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枚方市を住みよいまちに☆原発NO!☆福祉・介護「すずらんの集い」☆枚方市駅前再整備は凍結☆市議会を変える高松まさ子

原発事故、東電元会長ら「起訴相当」 検察審査会が議決

2014-07-31 16:10:03 | 原発NO! 
 8月5日~8月11日まで福島事故の放射能の影響から子ども達が逃れるための保養の取り組み「やんちゃっ子」をおこなう。5回目になる。私達に何が出来るかとの「不安」の中での出発だったが、どのようなことがあっても「継続すること」を目標にしてきた。

 今、原発事故から3年5ヶ月経つ。大きなニュースが流れてきた。それは・・・

    「原発事故、東電元会長ら「起訴相当」 検察審査会が議決

 東京電力福島第一原子力発電所の事故を巡って告訴・告発され去年9月に不起訴になっていた東京電力の勝俣元会長ら旧経営陣3人について、検察審査会は「原発の安全神話の中にいたからといって責任を免れることはできない」と指摘し「起訴すべきだ」という議決をしました。この議決を受けて検察は改めて起訴するかどうか判断することになります。

 勝俣元会長ら旧経営陣は福島第一原発の事故を巡って、おととし福島県の住民などおよそ14000人(多くの枚方市民も告訴人になりました)ものグループに業務上過失致死傷の疑いで告訴・告発されました。
 これについて検察は去年9月、「今回の規模の地震や津波を具体的に予測するのは困難だった」と結論づけ、全員を不起訴にしたため、住民グループは検察審査会に審査を申し立てていました。

 31日公表された議決書の中で、検察審査会は「東京電力は平成20年に東日本大震災と同じ規模の15.7メートルの高さの津波を試算していた。地震や津波はいつどこで起きるか具体的に予測するのは不可能で巨大津波の試算がある以上、原発事業者としてはこれが襲来することを想定して対策を取ることが必要だった」と指摘しています。
 
 さらに東京電力や原発の規制当局が十分な対策を取らなかったことについて「安全に対するリスクが示されても実際には津波は発生しないだろう、原発は大丈夫だろうという曖昧模糊(あいまいもこ)とした雰囲気が存在したのではないか。こうした態度は本来あるべき姿から大きく逸脱しているし、一般常識からもずれていると言わざるを得ない。原発の安全神話の中にいたからといって責任を免れることはできない」と厳しく批判しています。
 そのうえで勝俣元会長ら3人は津波が襲来した場合の影響を知りうる立場で、適切な対策を取らせることが可能な地位にあったと判断して刑事責任を問うべきだと結論づけました。
 そして検察に対し「原発事故は真実の解明が非常に困難で、いまだ明らかになっていない点も多いが、一般市民から選ばれた審査員がたび重なる議論を経たうえで議決した趣旨に沿って再捜査を行い、適切な判断を行うことを期待する」として議決を締めくくっています。
 これを受けて検察は再捜査をすることになりますが、その結果、再び不起訴にしても3人についてはその後、検察審査会が「起訴すべきだ」という2回目の議決を出した場合、強制的に起訴されます。
 住民「責任取ってもらいたい」原発事故で全域が避難区域になっている福島県飯舘村から福島市の仮設住宅に避難している鈴木利子さん(70)は「東京電力には怒りの感情のほかには何もありません。避難生活の大変さを知って、責任を取ってもらいたい」と話していました。
 夫の秀治さん(77)は「除染も進まず、今も村に戻る見通しは立っていません。精神的な苦痛はお金で解決できないと思います」と話していました。

 また、仮設住宅で1人暮らしをしている新谷正代さん(59)は「一緒に住んでいた家族がばらばらになって生活も奪われて悔しい。できることならすべてを元に戻してもらいたい。東京電力にはきちんと事故の責任を取ってもらいたい」と話していました。

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 このような大きな事故を起こし誰も責任を取らない中で、この検察審査会の議決が、流れを変える第1歩であってほしい。川内原発の再稼動などとんでもないことだ!!
 
