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枚方市を住みよいまちに☆原発NO!☆福祉・介護「すずらんの集い」☆枚方市駅前再整備は凍結☆市議会を変える高松まさ子

福島原発東京訴訟 少年の訴え・・・東京地方裁判所

2017-11-30 08:38:06 | 保養の取り組みやんちゃっ子枚方
 福島原発事故から6年と9ヶ月 政府は 東電は 責任を取らず、被害にあった市民はないがしろにされ続けている。悲しい現実。少しも解決していない。私は、東京裁判で語った少年の思いを、胸に刻みたい。ささやかな取り組みだけれど、保養の取り組みを続けたい。
・・・ 

         事故当時8歳だった少年は、今、中学三年生
      福島原発被害者東京訴訟の場で裁判長に語りました・・・・、

 僕は、福島県いわき市で生まれ、両親と、5歳離れた弟と共に生活していました。
 当時は、春になればテレビで何度も紹介されるくらい桜並木の有名な「夜の森公園」でお花見をし、夏は潮干狩りに行き、秋はきのこ狩りをして、冬は雪だるまを作る。公園や学校の帰りの通学路でツクシをたくさん採って帰って、お母さんに作ってもらうツクシの佃煮が好きでした。家も庭も広く、ブルーベリーやしいたけ、プチトマト等は庭で収穫できました。学校では友達と昆虫を見つけたり、泥団子を作ったりして遊んでいました。 

 しかし、2011年3月11日を境に、このような生活は全てなくなってしまいました。夜の森公園は今も帰還困難区域だし、放射能だらけの泥で泥団子は作れません。 しかし、何よりも一番つらかったのが、転校先でのいじめです。
図工の時間に作った作品に悪口を書かれていたり、菌扱いされたりしてきました。そのようなことが続き、できることなら死んでしまいたいといつも思うようになりました。小学校の3年生か4年生のときには、七夕の短冊に「天国に行きたい」と書いたこともありました。
 
 たぶん、避難者についてよく知らされていない人の目には、福島から来た避難者は家が壊れていないのだから何も被害はなかったのに多額の賠償金だけもらって、しかも東京の避難所にただで住んでいる「ずるい人たち」とうつるのでしょう。本当は、東京電力や国が、放射能汚染の恐ろしさや僕たち家族のような区域外避難者にはほとんど賠償金を払っていないことなど、正しい情報をみんなに伝えてくれていれば、こんな勘違いは起きなかったと思います。
実際、中学生になって今までの学校と全く関係のない学校に進学して、ずっと自分が避難者ということを隠していますが、いじめは起きていません。 
 
 原発によって儲かったのは大人、原発を作ったのも大人だし、原発事故を起こした原因も大人。しかし、学校でいじめられるのも、「将来病気になるかも…」と不安に思いながら生きるのも、家族が離れ離れになるのも僕たち子どもです。
 原発事故が起きてしまった今、本当は誰も安全なんて言えないはずだし、実際、誰も僕に「君は病気にならないよ」とは言ってくれません。なのに、東京電力や国の大人たちは「あなたの地域はもう大丈夫ですので安心してください」と言って、危険があるところへ戻らせています。でも、僕たちが大人になって病気になるかもしれない頃には、僕たちを無理やり危険な場所へ戻らせた大人たちは死んでしまっていて、もういない。そんなのひどくないですか?

