平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会共同代表 大田幸世 平和が一番 市民の広場「ひこばえ」

枚方市を住みよいまちに☆原発NO!☆福祉・介護「すずらんの集い」☆枚方市駅前再整備は凍結☆市議会を変える高松まさ子

髙松昌子さん枚方から訴えます~~戦前の廣島は「軍都」だった~

2021-11-26 21:45:12 | 安保法制・・戦争法

 11月21日 くずは生涯学習市民センターでで平和・介護のパネル展示をしました。交流が深まりました。

友人の高松昌子さんは、「岩国・広島のフィールドワーク(主催:ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)広島」に参加した。その感想を読むと戦後は終わっていないと思われてくる。また、76年前のことだから当然だと言えば当然なのです。
 その感想は・・・。「平和がいちばん」の投稿から

極東最大の岩国軍事基地
愛宕山を切り崩して埋め立てた巨大な基地に、2日前に初めて寄港した、米海軍の大型艦船ミゲルキースが横付けしていた。切り崩して開拓した米軍用地には、格安で使用できるスポーツ施設が市民に開放されている。60億かけた絆スタジアムで、少年野球チームが試合をやっていた。「こうして育った子は基地反対と言わないだろう」そんな話がでた。中学まで医療費無料、給食費無料、文句が言えないような懐柔策がとられている。
ヒロシマと朝鮮人強制連行
 広島に移動して、正木峯夫さん(広島の強制連行を調査する会)から、元徴用工の遺骨返還をめぐる問題と朝鮮人強制労働の実態の講演を聴いた。

広島では戦前、2800人以上の三菱重工徴用工がいた。帰国途中おそらく枕崎台風に遭遇、沈没し消息は長崎県壱岐島へとたどり着き、正木さんたちは現地で遺骨発掘をした。遺骨送還をめぐっては複雑な問題を抱えて遺骨は今も壱岐のお寺にある。三菱徴用工の遺骨問題にある根本的問題は日本人の歴史に対する不誠実だと言われた。
日本の植民地下での差別と弾圧。強制連行・強制労働で多くの朝鮮人が亡くなった。「朝鮮人の生活すべて支配と差別で貫徹する労働が強制労働だった。日本は強制という言葉を嫌うが、実態として強制。遺骨を発掘して返すことで済まされることではない」と正木さんは言う。人が一人死んだことの重み、責任を明らかにしない偽善者への怒りが遺骨問題にあると思った。戦後補償の問題はそういうことなのだと思う。

歴史に背を向けてはいけない
 フィールドワークの最後は、「解体・保存」が問題になった現存する唯一の被爆軍地施設「旧陸軍被服支廠」へ。被ばくの実相を伝えるだけでない、日本が侵略戦争へ突き進む中「軍都」として位置付けられた廣島の果たした役割、その歴史がこの建物と残る。
広島は人類史上初の、原子爆弾の投下で、大量破壊、大量殺りくが瞬時に無差別に引き起こされた。しかしそれだけではない、加害の歴史があった。「従軍慰安婦」「強制連行」の文言が歴史教科書から消されるなど日本政府の歴史修正の動きが顕著である中で、あらためてアジアの人々と歴史認識を共有して戦争のない社会、平和を築いていかねばと思う。


枚方から発信 競争競争経済と若者たち ~普通に働いても結婚できない社会はおかしい~

2021-11-25 21:10:07 | 月刊『平和がいちばん』

 11月21日の楠葉生涯学習市民センターで平和のパネル展示を行いました。沖縄・岩国基地の現状を伝えました。
市民の会ニュース「平和がいちばん」の若者の現状を考えた投稿を読むと、何とかこの状態を変えなければ、社会に未来はないと思う。

