平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会共同代表 大田幸世 平和が一番 市民の広場「ひこばえ」

枚方市を住みよいまちに☆原発NO!☆福祉・介護「すずらんの集い」☆枚方市駅前再整備は凍結☆市議会を変える高松まさ子

枚方 美術館問題・・・美術品寄贈者への手紙・・・この計画は、あまりにも、杜撰!

2014-10-29 23:07:47 | 枚方市美術館問題
 私の住む「楠葉」でも美術館建設に疑問を持つ人が増えてきたようだ。正確な情報が、少しづづ口伝で広まる様子が良く分かる。枚方は、やはり広い。枚方市の「広報」のようにお金(税金)を使い全戸配布できる手段は、市民にはない。今回の美術館建設に反対している市民は「一部」と決め付けている枚方市。知れば、ほとんどの人が、「このまま建設を進めるのは良くない」と考える事実があるのに、残念だ。
 友人が、美術品、美術館の寄贈者からの手紙に対して「返事の手紙を書いた」先日の続きを読めば、彼女の悔しさが伝わってくる。

*は、寄贈者の手紙の内容に番号をつけて、分かりやすくしました

*①住民への説明は公的に4,5回行なっている。私(寄贈者)は単独で2,3回行い、懇切丁寧に説明し理解頂くように努めてきました
   
友人①校区での住民説明会が2回、市民会館での全市民対象の説明会が1回です。市から一方的に説明しようとするばかりで、市民を納得・合意させることは出来ず、時間切れを理由に打ち切られました。どの説明会でも同じでした。

*②公園の自然と調和して、新しい市民の憩いの場所にしたい。・・・・・・

②もう既に市民は中央公園の「自然と調和」し、朝な夕なに憩っています。大人も子供も運動したり、楽しみを見つけているのです。今、市民にとって必要なことは、香里団地誕生以前から生きつづけている見事な大木を切り倒すことではなく、「適切な手入れ」と「保全」です。今ある緑を残すことが、私たちの喜びです。命ある木々を切り倒して、大東さん一人の趣味を反映させた木々の植樹を、市民は望んでいません。「自然との共存」や「無駄をしない持続可能な社会の創出」、これが時代の趨勢なのです。

*③私の年齢85歳であり、家内共々病弱であり、生きている間に完成を見たいとの思いで、できり限り急いでやりたい。中核都市にふさわしい立派な美術館にしたい。

③「中核都市にふさわしい立派な美術館」とは一体どういうものか、その中身をおしえてください。これが(質問2)です。

百歳以上の方々が増えている今日、大東御夫妻にはぜひ長寿を全うしていただきたいと思います。美術館問題は大東さん自らが播かれた種ですから、ぜひいつまでもお元気で刈り取られるよう願っております。

*④子供から大人、お年寄りまでお茶、習字、着付け等、市民が研修や集いに利用する茶室を是非作りたいと思っており、館内に組み立て用の茶室をと思っています。

④美術館で、文化教室や公民館のプログラムのようなことをなさるのですね。大東さん自ら用途外使用をなさるのですか? 枚方市が用途外使用をした場合、「覚書」には何と書かれているかご存知ですね。

*⑤反対者は市民の一部の人達であり、大多数の方は③せりを頂いていると思っている。・・・・・

⑤「大多数の方は賛成」とありますが、41万人の人口のうち、どれほどの数なのですか?(質問3)「反対者は市民の一部」とありますが、枚方市に届けた反対署名は、13,000筆をこえており、毎日増え続けています。この数を「一部」とおっしゃるなら、あなたの言われる「大多数」とは何人を指すのでしょう。

*⑥着工が遅れている。建材の高騰、人手不足による労務費のアップ、消費税アップ等により、1日の遅れで何十万円、1ヶ月の遅れで何千万円の損害が出ている。この損害を持つのは市でも施行業者でもなく、私になるのです。この損害を誰に請求すればよいのか教えて下さい。結果は建設現場を占拠している方々になるのでしょうか。

⑥市民の納得・合意を得ずに美術館建設計画を企図したあなたと竹内市長の不徳のいたすところ、損害についてはお二人で自分たちの尻拭いをされたらいいのではないでしょうか。

「占拠」しているわけではありません。多くの市民と平和に共存しています。別添えの資料をご覧ください。人々がどんなにいろんな利用の仕方をしているか、お分かりになります。建設工事がされてないことで、皆さん喜んでいらっしゃいます。「ねぎらいの言葉」がかかるほどですよ。激励の手紙も届くようになりました。地元以外からわざわざ見に来る人もあります。