注:検察審査会(けんさつしんさかい)は、検察官が独占する起訴の権限(公訴権)の行使に民意を反映させ、また不当な不起訴処分を抑制するために地方裁判所またはその支部の所在地に設置される、無作為に選出された国民(公職選挙法上における有権者)11人によって構成される機関。


枚方の図書館問題、美術館寄贈問題。今、枚方市はおかしい!!、

2014-07-25 21:19:57 | 月刊『平和がいちばん』
 昨日の美術館の説明会では、多くの市民から美術館建設を進めることに反対の意見が出されたという。今、枚方では、図書館や生涯学習市民センターの指定管理者制度導入問題も市民の反対の動きもあリ、「暑い、熱い夏」が来ている。
 「平和がいちばん」7月号の「投稿]を多くの人に伝えたい。       

  「枚方の図書館の未来を考える集い」に参加して 森川 真
 
 図書館の民営化を巡る問題は、結局「自治」を巡る問題である…市民会館で行われた『図書館の未来を考える集い』に参加した帰り道、バスに揺られながらそんな事を思いました。私があの福島第一原発事故の後に知った大事な事の一つに「共同体自治」という考え方があります。社会学者・宮台真司氏が著書で詳しく述べておられた事ですが、氏によれば今日本が抱えている問題のほとんどに、背景として「日本社会の空洞化」が存在すると言います。集団的自衛権を一定数の人々が支持する背景には、空洞化した社会が存在し、誰もがウソだと言いながら原発が容認されてしまう背景にも、やはり空洞化した社会が存在すると。ヘイトスピーチ問題・少子化問題・生活保護バッシングなどの様々な現象に対し、「空洞化」をキーワードに考えると色々な事がとても上手く説明出来るようです。

 「社会の空洞化」は日本に限らず、グローバル化の流れの中で先進国に共通して起きている現象だそうです。空洞化した社会では人々が常に不安な状態に置かれるため体制依存的になり、またポピュリズムに対してもたやすく動員されてしまうといいます。このような空洞化した社会に対する処方箋として宮台氏が期待するのが、「共同体自治」の考え方です。しかし、では「自治」とはどんなものなのでしょうか?
 
 今回、講師の巽照子先生が図書館の実践を通じて語られた事は、私にとって「自治」を考える上で重要な鍵のように思えました。今まで理屈で考えていた「自治」というイメージに、血肉が与えられたかのような感覚を覚えたのです。地域の風土や歴史と共に在り、地域の人と共に創り上げ、地域の為に存在する図書館。こういった営みの中に「自治」の本質があると思いました。武雄市の民営図書館にみられるような利便性は確かに素晴らしいものですが、身を任せていると私たちは風土も歴史も人との繋がりも、自ら捨ててしまう事になる気がします。民営化が悪いのではなく、失うものの大きさに気づかせない社会の空洞化にこそ目を向けなければならないと思います。10年続くかどうかも怪しい快適性を、故郷の山河が100年先も変わらずに在る事よりも優先する程、私たちは愚かではないと信じたいです。


美術館寄贈問題で痛感す、市民の立場に立ちきる議員の必要性

2014-07-22 07:21:47 | 月刊『平和がいちばん』
                              暑い夏が来ている。枚方の美術館寄贈問題も、市民の「熱い」大きな反対の動きの中で枚方市の姿勢も変わり始めると信じたい。「平和がいちばん」7月号の1面の記事は・・・・

来春の枚方市議選に候補者二人を立てる準備を開始します
 来春の市会議員選挙に「市民の会」は二人の候補者を立てて闘う準備を始めました。
 ここ数カ月、“美術館”建設を巡って市政と市議会が抱える問題が露わになってきました。市で初めての美術館が、わずか10カ月の市役所内部の議論と議会でのやり取りで、香里ケ丘地域の歴史も中央公園の景観も顧みられることなく決定されました。市が積み上げてきた文化施策を一変させる内容であり、財政問題は先送りされたままであり、施設の管理形態を大激変させてしまう決定内容です。
 この間の経過を知らされず結果だけ提示された市民は、市長と議会の体質に疑問を抱きました。なぜ市民の意見を聞かないのか、それ以前になぜ市民に知らせないのか、そして多くの疑問をつぶやきながら建設に賛成した議員は市の説明にどう「納得」したのか、また賛成した議員は市民にどれだけ説明し説得したのか。さらには「会派」の傘に隠れて自分の意見を表明しない議員もいます。これらすべてが免罪されたまま進むこの美術館建設は、今後いったい誰が責任を取るのと言うのでしょうか?
 
