小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

八重山諸島旅行記

2023-06-23 | 旅行

コロナに感染したのがほぼ1か月前!しかも旅行から帰った翌日から体調を崩したので、なんとなく旅行記を纏める気力もなくそのままでした。
ただ、記憶はどんどん忘却の彼方にいってしまうので、思い切って写真の整理はしておこうと簡単に纏めてみました。

いちど、石垣島、西表島、竹富島など八重山諸島群と言われる小さな南の島に行ってみたいと思っていたものの、はるか遠く・・・
ところが羽田から石垣島の直行便を利用すると2時間半、えっ、そんな時間で沖縄の先まで行けるのかと思い、思わずツアーに申し込みました。3泊4日、亜熱帯への旅の出発です。
お天気は神のみぞ知る!季節も季節、沖縄地方は梅雨入りと聞き、当然雨かと思っていたのですが、それが高曇り時々晴れでした。
4日間の滞在中、雨が降るということもありませんでした。ただ、空港を下りるとやはり湿気のある空気に南国を感じました。
石垣島は、沖縄県では3番目の大きな島、台湾からはわずか277キロしか離れていません。
夕方、バスでホテルに直行、ホテルで荷物の整理をしてから、またバスに4,50分揺られて、団体用のレストランで島野菜と豚肉のしゃぶしゃぶの夕食をとりました。会食中に、三線を弾きながら歌う島唄を聴いて、あぁー本土から遠く離れた地、石垣島に来ているのだなという実感がわいてきました。

2日目
ホテルの場所は、石垣島の南、島の中心地に近く、離島への石垣港ターミナル駅も近い便のいい場所でした。
近くに桃林寺という八重山列島で最古の仏教寺院がありました。琉球王国王朝7代目によって創建されたという、朱塗りと独特な瓦葺を持った建物でした。



山門の仁王像と金剛力士は沖縄最古の木造建築
本土の神社建築には見られないボタンを浮き彫りにした棒状の肘気

波と鬼が彫られた蛙股、唐獅子など

築190年を経た赤瓦古民家(国の重要文化財)




離島桟橋入口に面したところに「730交差点」

1978年7月30日の交通法の改正で自動車の対面交通が右側通行から
左側通行に変更したことを記念した碑

離島ターミナル
ここからフェリーや小型船が離島と石垣島を行き来しています

船に乗って西表島に向かいます。所要時間は40分ぐらい

西表島
八重山諸島最大の面積を持ちながら、島の大部分は河口に広がるマングローブ林と
亜熱帯の原生林が占めています

「東洋のガラパゴス」と称されて、多くの自然が守られています。
このジャングルの中にイリオモテヤマネコやヤンバルクイナが生息しているのでしょうか

マングローブは、海水と淡水が混じる汽水域に植生する植物の総称で、
遊覧船で仲間川添いに1時間ほど観察ツアーを体験することができるようになっています

満潮時には水中から顔を出すマングロープ
引き潮と満潮ではまるで異なるそうです

ユニークなのは種は地面に突き刺さって発芽する言われています


由布島
西表島の南東、わずか400メートル先に由布島があり
その間を水牛車で15分かけてのんびりと渡ります


水深も満潮で水牛の膝ぐらい、牛車をギーギーと引きながら
ガイドさんが奏でる三線と水牛との息はぴったり、ゆらりゆらりと島に渡ります


渡った島は植物園になっていました
ハイビスカスやブーゲンビリアなどの亜熱帯の植物が咲いています

3日目
この日も、石垣港より船で10分、竹富島にでかけました。茅葺や赤瓦屋根の伝統的な集落景観を楽しみにしていました。島の人口は327人(令和5年)で駐在所もないそうです。


白砂を敷き詰めた道とサンゴ積みの石垣


国の「重要伝統的建造物群保存地域」に指定されています

村の人たちが、この集落を大切に守っている思いを感じました

竹富のビーチ「コンドイ浜」
ここは白い砂浜とコバルトブルーの海で有名ですが、梅雨の晴れ間で碧い海と青い空とまではいきませんでしたが、白い砂浜と波の静かな遠浅のビーチがどこまでも続き、フリーの旅行であれば予定を変更してゆっくりと滞在してみたいなと思いました。


見渡す限り水平線

「星の砂」で有名な皆治浜
 砂浜に手のひらをつけるとたくさんの砂がつき、その手についた砂の中から星の砂を探します
砂浜の近くには星の砂が入ったキーホルダーが販売されていました

4日目最終日
お昼の便で帰るので空港に向かう途中、石垣島随一の景勝地と言われている川平湾(かびら)に寄りました。透き通った海に、小さな緑の島々が浮かぶ美しい湾、ここは塩の流れが速いために遊泳禁止になっています。


船底がガラスになっているグラスボードが浮いています
乗船したまま水中を観察できるボートで、ボートの底がガラス面になっています

その透明度は天候や潮の満ち干など時間にもよって多少ちがうのだと思いますが
いろいろなサンゴ礁をみることができます
そのサンゴ礁の陰にはクマノミも泳いでいました
1時間近く船底を見ていたので、私は船酔いしてしまったのでした


思い切って行った、八重山諸島の旅はなかなか貴重な体験でした!
まさか、その翌日からコロナになるとは・・・

 

コメント (2)
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