*⑦何度も議会の賛同を得ているので、反対者が出るとは思いもよらなかった。反対されている方の理由がわからない。反対の為の反対、選挙目立てのパフォーマンスであるならば悲しいことです。

⑦事前に市民の納得・合意を得て進めればよかったのです。市長は、開成校区での説明会で、今回の議会運営の仕方、市政のあり方を「イレギュラー」であった、「申し訳ない」と謝罪したのです。

これについては、別添えの資料をごらんください。枚方市で起きたこの問題をインターネット上に掲載したものです。今やこの問題は、日本全国〔いや、世界中〕の人々が知ることの出来る問題になりました。

一方、議会で賛成した議員も、美術館問題については、その問題点をよく認識し、はっきりと指摘していました。自民党の議員ですらそうでした。(市議会報に掲載) にもかかわらず、最終的には賛成に回ったのです。不思議なことが起こる議会ですね。どんな陰の力が働いた結果なのでしょう。大東さんはご存知ではないのですか?

「反対のための反対」ではありません。別添えのインターネット版の文章をお読みいただければ、なぜ市民の怒りが燃え上がったかがお分かりになります。

「選挙目当てのパフォーマンス」という言葉は、第3期目を狙うため美術館を“目玉”にしたい市長に向けてください。10月11日、大東企画の駐車場でお会いできた時、大東さんも市長にはちょっとお困りの様子でしたね。お互いに大変ですね。

*⑧私は覚書を市と結んでいますが、事情が変われば誠意をもって協議し、決して途中で返せとは言いません。

⑧9月27日、市役所において、大東さん、市長、担当課と5人の市民で会談されたその場で、「覚書」はすぐにでも撤回してよいと言われましたね。しかし、市民には未だ公式に発表されていません。

*⑨金沢市の美術館や武雄市の図書館などの様に、運営方法は工夫すればよい方法がいくらでもあります。

⑨指定管理者制度(民営化)のことをおっしゃっていると思いますが、一旦指定管理者制度を導入した後、再び直営に戻した自治体もあるなど、かなり問題のある制度ですので、大東さんが市から教えられたように、それほど楽観的に考えるわけにはいかないのです。

美術館経営が成功している例の一番の特徴は、最初から市民を味方につけて、市民の同意・賛成のもとで進められたことです。

*⑩反対派の方が何度も自宅や会社まで押しかられて困っている。医者にも注意を受けている。

⑩自宅や会社にまで押しかけられてお困りとの事。今後は慎重にいたします。ご迷惑を


*⑪多くの方に喜んで頂くのが私の理想です。
⑪大東さんの理想は、多くの人々に喜んでいただきたいとの事。
    A.建設計画をやめる
    B.市民提案の図書館との合築案にも耳を貸す
    C.7億円を現金で寄付する
このいずれかであると、喜ぶ市民はぐ~んと増えると思います。

*⑫私の貯めた財産は妻、子、孫等にはやらないで世間のため、郷土(ふるさて)の将来の為に使いたいだけなのです。感謝は譲りますが、私が努力してきたようの、子供達にも努力して欲しいというのが私の思いです。
しい人pしい

⑫大東さんご自身が今日の地位や富を築かれた努力、人生哲学は認めましょう。しかし、それは個人の問題であって、今、枚方市に対して為さろうとしていることとは別問題です。

*⑬何事もトラブルをなくして反対の皆様とも和合でき、何とか美術館を完成したいと思いまので皆さんのご協力、ご理解をよろしくお願い申しあげます。

⑬市民は好き好んでこのようなことをしているわけではありません。お金や権力で市民の平穏な生活を荒らされたくない、踏みにじられたくない、民主主義の根幹である「市民参加の地方自治」を守りたいと、最後の抵抗手段に訴えているだけです。

私たちは選挙で選んだからといって、市長や市議会議員に白紙委任状を提出したわけではありません。議会を通したからといって、どんなことでも可能だとは思わないでください。市民は常に権力者や金力者を監視しています。


(質問4)大東さんの親戚筋にあたる建築業者も、美術館の下請け工事を受注することになっているというのは本当ですか?
 