 この間の経過は「市民にすべて知らせ、議論を促し、そして市の進むべき方向を決める」という自治体のルールが全く無視されたことを示しています。これが現在の枚方市と市議会の現状です。
 
 前回の選挙で「会」推薦の手塚たかひろ議員が議席を得てこの三年間、議会と市民とを結んで運動を広げ深めてきました。手塚議員は議会での質問や市長・理事者との折衝で問題点を洗い出し、市民にたくさんの情報を提供しました。その情報をもとに議論しまとめた市民の意見を議員が議会と市役所に届けました。
 市民は市長への要請行動を重ねると同時に、議会への請願や陳情を繰り返し行いました。それが議会での活発な議論を促進したと自負しています。この動きを強めるためにも、市民の立場に立ちきる議員を増やしていく必要があります。常に市民の意見を議会に届け、すべての情報を市民に届ける、この基本姿勢を堅持する議員が増えなくてはまたぞろ同じ轍を踏み、市民無視の行政がまかり通ることになります。「市政の主人公は市民」の大原則に立ちきる議員を増やして、市政と市議会の改革を進めましょう。

こんにちは  松田久子です・・・集団的自衛権について

2014-07-20 07:30:51 | 月刊『平和がいちばん』
 「平和がいちばん」の2面に「こんにちは 松田久子です」を連載し始めた。彼女と通して、社会の枚方のあり方を考えてみたい。第1回目を紹介いたします。

 松田久子さんは、枚方で生活を始めて30年。枚方市内の障がい児施設が最初の勤務先であり、その後、長尾などの介護職場で働き、現在もケアマネジャーの忙しい日々を過ごしている。そんな彼女へのインタビューを通して、現在の社会や枚方市を考えます。第1回目は「集団的自衛権行使」をテーマに聞きました。

Q.子どものころ、両親や大人から戦争の話を聞いたことがありますか?

 両親は戦争が終わった時、それぞれ18、16歳で、青春時代が戦前戦後にまたがっていた世代です。亡き母親が、空襲警報の怖さや配給生活の不自由さを子どもの私に何回も何回も話していました。また兵役経験があり召集先で敗戦を迎えた父親は、戦争のことをあまり語りませんでしたが、昭和天皇がテレビに出てくると何故か悪口ばかり言っていました。戦争に対する明確な批判の声は聞こえなかったけれど、楽しいはずの青春時代が、戦争のために台無しにされてしまった怒りが、心の中にあったのだと思います。

Q.今の政権についてどのように思われますか? 
 戦後69年が経とうとしているこの時期に、ここまで日本という国の方向性が変えられてしまってよいのかと憤りを感じています。大きな犠牲を払って手に入れることができた平和な日本、日本国憲法に象徴される徹底した平和主義。
 社会科の授業で習った『あたらしい憲法のはなし』の一節を今も覚えています。少し引用しますが、「・・・日本の國が、けっして二度と戰爭をしないように、二つのことをきめました。その一つは、兵隊も軍艦も飛行機も、およそ戰爭をするためのものは、いっさいもたないということです。・・・しかしみなさんは、けっして心ぼそく思うことはありません。日本は正しいことを、ほかの國よりさきに行ったのです。世の中に、正しいことぐらい強いものはありません。もう一つは、よその國と爭いごとがおこったとき、けっして戰爭によって、相手をまかして、じぶんのいいぶんをとおそうとしないということをきめたのです・・・そしてよその國となかよくして、世界中の國が、よい友だちになってくれるようにすれば、日本の國は、さかえてゆけるのです・・・」。
 子ども心にとても嬉しい気持ちになりました。今を生きる子どもたちは、きっと今の日本の動きに大きな恐怖心や不安を感じていると思います。今の為政者にこそ、上記の一節をしっかり肝に銘じて欲しいと思います。

Q.介護の仕事と『平和』は結びついていると考えられていますか?

