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震災がれきの学習会を開催しました

2012-02-22 23:14:23 | 政治 平和活動
 地域の方を講師に「震災がれき」の学習会をした。豊富な資料を分かりやすく説明していただいた。福島の原発の事故から11か月。福島から1千キロ離れていた長崎市の大気観測所の吸引調査では、事故1か月後にセシウムの濃度が福島県飯舘村(
全域が計画的避難区域)の土壌に相当する1kあたり1万1300ベクレルだったと報告されている。日本列島を南側に半円を描くように風が東北から九州に達していたということ。狭い日本の多くが放射能汚染されている自覚が必要だと改めて思う。
 ニューヨークの科学アカデミーの2009年の報告によると、チュエルノブイリの事故後に低線量の放射能が神経系の障害や脳障害がおこしていることがよく分かる。今、低線量による内部被曝はないとする学者・専門家が、放射能の影響を過小評価しているが、海外では内部被曝の調査・研究は続けられてきている。そして、汚染地域の疾患のデーターを積み上げ、中枢神経系や自律神経への損傷を証明されている。
 沢田昭二名古屋大学名誉教授は、原発症認定訴訟から学び、放射能の微粒子の影響で下痢症状ががおこることを明らかした。遺伝子の仕組みまで言及し放射能障害に「ここまでなら安全という」閾値はないという前提で行動する必要性を訴えておられる。
 放射能の人体への影響を正しく知り、放射能に汚染された瓦礫については、放射能を全国へ拡散してはいけないこと、放射能に対する設備がない焼却炉によるを焼却を前提としない解決方法への方向転換が必要だと思った。