真実を知りたい-NO2                  林 俊嶺

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再び沖縄戦集団自決について

2007年07月29日 | 国際政治

 昨日(7/28)の朝日新聞に、また沖縄戦の「集団自決」の記事が出ていました。今度は、文科省の教科書検定に影響を与えたといわれる「沖縄ノート」出版差し止め訴訟の記事でした。沖縄の女性史研究家宮城晴美さんが「隊長は部隊の最高責任者。隊長が『投降しなさい』と言っていれば集団自決は止められた」と述べたそうですが、自決するのが当然という状況をつくり出し、投降しようとする兵隊を射殺した軍が、軍民一体の当時の沖縄戦の状況の中で「命令はしなかった」というのであれば、隊長としての責任を果たさなかったということになるのではないでしょうか。守備隊長個人の責任を追及するだけですまされる問題ではないと思いますが、久米島では米軍の上陸が無かったにもかかわらず、日本軍軍属の鹿山正久米島守備隊長よって、郵便局員とその家族等21名もの住民がスパイ容疑等で虐殺される事件が起こっています(鹿山事件)。この事件については、1972年に本人が事実であること認めただけではなく、「誇り高き大日本帝国軍人として正しい事をしたから良心の呵責はない」との主旨の主張をしたそうです。

 最近連日新聞紙上をにぎわせている赤城農水相の態度に通じるものを感じるのは、私だけでしょうか。 事務所費問題で疑われているにもかかわらず、法に則って処理していると明細を明らかにすることを拒み続け、法に触れる部分を指摘されると「担当者を厳しく・・・」「担当者のミスで・・・」、本当でしょうか。それでいいのでしょうか。
 「捕虜になるな。その時は潔く自決しろ。」という、その潔さはどんなものだというのでしょうか。

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