平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会共同代表 大田幸世 平和が一番 市民の広場「ひこばえ」

枚方市を住みよいまちに☆原発NO!☆福祉・介護「すずらんの集い」☆枚方市駅前再整備は凍結☆市議会を変える高松まさ子

教育基本条例が、問題になっています

2012-01-31 22:16:38 | 政治 平和活動
 寒い日が続いている。身近な友人が、橋下大阪市長がこの3月市議会に提出しようとしている教育基本条例を止めようと何度も街頭での呼びかけをされている。私も応援している。知れば知るほど、子ども達の将来が心配になる内容だからだ。大阪府PTA連盟協議会、池田香代子、竹下景子、杉良太郎、あさのあつこ・・・58名の文化人、関西こども文化協会、日本ペンクラブの会長ら多くの反対の意見が表明されている。
 切実なのは、府立高校の定員割れが続くと廃校にするということ。この枚方でも2校が定員割れしている。どちらも地域で大切にされている高校だ。教育基本条例案を読んでいると、全ての子どもたちに保護者の経済力に左右されず平等に学ぶ場を保障する社会ではなくなるという危機感がつのる。
 また条例案によると教育目標も選挙毎に変わる知事・市長が決めるというのだから、たまらない。4年ごとに変わる可能性があるということ。これでは、子ども達に落ち着いて学ぶ場を保障できないと思う。 
 橋下市長は人気があるというが、行おうとしている施策は、私達のためにならないのだと声を上げたい。

 、

岩国市長選挙 本当に残念です

2012-01-30 21:00:54 | 政治 平和活動
 昨日岩国市長選挙があった。枚方市に何度も来ていただいた井原勝介さんが当選することを願っていたが残念な結果だった。
 井原勝介さんは、99年岩国市長選挙でに初当選。2期目に夜間離着陸訓練 (NLP) による騒音問題などから、市民の意志を問う目的で自ら住民投票を発議し実施。直後に行われた、市長選挙では、空母艦載機部隊受け入れ反対の姿勢を示して3度目の当選。国は岩国市庁舎新築の補助金を停止するなどの圧力をかける。市長を辞職し、出直し市長選挙に再出馬したが、1782票の僅差で惜敗された。
 それ以降「草の根ネットワーク岩国」を立ち上げ、平和と市民自治の確立を目指して地域での取り組みと全国で講演活動なさっていた。枚方にも数回お越しいただき「民主主義の仕組みを地域からつくる」との信念に多くのことを教えていただいた。粘り強く政府と基地問題の交渉を続け、何度も裏切りられ続けてきた市長時代の話を聞き、平和の問題は市民自治の問題なんだとの思いを深めたものだ。
 しかし、なかなか基地問題は焦点化されにくい。大変な選挙だったと思う。投票率が前回よりも12・25ポイント下回り、市選管が把握する過去30年の市長選で最低だったという。大阪から、投票率が上がるように願っていたのに。 
 枚方市民の有志で応援メッセージをFAXするしかできなかったが、このような悔しさは、全国で多くの市民が経験している。私は、いつかは流れが変わると信じている。 
 

おどろく銀行と電力会社の関係

2012-01-29 21:53:45 | 政治 平和活動
 原発の再稼動への動きが、福島第1原子力発電所の事故により原発の安全神話を根底から覆されたにもかかわらず強行に進められている。背後には金融資本がある。昨年6月末時点の金融機関の東電への融資残高は計3兆9千億円余り。その内2兆円は3大メガバンク(三井住友、みずほコーポ銀、三菱東京UFJ銀)が占めている。原発の再稼動ができなければ、コストの高い火力発電などに依存せざるを得ず、東電の収益改善は遠のく。だから、主要金融機関は再稼動に向けて政府への働きかけを強めていると報道されている。また、三井住友銀行などは、4月に東電への1兆円規模の追加融資をしようとしている。それには、電力値上げと原発の再稼動が前提と金融機関は主張しているのだ。そこには、市民の安全・安心という視点は全くない。おそろしいほどだ。
 今、福井県の老朽化した大飯原発3.4号基の再稼動を止めるために、多くの市民がいたるところで取り組んでいるる。私達枚方からも関西電力への働きかけを強めたい。

   

