのNGO法人 Act for Japan.be さんが主催して、福島原発から10キロ以内にある大堀相馬焼(そうまやき)の職人さんである、長橋さんと陶(すえ)さんが、ベルギー、フランス、スペイン・・・とヨーロッパ講演をされているという。娘も講演会に参加の機会があった。娘のプログから・・・

・・・今住んでいるところを(自然・人身)災害で追われてしまったとします。そして見通しもたたないまま、その後の2カ月の間7回も8回も住む場所を転々と移り、1年以上経った今でも住む場所が「仮」で、「見通しのたたない」状況が続いていたら、あなたならどう思いますか?あなたならどうしますか?この状況に対して、どんなヘルプが本当のところ助けになるのでしょうか?そんなことを考えさせられました。
 私が、長橋さんと陶さんの話を今日聞いていてすごく印象的だったのは、私のように海外にいると、具体的に現地にいって何かできないので、赤十字などに寄付を送ることを考えます。実際、アルゼンチンから海外送金がしにくかった現地の友人たちは、私にペソを渡して、これと同額を JAPAN の復興に使ってほしい、とお願いされたこともあります。
 また、海外で、現地の日本人が「できることをしたい」とボランティアで活動してそこで集まった寄付金を何らかの支援団体に送っている例もたくさん知っています。
 でも、今日お二人と話をしていてはっとさせられたのは、これらのお金が実際被災者の方たちに届くのって、かなり時間差があるようです・・略・・・
「支援を送りたいとき、どこに送ればいいですか」 と聞くと、答えは一つではないけど、一つの方法として、福島県の例えば、浪江町なら浪江町の村役場に連絡をとるのが、一つ確実にその町の人へのヘルプが届く方法みたいです・・・略・・・
 また、日本政府と東電の対応の遅れ、責任逃れ感が否めない見通し感ない政策しかだせてないですが、「海外政府からのプレッシャーが日本政府を動かす可能性がある」という話も出ていました。
 例えば、ドイツ政府から「ジャパンともあろう国が、人を人として扱わない対応してて それ人道的にどうなん?いいかげんにしいや」と声が入ると、日本政府は国内からの圧力よりも動くかもね、と。海外にいる自分にも具体的にできることへの指針ですよね、これ。
 帰途、Fukushima が Hiroshima のように響いて、何だか嫌な思いになりました。
海外にいると、日本のいいところがたくさんわかります。社会としてあんなにもの暗黙の信頼関係で成り立っている国は世界のどこを見てもないし、人の温かさが本当に素晴らしい。弱点も課題もたくさんあるだろうけど、教育一つとってもそのシステムのよさなんかを、しみじみと感じることって多いんです。日本のことをむちゃくちゃに非難することもできるけど、世界の他の国から見たら、日本ってすごいところたくさんある。
 だけど、この 福島の問題に関しては、日本政府と東電の責任転嫁の仕合い、誰も責任を取らない、誰も何も決めない最悪の状態を招いている、第2人災に腹が立ち、愛する日本にかなりがっかりしてしまいます。できることをできる範囲をちょっと背伸びしながら、でも確実に声を上げていかないとダメですね・・・略・・・以上

 海外が日本を見ている。娘のプログを見ていると海外から見た日本が分かり、情報が真実かどうかを考えなければならない現在教えられることが多い。


福島から親子が保養のために楠葉にこられました

2012-04-29 22:19:54 | 政治 平和活動
 

昨日28日、福島から母親と子ども二人が楠葉に来られた。福島から京都に避難されている友人(母親と子ども3人)も夜には加わりにぎやかな交流ができた。
 今日は、福島からの大人一人加わり、互いの会話を聞いていると、昨年3月の原発の事故により放射能が拡散した時の不安と怒りが伝わってきた。新聞の記事の放射能の数値を見て不安になりインターネットで調べ危険な状況だと理解していったという。政府も県もなんら情報提供はしなかった。知らない間に子ども達を被曝させてしまったうという後悔を持つ親が多いと聞く。
 子ども達は、福島では1時間しか外遊びはしていないという。昨日の昼間は、他の西日本への避難家族と合流し、子ども達は夏日和の中近くの公園で水浴び等でおもいっきる体を動かした。少しでもおもいっきり遊べて良かったと思う。
 宿泊した家は「あぢゃ」という戸建て住宅。「あぢゃ」は地域の子ども達の居場所。。宿題や学校の勉強を持ち寄り学びあう場所です。様々な子育ての相談も行われています。元小学校の教員(現ひらかた子育てサポーター)が開設したのですが、今回福島の親子が安心して過ごしてくださって本当に嬉しい。

