小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

汽笛一声ウォーク

2010-12-23 | 日常

昨日、冬型の気圧配置が強まってクリスマス寒波がやってくるという気象庁の予報でしたが、太平洋側は相変わらずのポカポカ陽気、そんな日は暮の大掃除の絶好日和だったのですが、今年の歩きおさめと言い訳をして、今年最後のウォーキングにと出かけました。

カメラ片手に寄り道をしながら歩く散歩も楽しいのですが、今回はタイムを気にしながら、コース通りに歩くウォーキング協会主催の大会に参加しました。「汽笛一声ウォーク」といって、日本最初の鉄道が新橋~横浜(現 桜木町)間に開通したのを記念してそのルートを歩いてみようと企画されたものです。新橋―品川―川崎―鶴見―神奈川―横浜まで33キロを歩き通すというものですが、もちろん私たちはそんな距離を歩ける健脚ではないので、川崎から横浜を繋ぐ13キロコースを歩いてみました。

 

スタートは川崎稲毛神社、すでに境内は初詣の準備も整って、静かな歳末を迎えていました。

 

     

 

国道1号線をひたすら南下します。信号が多いので、歩くペースをつかめず少し戸惑ってしまいました。

鶴見川を渡ります。公害問題があった昔と違い、今は川崎の空気も鶴見川の水面もとても澄んできれいな印象を受けました。

     

 

JR国道駅は昔と変わらずレトロな駅舎で、この空間だけタイムスリップしたようでした。鮮魚卸しで有名な生麦魚河岸通り、魚屋さんが軒を連ねていますが、ほとんどのお店がシャッターを下ろしていました。休日だからでしょう。是非平日に訪れてみたいところです。

     

 

生麦事件の発祥の地は、個人のお宅の庭先にありました。

     

 

神奈川区の浦島町、シーズンオフなのか、運河に釣り船や屋形船が停泊し、まるでリラックスした様子で浮かんでいました。浜通りはなかなか風情のある魚師町通りでした。

     

 

みなとみらい方面の道路標識も見えて、ゴールが近くなってきたことがうかがえます。

     

 

冬の神奈川公園、陽だまりに雀が盛んに枯れ葉の地面を突き、ビルの陰で黄葉になるのが遅れたイチョウが冬の陽に輝いていました。

     

 

JR横浜駅を遠く右手に見ながらみなとみらい地区にいよいよ入ってきました。横浜の最大観光地は溢れるほどの人の波です。ほぼ快晴の空、穏やかな海と白い建物群、港には飛鳥Ⅱが停泊していました。

ゴールは赤レンガパーク、ほとんど休憩なしで歩き通した3時間!

ゴール地点につけば、クリスマス一色の赤レンガパークの華やかな雰囲気とはあまりにも不釣り合い、くたびれた足を芝生に投げ出し、今年の歩きおさめを締めくくったのでした。

    

コメント (9)
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