小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

カルフォルニア滞在記3 (ヨセミテ国立公園)

2018-05-15 | 旅行

サニーベイルからヨセミテまでは車で5時間ほど、車はひたすらハイウェイを飛ばし、ぐんぐん高
度を上げながら山道を登ります。ヨセミテのシーズンは5月ごろからでこの頃から花の群落も見る
ことができるということでしたが、訪れた時はまだ山側には残雪もみられました。

ヨセミテ公園の入口で入園料を払う予定でしたが、孫が通うアメリカの5年生の学年では、授業で
ヨセミテ国立公園について学習する対象になっているということで、入園料も無料になるというパ
スをもらい3日間を過ごすことになりました。
ところが、公園内と言っても広く、この入口からヨセミテバレーと呼ばれる渓谷の中心にあるビジター
センターまで、さらに1時間ほどかかります。


ヨセミテバレーは、ヨセミテ国立公園の中央に走る渓谷で、岩盤の峰、蛇行する川、高くそびえる
針葉樹が目の前に広がります。このヨセミテ渓谷はヨセミテ公園の1%にしか過ぎず、残りは手付
かずの大自然がそのまま保護されているわけですから公園と言っても驚くばかりです。

このバレーに向かうときに通る、トンネルを抜けたところから見るヨセミテの代表的な景色「トン
ネルビュー」は世界屈指の絶景と言われています。
夕刻近く深い谷に陽は落ちていたのですが、それでも目の前に映し出された景色は忘れがたいもの
でした。

翌日は、再度入園したのですが広い公園内とは言え、自然保護上駐車できる場所は限られているの
で駐車場探しに時間がとられ、結局この日は公園内で過ごしたのは半日ぐらいでした。

運よく駐車することができた場所から遊歩道を通ってブライダルベール滝を見ることができました。
この滝は渓谷から流れる水量が多く高さは188メートル、離れてみると白い霧が広がり、流れ落ち
る水が風になびいて花嫁のベールのように見えるところから名前がついたのだそうです。



ところが滝の近くまで行くと、風に舞う水しぶきでびしょぬれになります。風の向きによってはほ
とんど前方視界不良、カメラを胸にしまい込んで退散です。

この日は、午後にはキャンプ場に戻り、森の中に響く小鳥たちのさえずりを聞きながらの森林浴に
ゆったりとした時間を過ごしました。

孫たちはコンドミニアムの建物の前に流れる渓流で遊んだり、大人たちは早めの食事を作ったりしま
した。

最終日は、駐車場の確保のために朝7時過ぎには入園しました。公園内に入りビレッジの近くの駐車
場に運よく止めることができて、ヨセミテ滝の近くをトレイルして、この大自然を堪能しました。

巨大な花崗岩、ヨセミテはこの花崗岩の峰々から成り立っているそうです。岩の隙間に入り込んだ
孫が豆粒のように見えます。                 まだ深い雪のところも

トレッキングコースも充実している

ヨセミテ滝
北アメリカでは、このヨセミテ滝が一番落差(739メートル)があるのだそうです。この季節は雪
解け水で一番の迫力があったかもしれません。


アッパーフォール、ローワーフォール、カスケードと3段からなり、ところが夏にはほとんど水が
なくなってしまうということですから雪解け水の力とはすごいと思いました。


3日目を過ごしたビレッジ周辺は、観光客が集まる一番人気のスポットが集中していて、体力的に
もそんなにたいへんな思いをしなくても、大自然のもつ雄大さと力強さ、また言葉では言い表せない
ほどの美しさをしっかり心におさめた3日間でした。

ハーフドーム
ヨセミテのシンボル的存在で、巨大な岩壁で丸いドームを縦に半分切ったような形をしている
標高は2700メートル


エル・キャビタン
世界最大の1枚岩、約1095メートルの高さに垂直にそびえる一枚岩

コメント (6)
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