 僕たちはこれから、大人の出した汚染物質とともに、生きることになるのです。その責任を取らずに先に死んでしまうなんて、あまりに無責任だと僕は思います。せめて生きているうちに、自分たちが行ったこと、自分たちが儲けて汚したものの責任をきちんと取っていって欲しいです。

 そして今は、「(放射能)汚染した場所に戻りたくない」と思っている僕たちを無理やり(放射能)汚染している場所に戻らせることは絶対にやめて欲しいです。
 僕、父、母と弟はもちろん、避難者はみんな原発事故が起きてから、生活、人生も変えさせられてしまいました。誰も望んだことではありません。避難者は、みんな同じです。東京電力と国には責任をとってもらいたいと思います。裁判所は、僕たち子どもたち、そして、全ての避難者の声に耳を傾けてください。

                                      (2017年10月25日@東京地方裁判所103号法廷)

枚方の集会に平野博文衆議院議員のメッセージが届きました。

2017-11-23 18:09:55 | 改憲を許さない3000万人署名運動




 今日は、よい天気に恵まれ、枚方市前の岡東中央公園の11/23「安倍9条改憲NO!」の市民集会とデモに参加しました。その場に今回の大阪11区(枚方・交野)で当選された平野博文衆議院議員からメッセージが届きました。今回の集会の主催者である「戦争法廃止・憲法守れ」枚方実行委員会」の方も 私たちも平野事務所に訪問してお願いをしていました。寸前には枚方の民進の議員の協力も得て実現しました。本当に うれしいです。

 メッセージは、・・・
         メッセージ
 憲法違反の安保法制をはじめ、解散権の濫用や
国会招集義務の無視、国民の知る権利を人権を軽
視した秘密保護法や共謀罪など、わが国の立憲主
義は安倍政権のもとで危機に瀕しています。
 憲法を軽視し、立憲主義を守らない安倍総理に
よる憲法改正を認めることはできません。私も、
平和を願う皆さまとともに、わが国の憲法・平和
主義を守るため、微力ながら力を尽くしてまいり
ます


        平成29年11月23日

      衆議院議員 平野博文 
                              今日の成果を、今後につなげたいです。




松田久子さん(ケアマネジャー)の投稿です・・・若い人とつながりたい・・・

2017-11-19 09:22:12 | 月刊『平和がいちばん』

 介護現場は、本当に大変です。若い層が多く働いていますが、十分な労働条件、環境ではありません。介護職場に長年はたらいていた松田久子さんの投稿です。・・・

若い人たちとつながっていきたい 


 総選挙は「自民圧勝」とのことですが、自民党の支持は全有権者の約25%。選挙制度の問題点を感じます。
 枚方では応援していた野党統一候補が当選したことが嬉しいです。電話かけなど頑張った成果も反映していると確信しています。憲法が変えられた訳ではありません。今後も改憲を許さない運動を頑張っていきます。

 選挙投票日、電車に乗っていたら、隣に座っていた男性二人の会話が耳に入ってきました。「平野さんが善戦しているようだ。○○党の△△さんだけは当選してほしくない」「俺らの世代はどちらかというと革新支持だったが、最近の若者は保守支持らしい。何でかな。変化を好まないらしい。若い時は変化を求めるのが当たり前と思っていたが・・・」。この会話に共感しつつ、私も平野さんを応援していたので、やはり若者の心をつかむためにはどうしていけばいいのか大きな課題だと思いました。

 選挙後の世論調査でも憲法9条に自衛隊を明記する「憲法改正」案について、18才~29才では賛成49%、反対34%と全体平均の賛成36%、反対45%より賛成が多く、反対を上回っています。

 この若い人たちの思いは、彼らが持たされている「明日への不安」からだろうと考えます。明日が見通せない、だから現状維持、現在の流れに身を任すしかない・・・こんな気持ちになっているのではないでしょうか。そこで若者たちに伝えたい。派遣やアルバイトなど非正規雇用で働く明日の生活さえも見通せない状況、また正規雇用であっても過労死と隣り合わせの働き方を強いられる労働環境、それは個人の責任では全くなく、競争や効率、利益のみを優先させる今の社会にこそ問題があることを。その現実に諦めるのではなく声を上げれば変えていけることを何よりも。若い人たちとつながっていきます。

