8月20日樟葉駅前で「戦争法」反対の行動をしました。
先日、若い元米海兵隊員の話を聞く機会があった。新兵訓練で「軍人は、人間以上。軍人以外は、人間以下」と徹底的に洗脳され「親すら人間以下と考えていた」という。二〇〇五年沖縄に赴任した。沖縄は戦争で得た植民地と見ていたので、町でのセクハラもじゃれ合いとしか考えていなかった。イラクに行き、初めて自国アメリカが銀行や一部の大企業のために軍事力に頼り、イラク人、沖縄の人そしてアメリカ人にあたえた苦痛に思い至った。暴力を称える文化に同化していた自分を反省した。
六月の国会前行動に参加した時に大学生と出会った。彼は「日の丸・君が代」が大学でも取り入れられようとしているなど「学徒出陣」を身近に感じる危機感から初めて国会前に来たと語っていた。
二人の若者の話がつながる。高校生も若者も「戦争に行かされるのは自分達」「勝手に決めるな」と自分の意志で立ち上がっている。東京ハチ公前は、若人達にぎっしり埋め尽くされたと報道されている。新たなうねりが広がっている。
私達は、現在「戦争法の廃案を求める」署名を集め、地元出身の国会議員にFAX等で「廃案に向けて動いくのが議員の役目」と働きかけている。「国民の多くが反対していることを強引に決めるアベさんは、ひどすぎる。黙っていることはできない」「イラクの現状は、武力では平和がつくれず、安心して暮らせる社会を破壊しただけではないか」「友人に自衛隊員がいる。憲法九条があるから武器を持ち海外に出されるとは考えていなかった」という声が寄せられている。
9月27日が国会会期末だが、さまざまな方法で多くの方と戦争法案を廃案するまで「アベ政治‐許さない」の動きを強めたい。大人の責任として。