今日の朝日新聞夕刊のトップ記事「検定意見撤回を要求」もとても気になることの一つです。高校生の日本史教科書の検定で沖縄戦の際に日本軍が住民に集団自決を強制したと取れる記述が削除された理由は「日本軍の命令があったか明らかでない。」「最近の研究成果で軍命はなかったという説がある」というのですが、沖縄県議会は全会一致で検定意見の撤回と記述の回復を求める意見書案を可決したと報じられています。
またしても、文書が残っていないので記述することは間違いであると言うのでしょうか。沖縄県民は嘘つきであると言うでしょうか。
「ひめゆりの塔をめぐる人々の手記」の中に沖縄最南端の地、喜屋武岬でひめゆり学徒隊のひとりが目撃した次のような一文を思い出しました。
「・・・その時、異様な光景が目に写った。米軍の船に向かって泳ぎだし投降していく日本軍兵士を、アダンのかげからねらいうちし、前方の海はまっかな血が広がっていた。何と恐ろしいことか、味方同士が殺し合うなんて。・・・」
「生きて虜囚の辱めを受けず、死して罪かの汚名を残す事なかれ。」を逃れることがどういう人達に可能だったのでしょうか。
よって藤岡代表の放送に対する抗議声明:
http://www.jiyuu-shikan.org/closeup_com.html
そして、沖縄集団自決特集をアップしました:
http://www.jiyuu-shikan.org/tokushu.html
是非お読みください。
番組では私達の団体名すらマトモに紹介されなかったので、コメント欄からお知らせする以外に手段がなくなってしまいました。御迷惑でしたら、削除なさってください。最後までお読みいただきまして、有難うございました。