   
以上の4つの質問に、必ずお答えいただきたく存じます。よろしくお願いいたします。
どうぞ、日々お身体ご自愛くださいませ。                                                敬具


枚方美術館建設予定地の香里ヶ丘中央公園に市民が抗議で集まり始めて50日が経ちました。

2014-10-29 22:42:17 | 枚方市美術館問題


 枚方の美術館問題、話し合いが進んでいない。近隣の方々が、話し合いを求めて、毎日中央公園に集まりはじめて50日が経った。久しぶりに、公園に行くと老若男女が、話の花を咲かせたり、子ども達がポールあそび等を楽しんでいた。その様子をみていると、あらためてこの公園の大切だが実感できる。
 この間、寄贈者の大東さん(本人かどうかは、確認していないが)が公園で、「美術館建設に関する私の想い」というチラシを配布したという。そのチラシに対して、受け取った方々が、「返事」を書いている。友人もその内の一人。その内容は、心を打つ。
何故、今回の美術館建設に反対するかの「思い」が、ストレートに伝わってくる。多くの方に彼女の思いを伝えたい・・・・・何度も読み返した・・・

啓 大東清四さま                 2014年10月27日   

 「美術館建設に関する私の想い」をお寄せくださりありがとうございました。これを読ませていただき、大東清四氏という人物が私たち枚方市民にますますはっきりと見えてきました。そういう意味で、この文書をいただき本当に感謝しております。お書きくださった箇条書き13項目に、分かりやすく①~⑬と番号をつけさせていただきます。

各項目に細かなコメントをつける前に、私の基本の考えをはっきり申し上げておきます。

●私たち市民が守りたい中央公園の森(市民の財産)は、路線価にして少なく見積もっても3億あるいは4億円とも評価される土地です。

大東さん、あなたはそれをタダで入手し、ご自分の「7億円のポケットマネー」(これは南部生涯学習市民センターでの話し合いの中で使われた表現)を使って、美術館を建てたいとおっしゃる(建物そのものの価格は明確にされていません)。ということは、大東さんと枚方市民はおよそ五分と五分の負担をしている関係になります。

五分と五分の負担なら、片方の利益に偏った希望・説明・説得で話が進むわけがありません。市民の意見や望むところを、十分時間をかけて、ていねいに聴くべきです。そして、互いに知恵を出し合う必要もあるでしょう。

●つぎに申し上げたいことは、大東さんの申し出の「寄付」は、世間一般に認知され賞賛される「寄付」とはかなり隔たりのある、「30年間の負担つき寄付」だということです。
 
 大阪府和泉市の和泉市立美術館又の名「久保惣記念美術館」の例は、南部生涯学習市民センターでお会いした折、お話いたしました。所蔵美術品はもちろん土地、建物それに財団をつけて寄付されたものです。市の財政に負担をかけない形での寄付です。寄付される相手への配慮の行き届いたものです。

それを申し上げたとき、あなたは「それは金があるからや」 と言われました。しかし、それはお金の問題だけではありません。美術館というものに対する深い思慮の結果が、そこに見られるのです。私が推測し、感心するのは、久保惣太郎さんがご自身の所蔵コレクションに対して愛情と自信と誇りをおもちだったということです。美術館の先行きを磐石のものにしておかねば、自身の分身のような所蔵品の将来が危ぶまれるからです。

このような細心の将来設計に基づいて建てられた美術館、当初500点に過ぎなかった所蔵品が、今や11,000点にのぼるということです。寄付される美術品も多いとの事。「久保惣美術館」への信頼の表れです。久保惣太郎さんの見識や人格も評価されているのです。現在、久保惣太郎さんの弟の5代目久保恒彦氏が名誉館長をつとめておられます。

そのような美術館であってこそ、文化・芸術の発展に寄与できるのです。他府県からの入館者も多いと聞いています。

大東さん、あなたはこれほどの自信と誇りと責任を持って、枚方市に美術館を寄付し、文化・芸術を本当に振興しようとされていますか?(質問 1)

失礼とは存じますが、私には、美術館の寄付という問題にあたり、最も重要なこの部分が大東さんから響いてこないのです。このように感じるのは、私一人ではないようです。

大東さん、あなたの本当の目的は何なのでしょうか?

●私は、大東さんと2度お目にかかるチャンスをいただきました。その話し合いの中で、上記のような「疑念」をもたざるを得なかったのです。まず、不可思議に思えたのは、美術館を「維持できなかったら、売ったらエエがな」というあなたの言葉です。

 私の感じたところ、あなたは文化・芸術よりも、ご自分が構想し、竹中工務店が設計した建物の方に執
着をお持ちのようですね。この設計は安藤忠雄の設計にも引けを取らないとも言われました。人生の集大成として、個人住宅の規模をはるかに上回る美術館の建設を思いつかれた。そして、美術館という大形箱物の「展示場」として香里ヶ丘中央公園に目をつけられた。なるほど「格好の場所」「格好の舞台装置」ですね。

