小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

ヒガンバナを求めて

2010-10-05 | 野の草花
多少の天候不順にもかかわらず、律儀に彼岸の日に合わせて咲く彼岸花が、今秋は10月の声を聞いて、やっと田んぼのあぜ道や土手を赤く染め始めました。その咲き方は、まるで土の中で、顔を出す日を決めているかのように一斉なところがなんとも不思議な気がします。
別名「曼珠沙花」は、仏教用語の梵語で「天上の華」という意味を持っているのだそうです。一方、球根に有毒を持っているところから、ネズミ除けなどのためにお墓などに植えたところから墓花とも呼ばれ、忌み嫌うことも多かったようです。
今、私たちはこの花が咲くと、郷愁に誘われるかのように、この群生地を求めて出かけていきます。また、庭に植えている家も最近多く見かけます。このモダンな花の色と姿が、今ではかえって現代的なのでしょう。

コメント (10)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今年もあと3カ月??? | トップ | 色づいたハナミズキ »
最新の画像もっと見る

10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ひとこと (kurak)
2010-10-06 10:48:04
今の季節どこにでも咲いてますネ。ちなみに英語では彼岸花の事を red spider lily 赤い蜘蛛のユリと云うそうです。
返信する
中々繊細な作りの花 (はなこ)
2010-10-06 10:48:12
彼岸花の花が一斉に咲きだし、皆さんが「遅いのでは・・・」という言葉を
一掃したようですね。
私の庭では秋の彼岸花は少し数が少なめでした。
遠くでも赤い一群があると、「彼岸花だ!」と思うほど、
季節を象徴する花ですね。

私はモダンなこの花が好きです。
白花と呼ばれる彼岸花のクリーム色は何とも言えない美しい色だと思いますね。

今日は快晴秋晴れ。
衣換えをしますよ。

返信する
お彼岸の花 (大村)
2010-10-07 14:52:04
秋のお彼岸になると必ずと言って良いほど咲く花。 花を見るとお彼岸を思い出させてくれる花。 頭の良い花。 でも今年は お彼岸になってもお目見えできなく、少々物足りないお彼岸でした。 そう、 私が今年見たのは 鎌倉散策の時でした。 でもまだ 蕾状の物もあり(これも初めて・・・)「満開時は 今年はもう少し後日~。」と言っているように見えました。
返信する
彼岸花 (ラベンダー)
2010-10-07 22:20:20
そういえば、お墓の側で咲いているのをよく見かけます。彼岸花はお墓に咲く花と こどもの頃からの先入観があり、殺風景な中に赤が際立っていて、不思議なな感じがしていました。

私も彼岸花を求め、見に行って来ました。
ブログで紹介したいと思います。
返信する
Unknown (TUKASA)
2010-10-08 00:01:15
彼岸花が緑に映えますね、大好きな花です
縁起の悪い花と昔は嫌われたようですが私も家に植えたい方です

オシャレな花ですよね、社寺の庭にお似合いでしょうね
鎌倉に彼岸花の名所がありますか??
返信する
お久しぶりです。 (Riko)
2010-10-08 03:02:55
興味ある記事をいつも楽しく読ませて頂いております。
気温の変化も激しいようですが、日増しに秋の気配が
感じられるようになってきたようで良かったですね。

彼岸花、真っ赤な花が田舎のあぜ道や土手などに群生している様子が
目に浮かびます。近頃は黄色も彼方此方で見かけるようになりましたね。
 
以前鎌倉を歩いたとき、彼岸花を見かけ足を止めて、この世の花とは思えない
手の込んだ複雑な造りに感動してつくづくと眺めたことを思い出します。
まさに「天上の華」といえますね。日本の秋の風情にぴったりです。
今年は夏の異常な気候に振り回されて咲く遅れたのでしょうか。

この曼珠沙華とも呼ばれる彼岸花は、中国から日本に入ってきたという
ことですが、中国人の多いバンクーバーでは一度も見かけたことがないので、
気候が合わないのかも知れません。 残念です。
返信する
ヒガンバナの季節は (Akiko.H)
2010-10-08 10:48:24
>kurakさん
「red spider lily」ですか。よくとらえていますね。蜘蛛の苦手な私としては、少し彼岸花に気の毒な気もしますが、あの大きく反り返った花弁が蜘蛛の足のように見えるのでしょうか。

>はなこさん
今では鑑賞用となった彼岸花。白い彼岸花もたくさん見かけるようになりましたね。純白でなく、クリームがかって、秋の日差しによく合う、温かな色合いですね。

>大村さん
そう、鎌倉散策は9月の下旬でしたが、彼岸花はまだ蕾が多かったですね。お彼岸とヒガンバナとお墓参り、もうこれはセットとなって、日本人の心の中にあるのかもしれません。

>ラベンダーさん
昔は、お墓には必ずありました。土葬だった時代には、鼠除けに植えたのでしょうね。昔の人の知恵だったのだと思います。
ブログ、楽しみにしています。

>TUKASAさん
ヒガンバナがおしゃれにデフォルメされた、小物なども見かけます。先日、デパートで斬新にデザインされたヒガンバナの暖簾を見ました。
鎌倉でヒガンバナの群生はあまり見かけないように思いますが、探すとあるのかも知れません。数が多いのは、浄光明寺は有名だと思います。ただ、社寺の庭にはヒガンバナはほんの少しが似合っているようにも思いますね。

>Rikoさん
ほんとにヒガンバナは、精巧な細工物のようです。細い雌しべが天を仰ぐように伸びた様子は、まさに「天上の華」ですね。
バンクーバーにヒガンバナを見かけない、同じように四季があっても、日照とか、土の温度とか、微妙に違うのでしょうか。園芸種でないだけに、自然とは繊細なものですね。

返信する
緑に赤い彼岸花! (shige)
2010-10-09 15:37:22
あぜ道の彼岸花、綺麗に撮れていますね、緑と赤で凄く鮮やかです。
赤い彼岸花が群生していると、凄く目を引きますね。
今は、いろいろな色の彼岸花があるんですね。

返信する
Unknown (Hanaawa)
2010-10-12 23:21:56
こんばんは。
昔は、不吉な花のようでしたが、私もこの花の姿形が大好きです!

シンプルで、モダンで、赤一色で、素敵ですね。
ここのところ、赤花や白花が道路の脇で咲いているのをよく見かけます。

最近は、嫌われなくなったんだぁなと思って見ています。
返信する
赤いヒガンバナ (Akiko.H)
2010-10-13 10:05:35
>shigeさん
まだ、秋も浅い季節に咲く赤いヒガンバナは、緑とのコントラストが目がさめるようですね!除々に赤くなるのではなく、突然浮かびあがるように赤く染まるので、よけい印象が強烈です。

>hanaawaさん
お久しぶりです!
hanaawaさんがヒガンバナがお好きなのがわかるような気がします。この花はその造形も個性的で、カメラの被写体としては撮りたくなるのでは・・・写真館にあるのかな。是非近いうちに伺いますね。
返信する

コメントを投稿

野の草花」カテゴリの最新記事