交野市「星の里いわふね」に行きました

2012-04-26 23:19:46 | 政治 平和活動

 星の里のロッジ
 8月に福島からの子どもの保養キャンプをすすめている。放射能汚染の少ないところで少しでも過ごすと体内のセシウム等が減るといわれている。低線量の内部被曝の恐ろしさが分かっているから。
 8月の受け入れキャンプの下見に数人で行った。子どもが楽しめるのに十分の場所だ。ロッジも、写真のように楽しくなる雰囲気がある。室内も木を主体としているので山小屋だと感じさせてくれる。木々からの木漏れ日が美しい。川遊びも楽しめ。1日自由に冒険できるキャンプ場だ。
 子どもの健康が心配される。内部被曝は、鼻血、下痢、けだるさ等の症状がある。しかし、医者達は放射能の影響だと決めれないという姿勢が大半だという。親達の心配に応える医者が少ないのだ。その現実は非常に悲しいが、「保養キャンプ」で子ども達が思いつきり遊べ、元気になればと考えている。

・・・・・東本願寺からのお知らせ・・・・・全ての原子力発電所の運転停止と廃炉を

2012-04-25 20:56:56 | 政治 平和活動

 新芽が美しい 近くのマンションの木々
京田辺の方からメールが来た。昨日記者会見をしたが、参加した全ての6新聞社の記事になったとのこと。うれしい。少しでも市民に真意が伝わったらいいと思う。

 東本願寺のお知らせに下記の内容が載せられていた

-すべての原子力発電所の運転停止と廃炉を求めます-  
 真宗大谷派は、昨年末、政府に対して「原子力発電に依存しない社会の実現を目指す」要 望書を提出いたしております。あらためて、生きとし生けるもののいのちを脅かすことなく、さらに未来を生きる子どもたちのためにも、一刻 も早く原子力発電に依存しない社会の実現を目指すことを求めます。
 これまで、大地震にいつ襲われるとも知れない狭い日本の国土に54基もの原子力発電所を作り、電力供給を原子力に依存する生活を私たちは営んで来まし た。
 原子力発電所は、小さな事故であっても、放射線による被曝によって、取り返しのつかない 事態となり、すべてのいのちを奪ってしまう危険性があることを、東京電力福島第一原子力発電所事故で学びました。
 原子力発電所の稼働は、原発作業員の被ばく労働に支えられる社会を生み出し、ひとたび放 射能に侵されればその地域や国土の風評被害を含め、そこに住む人々までも排除してしまうような「差別社会」を助長します。更に言えば現状 の科学では、この地球上で原子力発電所で生じる放射能とは共生することはできず、むしろいのちの根源を奪うものと認識しています。
 さらに、このたびの事故により原子力を利用する限り、現在のみならず未来のいのちをも脅 かす放射線被曝を避け得ないことが明らかになりました。
 私たちは、すべてのいのちを摂めとって捨てない仏の本願を仰いで生きんとする念仏者とし て、仏智によって照らし出される無明の闇と、事故の厳しい現実から目をそらしてはならないと思っています。
 すべての原発の運転停止と廃炉を通して、原子力に依存しない、共に生きあえる社会の実現 に向けた取り組みがなされる歩みを進めてまいりたいと意を決しております。