その内容は・・・

5歳から24歳の就業者中の非正規労働者は、男47.8%・女52.8%。就業中の若年層の二人に一人が非正規労働者である。

 かつて高度経済成長のときに、この国の8割の人たちが中流意識をもち、「一億総中流社会」といわれた。しかし、1992年のバブル経済崩壊により、総中流の意識も崩れる。そして、その頃に派遣業法が変わるのだ。企業の多くが、低賃金による労働コストの削減と経済環境の変化に対応する雇用の方策として、非正規雇用労働者を増やし常態化する。
この不安定な就業状態におかれるのが若者なのだ。
 
労働者一人当たりの生涯賃金は、男性正社員が約2億円。非正規雇用労働者が約1億円程度である。生涯必要生活費を通常の日常生活費と三大支出(教育費・住宅費・老後生活費)と区別して考えると、三大支出の合計で約1億円程度が必要とされる。非正規雇用労働者の労働所で、三大支出までは困難で、結果として非婚者が増えている。

 「普通に働いても結婚できない社会はおかしい」。若者たちの声だ。頑張って働いても、結婚、出産を断念せざるを得ない。こういう社会はほんとうにおかしいのだ。

 格差社会で、構造的に底辺層の位置におかれ、経済的に苦しい生活を送る。さらに、コロナ禍の進行がもたらす雇用環境の悪化。就業機会の減少や雇止めのために生活困難に陥る。
また、「関係性」の観点からも憂慮される事態である。「格差を解消すべき」という意見とは反対に、「格差をつけられて当然の存在がある」の声が大きくなっているのだ。
この背景には新自由主義政策・経済がある。その競争主義・能力主義に基づく、所謂「自己責任」論の考え方によるものだ。経済的窮状に陥っている若者たちに、それは自分の「能力」が差をつけられて当然だと。

 他者の窮状を知ったうえで、このようなことが言えるのか。社会意識もここまでくると、この国の精神状況も過飽和な状態だと言わざるを得ない。このように人を競争関係におくと、闘争意識が喚起されて攻撃性を増す。競争経済が人々の意識にまで浸潤しているのだ。

 しかし冷静に考えれば、すべての理由を当該個人に帰すことができないのはわかるはずだ。だいたい就業中の若者の二人に一人が非規雇用労働者という社会の仕組み自体がおかしい。若者の貧困化という現実は、明らかに経済的構造の歪みから生じている。そして、併行して「自己責任」という概念が、人々を侵して(洗脳して)いることを意識すべきだ。
 
憲法で「健康で文化的な最低限度の生活」(25条)と謳われている。 この生存権がキーとなる。すべての人に実現するために、少なくとも効果的な最低賃金の引き上げと三大支出を支援する社会保障制度の充実が必要である。

枚方市民の頑張りで「多文化フェスティバル」大盛況

2021-11-24 10:46:04 | 文化活動 映画 絵画 音楽

11月23日岡東中央公園で開催されました「多文化フェスティバル」

舞台出演は、和太鼓雅と雅っ鼓 枚方市日中友好協会 フラ・ハラウ・オガサハラ 日本ザンビア教育友好ネットワーク 「月桃の花」歌舞団と平野キジムナー duoNAZUKI くずは舞の会 中宮チャンゴの会  多様な演技が続けられた。模擬店は、コロナ対策で飲食販売はされなかったが、フィリピンの子どもを支援する会 平和マブイの会等 こちらも多様な模擬店が並んだ。
風がつめたかったけれど良い天気に恵まれスカットする1日だった。

友人が事務局を担い、準備の大変さを見ていた私は、これほどの人を集まったことに驚いたが、それを担うポランティアの「心意気」には、本当にうれしいかった。
今まで担っていた枚方市の国際文化団体が解散になり市民が中心に「まつり」をつくると決意をした友人たちは、本当にすごいと思う。「様々な国の子が暮らす枚方。多文化共生のうねりを伝えたい。つぶしてはいけない」という思いの強さが、成功させたとに思う。今後、世代を超えて担い手が増える予感がした「まつり」だった。

