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自衛隊募集のポスターが自治会の掲示板に貼られていた。自衛隊の本質を隠した女性自衛隊の写真付きのポスター 自衛隊の役割が、大きく変えられてきている。軍隊なのです。子供たちには、批判力をつけたいと痛感している。大人の責任として。
「市民の会」の会報「平和がいちばん」2月号の1面は、枚方美術館問題の現状から市民主権を訴えている。以下・・
香里ケ丘中央公園に予定されていた美術館の建設計画が白紙に戻されました。先月、市長は「美術館及び総合文化施設の整備」方針を発表しました。それによると市は寄付者に対して「建設は困難、白紙に戻す」ことを申し入れ、「協議が整えば総合文化施設内(ラポール北側が予定地)に美術館を整備する方向で調整を進める」とされています。「大切なことはみんなで決める」という市民自治の観点から、香里ケ丘中央公園での建設を白紙にして新たな方向を検討することに私たちは賛成します。これは市長の選挙公約でもあります。
約二年前、市民はこの計画を突然聞かされました。前市長が自ら「イレギュラー(変則的)だった」と反省するほど市民不在、地元住民無視に進められました。また議会でも賛成した議員が「負の遺産になる可能性が高い」と疑問を投げかけるなど、議論が煮詰められないまま条例化がされてきました。計画案が市民に周知されいろんな意見が出された上で議会が判断するという市民自治の基本が忘れられた点に最大の問題があります。
前市長の独善的な計画は撤回されました。ここに至ることができたのは「市民無視の建設反対」を掲げて続けられた市民の粘り強い運動です。工事の強行を許さない「見守り行動」を厳冬・酷暑に耐えて1年4ヶ月にわたり続けたこと、美術館計画がどこまで周知されているか「シール投票」を市内各所で行い、数度の全市ビラ配布や宣伝行動、市長に対する申し入れと関係課との面談、議会に対して二度の請願と意見陳述、そして住民監査請求など考えられるいろんな市民の運動が積み重ねられてきました。またこの運動と議論の中から絵本『アラカシのもり』が作られ、市内の全図書館に配架されていることも特筆すべきことです。
この美術館計画は市の文化行政の発展に寄与するものでなければなりません。そのためには市民が参加して設立の理念とコンセプトを明確にしていくことが何よりも大切だと考えます。