2012年4月23日 真宗大谷派解放運動推進本部長 林 治

 脱原発の流れを信じたい

京田辺市長に「がれき問題」に関する要望を提出しました

2012-04-24 14:58:27 | 政治 平和活動
 京田辺市の知人から連絡があった。京田辺市議会ががれき受け入れの決議をあげて以降、必死で実施されるのを止めようとしているというのだ。ビラを大量にまいたり、本当に忙しそうだ。京田辺市長に要望書を出すが、隣の町枚方からも取り組めないかとの呼びかけだった。当日は記者会見もしたいとのことだった。昨秋以降交流が始まり、枚方市の清掃工場の見学や山内先生の学習会を一緒に取り組んできた。私は、呼びかけに応えるたいと思った。
 今日は、下記の要望書を京田辺市長(石井明三さん)に提出してきた
・・・・・「がれきではなく 子どもたちの受け入れを!」     
     京田辺市に放射能「震災がれき」を持ち込まないで下さい(要望)

 サクラの花が散り、新緑の美しさが感じられる頃になりました。
東日本大震災から1年を経過しました。福島第1原子力発電所事故が収束していません。しかし、被災地の人々は地域や生活を建て直そうと懸命に努力されています。そのことを聞くたびに私たちも何か協力をしたいとの思いは深まります。「がれきの受け入れではなく、子供たちを受け入れましょう」が私たちの合い言葉です。被災地に思いを寄せてこの要望書を提出いたします。

 仙台市は、がれきを県に委託せずに、地元の処理業者で速やかに処理を進めています。一方陸前高田市は自前処理のために焼却炉の新設を望んでいますが、環境省は許可をしていません。地元の要望を具体的に活用しない「広域処理」を前提とした政府の姿勢に疑問を持っています。
 国は、「放射性廃棄物処分」について従来の基準をひっくり返しました。焼却して濃縮されても1年間で1ミリシーベルト以下程度の汚染ならば「安全だ」という考え方です。そして、今回の震災がれき広域処分についても、それぞれのがれきが1㎏当たり240~480ベクレル、焼却灰は8千ベクレルという基準を作りました。しかし、年間被爆限度1ミリシーベルトは、総量規制です。たとえば食料品の限度も1ミリシーベルトであり、合わせると許容値を越えてしまいます。また、事故以前は放射性セシウム100ベクレル/Kgを越えると低レベル放射能廃棄処理施設で慎重に長期管理されていました。この基準を80倍以上に緩和しているのです。少なくともこれまでの放射能廃棄物処理の安全基準を守ることは必要です。当然、被災地現地で処分する時も同様です。
 今必要なことは「放射性汚染がれきは拡散させないのが鉄則」にもどり、広域処理を前提にしない処理方法への見直しを行うことです。放射性物質は、いったん拡散すると回収や除染は非常に困難だからです。放射能の影響は、外部被曝のみでなく、低被曝・内部被曝の恐ろしさです。放射能に汚染された「震災がれき」の焼却により放射能が全国に拡散されることを止め、日本で安心して生物が生息し、野菜等の作物が作れる大地を確保することは大人の責任だと考えます。
 京田辺市と枚方市は、近接しています。空、大地、自然の営みは、全てつながっています。この間、京田辺市民の熱心な調査や学習活動に触発されてきました。今回、私たちは「がれき処理の受け入れを進める」決議が提案された京田辺市議会を傍聴しました。熱心な討議でした。決議に慎重な立場をとられていた多くの議員の発言は、放射能の危険性を知ると同時に被災地の現状を認識されたものでした。地元の真の復興を考えた発言でした。それらの発言に対し決議を提案した議員も「被災地の雇用の確保をも考えた市町村の意向は尊重されなければいけない」「放射能に汚染されたがれきは引き受けない」という趣旨の発言をされました。「決議」採択されましたが、放射能の危険性を認識し、被災地の市町村の主体性を大切にし、雇用を創出するがれき処分への理解は深まったと思います。
私たち「枚方の会」は、「放射能から子供たちを守る」という思いで、下記の要望をいたします。
 

(要望内容)
京田辺市として「放射能に汚染されたがれきの受け入れはできない」と
意思表示し、国や京都府に広域処理の見直しと抜本的な解決方法の検討を
求めてください