住宅展示場の経営者である大東さんのこと、展示場のモデル住宅よろしく用が無くなれば「売ったらエエがな」と、お考えになったのではありませんか。このような発想で枚方市民の財産である大切な森の緑を壊されては困ります。「市民は絶対に許さない!!」でしょう。

所蔵の美術品は、この建物につける単なる「おまけの品々」に過ぎないのですか。枚方市の文化・芸術の振興は、大東さんから影を潜めたかに見えます。

私は以上のような「疑念」 をもたざるをえませんでした。この疑念を払拭していただければ、幸いと存じます。再び文書でお返事くださることを期待しております。

                                (続きます)


                                  

香里ヶ丘中央公園への美術館建設強行に反対

2014-10-29 00:01:16 | 枚方市美術館問題
 「平和がいちばん」10月号には、今なお美術館建設の着工を50日近く遅らせている香里ヶ丘公園の近隣の市民の方からの「投稿」が掲載されている。毎朝、公園に集まる市民の思いを丁寧に語っておられる。以下、「投稿」です。

 香里ケ丘は、標高20~50m、枚方丘陵と呼称される地形をしています。この丘陵はかつては旧日本軍の弾薬保管所という暗い歴史がありますが、昭和33年からニュータウンとして生まれ変わりました。

 丘陵の地質は粘土質であり、そのため穂谷や尊延寺辺りで見られる植物が団地周辺のそちこちに残っています。
 敷地法面をコンクリートで固めず、土手として残しているため、ツリガネニンジン、ワレモコウ、カナビキソウ、ススキ、オガルカヤ、クサボケ、ノアザミ、ノイバラ、クサレダマ、スズサイコ、ネジバナ、ツルボ、ヒガンバナ等が折々に花を咲かせ、目を楽しませてくれます。

 香里ケ丘には、自然の地形を活かした15の公園と湧泉の池を配した造園公園が一つ、全部で16の公園があり、それぞれに種々の植物が見られます。崖状の地形のためか、カヤツリグサやスゲ等の湿地生のものが多く見られます。

 16の公園の中で中心的存在が中央公園です。殆どの公園には里地里山で普通に見られるコナラ、アラカシ、カマツカ、モチツツジ、シャシャンボ、ヒサカキ、アカマツ、カナメモチ、マルバアオダモ、ザイフリボク、クヌギ、ネジキ、リョウブ等が繁りこんもりとした森を形成しています。

 香里ケ丘も最近は宅地開発が急速に進み、樹木は切られ、法面は固められ、敷地一杯に家が立ち並ぶ住宅地に変わってきました。
 この様な状況で緑を残す公園の重要性、必要性が増々高まるというのに、中央公園に負担付美術館を建設するという計画が着々と進行しています。団地と共に、或いはそれより以前から生息してきた樹木を切り、地形を崩して建設を強行しようとしています。
 ある場所の破壊の影響はその場所だけに止まらず、じわりじわりと他の場所へ波及し生態系を破壊していきます。何としてでもこの破壊を食い止めたいと願ってやみません。

・・・・枚方市と寄贈者に是非、読んでいただきたい・・・
                 

[平和がいちばん」・・・・議員報酬と政務活動費について・・・・

2014-10-18 07:04:34 | 月刊『平和がいちばん』
 「平和がいちばん」10月号のポスティングをはじめている。2面は、4回目になる「こんにちは 松田久子です」彼女とは、一緒に福島に行ってきた。

 福島県双葉町の前町長井戸川かつたかさんが「放射能から子どもたちを守るために」福島県知事選挙に立候補されると聞き、福島まで応援に出かけた松田さん。山間部を回りあちこちで除染作業の現場に出くわした。緑豊かな自然を台無しにした怒りとその福島で今も生活されている人々に思いを馳せ、複雑な気持ちで帰ってきたという。さて、今回は、政務活動費の不正受給で問われる議員の資質について聞きました。

 (質問)市議会議員の報酬は年間約1100万円、政務活動費は月7万円ですが、どのように思われますか?
 
