6月中旬 ひまわりが咲き始めました
隣の町 交野市は、自然豊かでのどか、そして「心が落ち着く」町と親しみを感じていた。
そんな町に1000人以上の生徒が学ぶ超過密な大規模校ができると聞いて驚いた。一つの小学校の敷地に、2小学校だけでなく1中学校も同じ敷地に来る計画。いくら少子化の動きとはいえこの計画は、子どもたちによい教育環境を保障できないと、保護者が計画のSTPOを求めることに共感する。
市民は、この計画を市民みんなで決めようと「住民投票の条例」を求めて地方自治法に基づく直接請求署名をおこなった。有権者の50分の1以上の署名を1ケ月で集めることが条件だが、なんとその5倍以上の署名を集めた。本当に市民の「この計画への関心の高さと、このまま進めることへの批判の強さ」を表していると思う。
昨日は、その市民の声を市として、市議会としてどのように受け止めるかが問われていた市議会が開催された。
しかし、交野市は、本来ならば慎重審議を行うために委員会に付託するのが当然と考えていたか、驚くことに委員会付託もせず「否決」した。本当に「くやしさ」を感じました。
請求代表者の意見陳述がありましたが、仕事などで参加できない請求代表のメッツセージの紹介もあり30分間、この計画の問題点と、何としても子どもたちに良い教育環境を作りたいとの思いが伝わってきました。
しかし、委員会付託をしないで、会派の代表の意見を聞き採択というあまりにも不十分な審議でした。委員会付託を求めて動議を出そうとがんばった議員たちもおられましたが、取り上げもされませんでした。想像以上に「ひどい市議会」と驚きました。市長の答弁も、署名への謙虚さはなく不誠実なものでした。有権者の10人に1人以上の署名のもつ「重さ」を無視しているとしか思えません。
条例制定の賛成 共産党3+無所属2(Y本 M村ひ) 5名
反対 公明党 維新 無所属 そして立憲・国民G 9名 議長1名
住民投票についても、このようなエリアに限定するの課題の場合はなじまない・・無茶苦茶な意見を言う議員。条例案が不備であり、投票日もこのままだとオリンピック?に重なる・・・今までの市や、市議会の経過をくどく述べ.議会としての役割を果たしているという議員。子どもを中心にした議論はほとんどなく、文科省の方向にもそぐわないと思られるほど教育理念なき方針だと良くわかりました。
一方 本日は、午前中60人 午後40人の傍聴者があり、保護者の方も多く市民の繋がりの確かさを感じました。否決後もすぐに傍聴の部屋で集まりがもたれ、署名協力者に審議内容を伝え、業者が決まる予定の12月議会に向けて、取り組みを強化する話もでました。今後も続きます。
*1交野市が保護者向けの昨年12月に実施されたアンケート(一貫校へ期待すること 不安なことを聞く)のまとめも正確ではなく「行政主導」で意図的にまとめられているようでした。市民の声を「軽視」ではなく「歪曲」「間違」という可能性を感じました。
聞けば行くほど、この計画は財政上の問題もあり、このまま進めるのは将来「禍根」を残す。そのように痛感しました。