平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会共同代表 大田幸世 平和が一番 市民の広場「ひこばえ」

枚方市を住みよいまちに☆原発NO!☆福祉・介護「すずらんの集い」☆枚方市駅前再整備は凍結☆市議会を変える高松まさ子

講演会 受け入れて大丈夫 震災がれき 充実した内容でした

2012-02-18 23:21:17 | 政治 平和活動

 会場は満席で子ども達の声が聞こえる元気な講演会だった。おかあさんたちの参加が多かったのだ。講師は、山内知也神戸大学大学院教授。1時間30分ほどの講演で大半が、原発の仕組みと放射能の低線量被曝の健康被害の話しだった。今、原発を推進しようとする人達が放射能は怖くないという情報を流している。一方トンデル論文が、グローズアップされているという。低線量・内部被曝で健康被害があると主張している。体内の放射能リスクを評価する時に、内部被曝の疫学的証拠を、優先させようという考えだ。チェルノブイリ原発事故後の旧ソ連諸国やスウェーデンでの全ガン発症増加等を根拠に低線被曝の健康被害があると結論づけている。この考え方は欧州各国では受け入れらている。日本の専門家が非科学的だと事実をみようとしていないらしい。
 がれき受け入れを反対する理由も納得するものだった。①放射能は拡散・移動をさせないのが基本 ②復旧・復興のための予算は被災地が使う・・・瓦礫を処理する過程で被災した地元に雇用と街造りを進める必要がある。③放射能が焼却施設に濃縮し、外部にも飛散する ④焼却施設が汚染される(現在の焼却施設は、放射能の焼却を前提に作られていない) ⑤低線量内部被曝の危険性が高い
 「汚染レべルの比較的低かった関西地方を放射能から守ることは、日本全体にとり重要」という講演内容を肝にめいじたい。