平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会共同代表 大田幸世 平和が一番 市民の広場「ひこばえ」

枚方市を住みよいまちに☆原発NO!☆福祉・介護「すずらんの集い」☆枚方市駅前再整備は凍結☆市議会を変える高松まさ子

危険なのは、体に入る放射能の量です・・・がれき処理問題・・・

2012-03-31 22:55:39 | 政治 平和活動
 震災がれき広域処理が、政府により強行に進められようとしている。昨日の京田辺市議会の「がれき受け入れの」決議は、11対9で議決された。論議は2時簡にわたった。「決議」があまりにも唐突に出されたことに対し「大変な問題だから」と十分な議員同士の話し合いが必要だとの批判が多く出た。同時に広域処理の問題が明らかになった。提案議員が、放射能の拡散は間違いだから一般ごみと同じものしか受けいれない。広域処理は、被災市町村で地元で処理できないものだけ。地元で現地処理の動きがあれば、もちろんその意思を尊重する言い切った。また、12月議会で市長が京田辺の焼却施設では処理はできないと応えているという。十分な検証もなくここまで市議会を二分してまで唐突に「決議」をあげる議員の姿勢は、やはりおかしい。しかし、なんとか唐突な決議を止めようとする議員の熱心さに敬意を表したい。その様な京田辺市議会を支える市民の方々に拍手を送りたい。

 被災地の市町村の動きも審議の中で多くだされた。政府はもっと地元の市町村と話し合い地元の意向を尊重してほしい。そして、責任は東電にあることは忘れてはいけないと思う。
①陸前高田市(東京新聞)
東日本大震災で発生したがれきの処理が遅れている原因は、環境省や県の「お役所仕事」にある可能性が浮上した。焼却炉の新設を求める陸前高田市の申し出を岩手県が“門前払い”にしていたのだ。野田政権は、がれきを全国の自治体で受け入れる「広域処理」に血道を上げているが、被災地での処理体制を見直すのが先決ではないか。 
「国は現実見て手立てを講じて」と市長のコメント
「(陸前高田市は地域内で全部処理するが)他に困っている被災地が沢山ある。広域処理には賛成だが、広域分は宮城県で全体の2割、岩手県で1割。広域処理が進んだからといって一気に解決されるという話ではない。国は被災地の現実をしっかり見て、あらゆる手だてを講じてほしい」

②岩手県岩泉市
 現地では納得できないことが多々ある。山において、10年20年かけて片付けたほうが地元に金が落ち、雇用も発生する。もともと使っていない土地が一杯あり、処理されなくても困らないのに、税金を青天井に使い全国に運び出す必要がどこにあるのか(伊達勝身町長)

 
 
  


京田辺の震災がれき問題

2012-03-29 11:30:52 | 政治 平和活動
 この間、緊急な連絡が多く入る。原発問題に対する市民の動きが活発だからだ。昨夜も10時過ぎに隣の町京田辺の知人からメールが入った。京田辺市議会が「がれき受け入れの決議」をあげる可能性があるというのだ。京田辺の若いお母さん達は、昨秋から必死で放射能から子ども達を守る取り組みをされてきた。給食の食材検査も市の職員職員や議員の方と着実に進められている。私は京田辺の議員が主催する「原発や食の安全」の講演会に参加し、多くのことを学ばしていただいた。メールを受けて人ごとではないと思い、今朝早く京田辺の議会事務局にメールと電話をした。友人も同じような動きをしている。
 FAXの内容は・・・
  京田辺市議会議員のみなさまへ
   本日、「震災がれき受け入れの」決議の件が問題になっていると聞きました。私は、東日本の町長が「地元の雇用につながる為に地元での処分を」と訴えられている中、広域処理を前提に進めるのは真の復興にならないと考えています。また、放射能の拡散は避けるべきです。放射能は目に見えません。一端拡散すると、集めるのが不可能だからです。また、このような全市民や周辺に影響がある問題は十分な話し合いが必要です。さまざまな意見があるのですから。市民や専門家の意見を聞いてください。
  福島を訪問しました。知人が「西日本の安心、安全な野菜を東日本に送ってほしい」「子どもがおもいっきり遊べる保養の場所を西日本につくってください」と言っています。切実な願いです。本日の決議の件急がないでください。お願いします。
                   枚方在住 大田幸世

 今後も緊急なことが増えるだろう。「すぐ動く できることはする」ネットワークを広げたい
 (追記)午後から京田辺市議会の傍聴に参加した。上記のFAXは、委員会で報告されたと聞いた。9時に送信し、10時~始まる議会運営委員会で議員に伝えて頂いたことは、嬉しいこと。2時間近く「決議」の審議がされた。結果は、委員会付託は否決。十分な話し合いがされる方向に決まらなかったのは残念だ。しかし、「広域処理等」の問題点を具体的に指摘した半数近くの議員。その真面目な姿勢と熱意に拍手を送りたい。
話された内容は、早急にまとめようと思う。

