梅雨の合間の先週末、横浜三渓園内で羽化した蛍を、開園時間を延長して公開しているという情報に、蛍を見た記憶があるような?ないような?気がして、いいチャンスと夕方三渓園まで出かけてみました。
園内のどこから見ても絵になる三重塔は、お天気さえよければ、夕闇にすばらしいシルエットが浮かぶはずでしたが、梅雨空では諦めざるを得ませんでした。
蛍の鑑賞会は、午後7時30分頃からということで、園内を散策しながら待つこと1時間。大輪のアジサイが、深い緑の静寂の中に浮かび上がっていました。
大池や三重塔、鶴翔閣がライトアップされる頃、外苑奥の散策路を奥へと進み、水源近いところに陣取りました。振り返れば、あっという間に水路にはいくつもの人垣が・・・これでは蛍も出るに出れないのではと思っていると、草むらで一匹、2匹と光りだしました。その光は「ピカッ」でも「チカチカ」でもなく、少し心もとなく実に神秘的なのでした。そのうち、水際から木々の間をぬうように蛍の光りが舞い上がってきました。それは、「乱舞」とか「飛び交う」といった今までの蛍のイメージをはるかに超えたやさしい光りの軌跡で、まるで空気の中を漂っているようでした。
それにしても、蛍の光を追うギャラリーの多さとその喧噪に、蛍の観賞というよりは、蛍を見たという確証だけで、取りあえず納得して早々と引き上げました。
8時を過ぎた園内は、これから見ようとする長蛇の列がまだまだ続いていたのでした。
夕闇せまる大池
園内のどこから見ても絵になる三重塔は、お天気さえよければ、夕闇にすばらしいシルエットが浮かぶはずでしたが、梅雨空では諦めざるを得ませんでした。
蛍の鑑賞会は、午後7時30分頃からということで、園内を散策しながら待つこと1時間。大輪のアジサイが、深い緑の静寂の中に浮かび上がっていました。
大池や三重塔、鶴翔閣がライトアップされる頃、外苑奥の散策路を奥へと進み、水源近いところに陣取りました。振り返れば、あっという間に水路にはいくつもの人垣が・・・これでは蛍も出るに出れないのではと思っていると、草むらで一匹、2匹と光りだしました。その光は「ピカッ」でも「チカチカ」でもなく、少し心もとなく実に神秘的なのでした。そのうち、水際から木々の間をぬうように蛍の光りが舞い上がってきました。それは、「乱舞」とか「飛び交う」といった今までの蛍のイメージをはるかに超えたやさしい光りの軌跡で、まるで空気の中を漂っているようでした。
それにしても、蛍の光を追うギャラリーの多さとその喧噪に、蛍の観賞というよりは、蛍を見たという確証だけで、取りあえず納得して早々と引き上げました。
8時を過ぎた園内は、これから見ようとする長蛇の列がまだまだ続いていたのでした。
夕闇せまる大池