枚方楠葉生涯センターの11月祭 成功しました。

2021-11-21 11:20:05 | 枚方市図書館・生涯学習市民センター


新型コロナで1年半、できなかっか恒例の「くずはまつり 5月祭」 何度も実行委員会で話し合いをし、やっと開催できた「秋のくずは活動発表会」。本当にうれしい。「平和条例を実現する会」と介護福祉「すずらんの集い」が同じ部屋でパネル展示をした。あまり多くの友人に声がけはできなかったけれど、多くの方が足を運んでくださった。新型コロナの自粛に会えなかった方も多く、お互いに良い時間が持てたと思う。「近くの生涯センターならば行きやすい」と、改めて生涯学習市民センターの役割を認識した。

 平和のパネルは、沖縄の基地の状況。対中国包囲網という事で、今秋沖縄本島だけでなく台湾に続く宮古島から石垣島周辺での米軍と自衛隊の共同訓練が強化されている。本土のマスコミが伝えない沖縄の現実を少しでも伝えたいと思っている。

 また、沖縄戦の戦没者の遺骨混じりの土砂を沖縄辺野古新基地建設に投入するという「おそろしい政府案」に対して、沖縄の遺骨収集ポランティアの具志堅隆松さんの「思い」を伝えるパネルも展示した。
  
 今回初めて「岩国基地」パネルも追加した。本土の沖縄化・・極東で最大級の基地に変貌されている岩国基地の現実を知れば同時に首都圏や九州での巨大な軍事態勢がリアルに分かる。本当に国民が知らなければならないことだと思う。(続く)

枚方市民の会のニュース・・市民と野党共闘の更なる前進を! 第49回 衆議院選挙を振り返り

2021-11-08 21:54:22 | 月刊『平和がいちばん』
枚方市民の会 11月号1面 衆議院選挙の結果を受けて・・

市民連合と4野党(立憲・共産・社民・れいわ)の共通政策は、市民の運動の主導により生まれた。全国の289のうち217選挙区で野党統一候補が実現した。自民党の幹部を落選に追い込んだ神奈川や東京のように統一候補が勝利した選挙区では、市民はカジノなどの地域課題に恒常的に取り組み、その過程で野党間の協力体制でき、選挙期間中の市民の支援は勢いを増した。野党が一本化し、自民に競り勝った選挙区が62、惜敗したが1万票以内まで自民を追い込んだ選挙区が32との成果を生み出した。

 しかし、立憲民主党は109から96議席へと減らし、共産党も2議席減の10議席となった。自民党も議席を276から261と減らしたが、自公政権への批判票は、「与党も野党もだめ」と主張した維新に向かうという残念な結果となった。

 維新は、大手メディアをバックに「改革」の幻想をバラ撒いた。大阪の新型コロナによる1万人あたりの死亡者数は日本で最多である。それは、維新が大阪府の公立病院を削減し、医師や看護師は、8,785人(2007年)から4,369人(2019年)へと半減させたことによる。行政は民営化一本槍で公的責任を放棄し改憲を主導する。こんな危険な維新への批判を強める必要がある。 大阪第11区では、日本共産党が候補者を出さないことで一本化されたが、勝利に向けて市民と野党の共闘が十分に機能したとは言えない。日頃からの市民運動と共闘の弱さが表れたと謙虚に受け止めている。市民みんなで克服したい。

 共通政策で結束した市民と野党の共闘を与党等は必死で潰そうとしている。
共通政策の、憲法に基づく政治の回復をめざし、コロナ対策や医療政策の充実、富裕層・大企業に応分の税金を負担させた格差と貧困の是正、ジェンダーの立場を貫き、地球環境を守るエネルギーへの移行、辺野古新基地建設に反対し東アジアの平和を築くという6本の柱と20項目は、今こそ必要な政策といえる。
の共通政策の実現を、枚方市民の運動と結び付け、共闘を前進させよう。
 若者や全ての世代が希望をもち投票できる動きをつくろう。pan>