枚方市の図書館のことを考え、「布絵本」を作ってます

2017-11-14 13:35:19 | 月刊『平和がいちばん』

「平和がいちばん」11月号に、香里ヶ丘図書館の建て替え問題に取り組まれている方からの投稿がありました。地域の図書館の利用者は市民です。その当たり前の立場で、新しい図書館への要望を出し続けておられます。多くの方にこのような取り組みを伝えたいです。・・・・

 昨年八月、「香里ケ丘図書館の建替え」が発表されたのを機に、向こう何十年も利用することを見据えて、市民の声を取り入れより良い図書館になる様にとの熱い思いから、有志で「香里ヶ丘図書館を見守る会」を発足させました。
 昨年末に行われた住民説明会を皮切りに、私たちは行政側とも何度も話し合いをさせていただきました。市内の図書館を見学したり、四つの図書館の建設と運営に当たられた巽照子さんの紹介で東近江市永源寺・八日市市・熊取町の図書館も見学させて頂きました。
 それらの体験を糧に、中央図書館、公園みどり課、市駅周辺等活性化推進部に要望書を提出。議会での請願・陳述・傍聴もしました。私たち市民の願いを実現する為には、このような努力が必要不可欠でした。
 
 そんな活動のひとつに「布絵本作り」があります。要望ばかりではなく、市民として何か貢献できれば……という思いです。香里ケ丘図書館にはない「布絵本」を作って、寄贈してはどうかという案がもちあがり、九人の「布絵本チーム」ができました。今年九月一日、情報誌に「フェルトを譲って下さい」と載せたところ、二十四人の方々からたくさん頂くことができ、目下製作に励んでいます。それらは十二月二日、三日の「ユーカリフェスタ」(南部生涯学習市民センター)に出展、その後、図書館に寄贈することになっています。

 中央図書館の方々も喜んでくださっていることが一番の励みになります。「布絵本ってどんなん?」から始まったチームですが、絵・ミシン・縫うこと、それぞれに得意な方たちが今やもう“プロ級”です。図書館に布絵本を寄贈するので譲って下さい」に応えてくださった方々に感謝しています。 
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総選挙大阪11区の成果を踏まえ、9条改憲をとめましょう

2017-11-13 22:40:24 | 月刊『平和がいちばん』

 「平和がいちばん」11月号  1面は、19月に行われた総選挙についてです。

 総選挙を振り返ります。臨時国会は審議なしで冒頭解散。森友、加計問題の疑惑追及から逃れるための解散だったことは明々白々でした。

 市民と野党が共闘し候補者一本化の努力を重ねていましたが、野党分裂が仕掛けられて厳しいスタートとなりました。しかし多くの候補者取り下げる共産党の英断により野党統一候補が多数の選挙区で実現しました。また安保法反対、共謀罪法反対で共闘してきた市民の声も背景に立憲民主党が立ちあがりました。枝野代表の「格差、貧困が広がるこの社会を草の根から変えよう、立憲主義をとりもどそう」というストレートな演説は多くの国民の意識を代弁したものでした。自民党は「北朝鮮の危機」をあおり「安定の与党へ」の大宣伝を行い、またもや小選挙区制のトリックで多数の議席を確保しました。自民支持は全有権者の25%なのに70%近い議席を占めるという小選挙区制の問題がうきぼりになりました。

 枚方・交野では共産党が小選挙区候補を取り下げるという決断により、事実上の野党統一候補の平野博文さんが当選することができました。この共闘の大きな成果を今後発展させることが大事です。

 自公に三分の二を超える議席を許したことで改憲の動きは強まるでしょう。しかしこの過程でプラスのことも生まれています。一つは野党共闘が一定の成果を得て今後も強化されていくこと、もう一つは無党派層と言われていた人達、特に若者が立憲民主党に共鳴し社会の問題はどこにあるのか、立憲主義の大切さを考え始めたというこということです。元SEALDsの若者、ママの会も元気になっています。9条改憲を阻止する市民と野党の共闘(市民連合)はより強くなり広がります。困難を乗り越えがんばる時です。子ども達に平和な未来をたくすため手をつなぎましょう。