今、原発で稼動しているのは全国で1基です

2012-03-26 23:46:44 | 政治 平和活動
 春らしくなってきた。今日、東京電力・柏崎刈羽原発6号機が定期検査に入る。現在、稼働中の北海道電力・泊原発3号機も4月末頃定期検査に入る。このまま再稼動しなければ原発は稼動ゼロで何の支障もない日本が現実になる。
 恐ろしいニュースが飛び込んできた。福島第1原発事故 2号機格納容器の冷却水、水深はわずか約60cmというのだ。26日現在も1時間あたり8.8トンの水を注水しているが、そのほとんどが、原子炉の外に漏れていることになる。格納容器の底には、メルトダウンした燃料が。さらに、2号機の圧力容器の下部にある温度計が不安定な数値を示し、6個の温度計のうち、3個が故障し、廃炉作業に必要なデータが得られにくい状況になっていると。
 東京大学の寺井隆幸教授は「おそらく圧力抑制室のほうに水が行っていて、そこが最終的に漏れて、それでタービン建屋のほうに行っているんじゃないかなというふうに思います。ですから、入れている水が現状として、量的には、入れたものが全部出ていると」と語った。福島第1原発には、汚染水を入れたタンクが並んでいる。建屋の地下に流れ込んだ汚染水をタンクにためているが、増設が間に合わず、限界に近づきつつあるという。
 
 今回の原発事故は、原発は人類が制御できないということを私達に突きつけ続けている。原発を少しでも早く廃炉にしなければとの思いは深まる。
 

福島の事故の教訓を生かさない原発の再稼動はありえない。、

2012-03-25 23:18:36 | 政治 平和活動
 3月25日に閉鎖された楠葉生涯学習センターの食堂「わお」は、障がい者の仕事の場だった。地域で生きるという市民や枚方市やの蓄積した枚方の宝がひとつ消えた。
 3月11日の海外での脱原発の取り組みが伝わってきている。フランスでは、230キロをつなぐ「人間の鎖」に6万人が参加したという。過去最大の反原発行動。ドイツでも2万4千人の市民が手にたいまつをもつ「光の鎖」をつくりだした。スイス、韓国、台湾でも同様の動きがあった。
 朝日新聞によると原発の再稼動反対は57%を占めている。政府の安全対策を「信頼していない」は80%にものぼる。にもかかわらず政府は福井県の大飯3・4号機の再稼動を強行しようとしている。恐ろしくなる。福島の事故の検証も不十分な中、ストレステストの一次評価が「原発の安全性」を保障するものでないことは、安全委員会の委員長も認めている。政治判断で再稼動をさせてはいけない。二度とこのような事故を起こさない、起こさせないために、明日も、政府、関係市町村、関西電力への電話やFAX等の働きかけを続けたいと思う。

子ども全国交歓会に参加し被災者の話しを聞きました

2012-03-24 23:19:59 | 政治 平和活動
 キャンプ場で親子の料理づくり風景
 「子どもの命を守ろう」をテ―マにした子ども全国交歓会に参加した。場所は大阪府立羽衣青少年センター。共同の子育てを積み重ねている団体。2日間に乳幼児から中学生までが集まり様々な取り組みをする。子どもの独自取り組みも同時に進められている。私は1日目の大人向けの集いに参加した。集いの内容は「原発事故から1年、子どもを放射能から守ろう 福島・避難者・全国の親たちがつながって」というもの。報告は、福島ネットの地脇美和さんや東京に避難している増子理香さん達。地脇さんには、昨年9月に福島を訪問した時に案内をしていただいた。
 地脇さんは、政府や福島県の原発事故以降の情報隠しや放射能に対する過小評価、隠蔽の中で、不安に駆られながら自から学習をしたこと。地震の恐ろしさに放射能が加わり、精神的に落ちつかない状況が続いたこと。子どもがいないこともあり、自分で可能な限り放射能から健康を守る生活をつくろうと決意をして福島に帰ってきたこと。今は、白河市に市民放射能測定所をつくり、測定に来る方々との会話をしながらネットワークをつくり、原発をなくす取り組み等を続けていること。等々・・・。最後の「事故から1年が過ぎ、また新しい1年が始まる。何年も続く」との言葉に、目に見えない放射能を闘かい、原発をなくす、子どもの健康を守るという決意を感じた。
 福島の現状を知る大切さ。避難してこられた方とのつながりの必要性をより深く認識さした集いだった。