娘の家族はスペインで暮らしている。その娘は、福島第1原子力発電所の事故の時、海外でニュースを聞き非常に日本のことを心配していた。今、3.11後、震災支援を積極的に行ってきたベルギーのNGO法人 Act for Japan.be さんが主催して、福島原発から10キロ以内にある大堀相馬焼(そうまやき)の職人さんである、長橋さんと陶(すえ)さんが、ベルギー、フランス、スペイン・・・とヨーロッパ講演をされているという。娘も講演会に参加の機会があった。娘のプログから・・・
・・・今住んでいるところを(自然・人身)災害で追われてしまったとします。そして見通しもたたないまま、その後の2カ月の間7回も8回も住む場所を転々と移り、1年以上経った今でも住む場所が「仮」で、「見通しのたたない」状況が続いていたら、あなたならどう思いますか?あなたならどうしますか?この状況に対して、どんなヘルプが本当のところ助けになるのでしょうか?そんなことを考えさせられました。
私が、長橋さんと陶さんの話を今日聞いていてすごく印象的だったのは、私のように海外にいると、具体的に現地にいって何かできないので、赤十字などに寄付を送ることを考えます。実際、アルゼンチンから海外送金がしにくかった現地の友人たちは、私にペソを渡して、これと同額を JAPAN の復興に使ってほしい、とお願いされたこともあります。
また、海外で、現地の日本人が「できることをしたい」とボランティアで活動してそこで集まった寄付金を何らかの支援団体に送っている例もたくさん知っています。
でも、今日お二人と話をしていてはっとさせられたのは、これらのお金が実際被災者の方たちに届くのって、かなり時間差があるようです・・略・・・
「支援を送りたいとき、どこに送ればいいですか」 と聞くと、答えは一つではないけど、一つの方法として、福島県の例えば、浪江町なら浪江町の村役場に連絡をとるのが、一つ確実にその町の人へのヘルプが届く方法みたいです・・・略・・・
また、日本政府と東電の対応の遅れ、責任逃れ感が否めない見通し感ない政策しかだせてないですが、「海外政府からのプレッシャーが日本政府を動かす可能性がある」という話も出ていました。
例えば、ドイツ政府から「ジャパンともあろう国が、人を人として扱わない対応してて それ人道的にどうなん?いいかげんにしいや」と声が入ると、日本政府は国内からの圧力よりも動くかもね、と。海外にいる自分にも具体的にできることへの指針ですよね、これ。
帰途、Fukushima が Hiroshima のように響いて、何だか嫌な思いになりました。
海外にいると、日本のいいところがたくさんわかります。社会としてあんなにもの暗黙の信頼関係で成り立っている国は世界のどこを見てもないし、人の温かさが本当に素晴らしい。弱点も課題もたくさんあるだろうけど、教育一つとってもそのシステムのよさなんかを、しみじみと感じることって多いんです。日本のことをむちゃくちゃに非難することもできるけど、世界の他の国から見たら、日本ってすごいところたくさんある。
だけど、この 福島の問題に関しては、日本政府と東電の責任転嫁の仕合い、誰も責任を取らない、誰も何も決めない最悪の状態を招いている、第2人災に腹が立ち、愛する日本にかなりがっかりしてしまいます。できることをできる範囲をちょっと背伸びしながら、でも確実に声を上げていかないとダメですね・・・略・・・以上
海外が日本を見ている。娘のプログを見ていると海外から見た日本が分かり、情報が真実かどうかを考えなければならない現在教えられることが多い。
・・・今住んでいるところを(自然・人身)災害で追われてしまったとします。そして見通しもたたないまま、その後の2カ月の間7回も8回も住む場所を転々と移り、1年以上経った今でも住む場所が「仮」で、「見通しのたたない」状況が続いていたら、あなたならどう思いますか?あなたならどうしますか?この状況に対して、どんなヘルプが本当のところ助けになるのでしょうか?そんなことを考えさせられました。
私が、長橋さんと陶さんの話を今日聞いていてすごく印象的だったのは、私のように海外にいると、具体的に現地にいって何かできないので、赤十字などに寄付を送ることを考えます。実際、アルゼンチンから海外送金がしにくかった現地の友人たちは、私にペソを渡して、これと同額を JAPAN の復興に使ってほしい、とお願いされたこともあります。
また、海外で、現地の日本人が「できることをしたい」とボランティアで活動してそこで集まった寄付金を何らかの支援団体に送っている例もたくさん知っています。
でも、今日お二人と話をしていてはっとさせられたのは、これらのお金が実際被災者の方たちに届くのって、かなり時間差があるようです・・略・・・
「支援を送りたいとき、どこに送ればいいですか」 と聞くと、答えは一つではないけど、一つの方法として、福島県の例えば、浪江町なら浪江町の村役場に連絡をとるのが、一つ確実にその町の人へのヘルプが届く方法みたいです・・・略・・・
また、日本政府と東電の対応の遅れ、責任逃れ感が否めない見通し感ない政策しかだせてないですが、「海外政府からのプレッシャーが日本政府を動かす可能性がある」という話も出ていました。
例えば、ドイツ政府から「ジャパンともあろう国が、人を人として扱わない対応してて それ人道的にどうなん?いいかげんにしいや」と声が入ると、日本政府は国内からの圧力よりも動くかもね、と。海外にいる自分にも具体的にできることへの指針ですよね、これ。
帰途、Fukushima が Hiroshima のように響いて、何だか嫌な思いになりました。
海外にいると、日本のいいところがたくさんわかります。社会としてあんなにもの暗黙の信頼関係で成り立っている国は世界のどこを見てもないし、人の温かさが本当に素晴らしい。弱点も課題もたくさんあるだろうけど、教育一つとってもそのシステムのよさなんかを、しみじみと感じることって多いんです。日本のことをむちゃくちゃに非難することもできるけど、世界の他の国から見たら、日本ってすごいところたくさんある。
だけど、この 福島の問題に関しては、日本政府と東電の責任転嫁の仕合い、誰も責任を取らない、誰も何も決めない最悪の状態を招いている、第2人災に腹が立ち、愛する日本にかなりがっかりしてしまいます。できることをできる範囲をちょっと背伸びしながら、でも確実に声を上げていかないとダメですね・・・略・・・以上
海外が日本を見ている。娘のプログを見ていると海外から見た日本が分かり、情報が真実かどうかを考えなければならない現在教えられることが多い。