 正直、初めて聞いた時は、私の感覚からかけ離れた額でびっくりしました。私は福祉職場でずっと仕事をしてきましたが、フルタイムで働いても月20数万円で、年350万円にも届かない時もありました。退職金がある職場は少なく、賞与があっても年1~2ヵ月という職場がまだまだ多いのです。そのため職員の入れ替わりも激しく職場は常に慢性的な人手不足です。今の社会は、非正規労働者も多く、不安定な立場で働かざるを得ない人が増えていますが、福祉職場は正規職員でも結婚し、子どもを育てていけるだけの賃金が保障されていません。安定した賃金や待遇の保証なしにサービスは向上しません。職員が笑顔でなければ、利用者の笑顔は生まれません。

 (質問)市議会の総務常任委員会で請願者代表として発言されましたが、いかがでし   た。

 先月、私は議会に対して、政府が行った「『集団的自衛権行使容認の閣議決定』に対して枚方市や市長の反対の意見表明を求める」請願を200名を越える市民で行いました。結果は否決されましたが、その際、賛成議員1名を除いて、意見を述べず、議論も全く行わず、採択時に最初から決まっていたかのように、反対議員の代表が反対意見を出しました。
 その内容は要約すれば「防衛上の問題には、市議会としては口をはさむべきでない。また市議会として政治的な立場を表明することはできない」というものでした。今回の市民の請願に対して、市議会は全く何もしない(議論もしない)、国まかせの無責任な態度をとったのです。議員はそれぞれに主義・主張を持った市民の代表ではないのでしょうか? 
 市民の代表として一人ひとりが意見を表明し議論することが責任なのではないのでしょうか? 報酬等は私たちの税金から支払われているわけですが、それだけの働きをしていただいているのでしょうか。戦前、地方自治体が国家の統治支配の手段として利用された反省から、戦後、地方自治法が生まれ、地域住民の命と暮らしを守ることが地方自治体の最大の使命であると定められたことを忘れてはいけないのにと疑問に感じました。

 (質問)いま問題になっている政務活動費をどのように考えていますか
 
 領収書もない使途に対して市民が告発し、裁判が増え続けた政務調査費。それにもかかわらず、2012年、地方自治法を変えてまでして議員が調査・研究以外のことに、より「自由」に使えることを可能にし、政務活動費と名前まで変更したのです。まさに、国や議員が税金を「私物化」しているとしか思えません。今、兵庫県議会や徳島県議会で議員が領収書を偽造したりして辞職に追い込まれています。政務活動費は、無税の「第二の報酬」になっているのではないでしょうか。この問題を通して、なによりも議員の資質を見抜く市民の力が必要だと教えられました。

     ありがとうございました <インタビュー:おおた幸世>



あなたの図書館・公民館(生涯学習市民センター) がなくなる?

2014-10-16 20:26:59 | 枚方市図書館・生涯学習市民センター
「平和がいちばん」10月号1面の紹介です。

 図書館と生涯学習市民センター(公民館)に「指定管理者制度」が導入されようとしています。「民営化」です。その問題点を整理します。
 ①民営化されれば利用方法がどうなるのか。特に図書館と公民館の複合施設での窓口   は? 利用申し込みは? いろいろな相談は? 利用者団体との関係は?
 
②現場は委託先の社員だけになります。市職員と市民との協働作業が困難になります。

③市職員が現場を知らず、利用者・市民の声も届かない状態は、市に図書館や公民館行  政、ノウハウの蓄積ができなくなります。そして市長が長期を見通した計画を立てるこ とが困難になります。 

④図書館・公民館の運営をより豊かなものにするために必要な市役所内の各部門との連携 や協力が難しくなります。 

⑤図書館については、国会図書館‐府立図書館‐他市図書館との連携が大切な図書館活動 と、企業の競争原理(企業秘密)や利潤追求は矛盾します。
 
⑥情報管理の問題です。顧客情報の流出が大きな問題になっています。図書館が蓄積する 情報は個人の思想や信条そのものです。 

⑦委託会社社員の雇用条件が悪くなるのは不可避です。この制度を導入している大東市で は市職員年収平均800万円で、図書館で働く契約社員は年収240万円。制度導入は「ワーキングプア」を作りだすことです。 

⑧契約には期間が定められ、同じ団体が継続して管理者になる保証は無く、管理者が変わ った場合は総入れ替えになります。また契約期間が短ければ正規社員を雇用することが 困難となり、人材育成は極めて難しくなります。また社員自身にも公共施設で働く自覚や専門性が身につかない恐れがあります。 

⑨契約期間があることで、設備関係や運営面での長期的計画も難しくします。経費節減か ら「安上がりの運営」しか出来なくなり、更に利用者が少なくなる悪循環に陥る可能性 が高い。

⑩行き着く先は単なる「無料の貸本屋」であり、単なる「有料の貸館」です。「図書館で 本を読み学習し、公民館で討議をし、多様な市民の活動をつくる」という市民活動の基 本が壊され、市民自治の精神が失われてゆく町になります。
                                 以上