 福祉や介護の仕事は、生活に直結した身近な分野だけに公的な援助が削減されれば影響が大きく、今でも、働く職員の賃金は責任の大きさにくらべ低く、正規職員でも結婚して子育てできるだけの余裕がありません。非正規職員となれば、言わずもがなです。平和がおびやかされれば、ますます軍備や兵器が増強され、軍事費にかけるお金が増えていきます。その陰で犠牲になるのは、いつも教育や福祉や介護の分野です。これ以上、切り詰められたらたまったものではありません。


Q.今、どのように行動しようと考えられていますか? 
 全国の200を越える地方議会で「集団的自衛権行使容認を認めない」意見書が採択されています。枚方市議会も「集団的自衛権行使を認めない」意見書を採択し、平和・市民自治都市として意思表示してほしいとの声を上げたいと思います。
ありがとうございました <インタビュー:おおた幸世>



来春の市議選に候補者二人を立てる準備を開始します

2014-07-17 10:38:27 | 月刊『平和がいちばん』
 この夏、原発の電気を使えないで迎えられることは、非常にうれしい。しかし、無謀にも川内原発の再稼動の動きが強められている。事故時の避難計画があまるのも不十分な中、再稼動を進める政府。フクシマ事故が収束していないのに許せない政府。安倍さん、バイバイしたいですね。
 「平和がいちばん」最新号から、私達の思いを伝えます。

来春の市会議員選挙に「市民の会」は二人の候補者を立てて闘う準備を始めました。

 ここ数カ月、“美術館”建設を巡って市政と市議会が抱える問題が露わになってきました。市で初めての美術館が、わずか10カ月の市役所内部の議論と議会でのやり取りで、香里ケ丘地域の歴史も中央公園の景観も顧みられることなく決定されました。市が積み上げてきた文化施策を一変させる内容であり、財政問題は先送りされたままであり、施設の管理形態を大激変させてしまう決定内容です。この間の経過を知らされず結果だけ提示された市民は、市長と議会の体質に疑問を抱きました。なぜ市民の意見を聞かないのか、それ以前になぜ市民に知らせないのか、そして多くの疑問をつぶやきながら建設に賛成した議員は市の説明にどう「納得」したのか、また賛成した議員は市民にどれだけ説明し説得したのか。さらには「会派」の傘に隠れて自分の意見を表明しない議員もいます。これらすべてが免罪されたまま進むこの美術館建設は、今後いったい誰が責任を取るのと言うのでしょうか?

 この間の経過は「市民にすべて知らせ、議論を促し、そして市の進むべき方向を決める」という自治体のルールが全く無視されたことを示しています。これが現在の枚方市と市議会の現状です。

 前回の選挙で「会」推薦の手塚たかひろ議員が議席を得てこの三年間、議会と市民とを結んで運動を広げ深めてきました。手塚議員は議会での質問や市長・理事者との折衝で問題点を洗い出し、市民にたくさんの情報を提供しました。その情報をもとに議論しまとめた市民の意見を議員が議会と市役所に届けました。市民は市長への要請行動を重ねると同時に、議会への請願や陳情を繰り返し行いました。それが議会での活発な議論を促進したと自負しています。この動きを強めるためにも、市民の立場に立ちきる議員を増やしていく必要があります。常に市民の意見を議会に届け、すべての情報を市民に届ける、この基本姿勢を堅持する議員が増えなくてはまたぞろ同じ轍を踏み、市民無視の行政がまかり通ることになります。「市政の主人公は市民」の大原則に立ちきる議員を増やして、市政と市議会の改革を進めましょう。