「放射能から子ども達を守る枚方の会」を開催しました

2012-01-28 21:57:50 | 政治 平和活動
 放射能震災がれき、食の安全、原発の再稼動、子どもの避難・・。多くの課題がある。昨秋から取り組んだ署名や枚方市への要請行動を参加者で共有化し、今後の進め方の話し合いをした。参加者に親戚が被災地から避難されている方がおられ、住宅の問題等が具体的に出された。まだまだ分からないことは多いが、被災された方の生活保障は個人の問題ではない。参加者には初めて顔を合わす方も多く、様々な意見が出され内容が豊富になった。
 枚方市のがれき処理に対する姿勢は、大阪府の指針にあう清掃工場がないからという無責任なもの。早急にがれきを広域処理に限定せず様々な処理方法の提案がされていることを前提に、放射能の拡散の危険性の認識を持つことを再要請し、話し合いの場を持ちたいと思う。また、話し合い中でMLをつくることになり、集会後参加者の方の協力で作成した。


「平和がいちばん」1月号続き
 朝8時を過ぎているのに日の出は遅く窓からの景色はほんのりと暗く、街は動き出さない。正午から午後2時までは昼休み、昼食は2時、夕食は8時を過ぎる生活には、なかなかなじめなかった。夏は、陽射しがきつくサングラスをかけないと過ごせないから永住するかどうかはもう少し検討するとのこと。地中海が近いので冬は比較的穏やかなようだ。夏に1か月もの長期バカンスが多いヨーロッパでは、生活時間も自然環境に大きく左右されながら生活文化をつくっているという当たり前のことに気づく。海外の人を理解する前提に自然環境を忘れてはいけないと気づかされる。
1日目は、近所を知りたいと娘の家から15分ほどバレンシア旧市街訪問から開始した。2日もあればバレンシア主な市内は十分見学できる規模。果物・野菜屋がいたるところにある。街路樹は、たわわにオレンジがぶら下がっているオレンジ樹が目立つ。スペインは、17の独自の政府をもつ自治州から構成される議会君主制。現在のスペイン人はカスティーリャ人、ガリシア人、アンダルシア人、カタルーニャ人、バスク人などで構成されている多民族国家なのだ。言葉もスペイン語ではなく独自のバレンシア語やカタルーニャ語が公用語として認められている。街を歩きながら多様な人種の方と出会ったが、中国や韓国の経営する店舗も多く、日本ではない雰囲気があった。すぐに娘夫妻が孫の教育の場として選んだ理由が、この多民族の住む地域なのだと少しは理解できた。日本では、イギリス的といわれイギリスではアジア的だという風貌をもつ孫が、自由に教育を選び、のびのびと暮らせる地域の前提がここにはあった。

「使い捨て時代を考える会」の集会に参加しました 

2012-01-27 20:57:59 | 政治 平和活動
 友人に紹介されて始めて「使い捨て時代を考える会」の集会に参加しました。有意義なないようだった。講師は、槌田つとむさん。視点が明快だった。放射能汚染が避けられない社会になってしまった現在を直視し、エゴではなく連帯を作りながら脱原発の動きをつくる原点を話されたと思う。公害が起こった時、真の向かうべき相手を忘れ被害者同士がいがみ合う状況が生じるという。忘れてはいけないのは、東京電力に責任があるということ。東電に対して責任を追求しないで、「食の安全」「がれき処理」をいっても「自分の子どもを守りたい」以上のものにならない。自分の子どもの安全な食を考えると同時に、子どもが、全ての子どもが、将来にわたり安心して暮らせる社会を目標にしないと運動の連帯はできない。
 そのようなことを何度も語られていた。福島の方の被害に比べ、関西は被害は少ないが、福島の方に学びながら共に電力会社に再稼動をやめさせる取り組み、損害補償を求める取り組みにつながりたいと考えた。
 有機農業の方と顔の見える関係を作りながら、農業の将来を見据え「福島の野菜を食べる」連帯もあるといわれた。もちろん、年齢により放射能の影響の受ける度合いが違うので、子どもたちは別とも強調されていたが・・。今、責任の所在があいまいにされ、放射能の影響を過小にしようとする政府や東電の意図がある状況で難しい問題だと、やはり思う。電力会社・政府が、過ちを認めることが、復興のスタートなのだとつくづく思う。

スペイン滞在記から(「平和がいちばん」1月号から)
 
  スペイン・バレンシアの市場 生ハムが塊で売られている